
単元未満株とは、100株そろえなくても買える株のことです。
日本株は1単元=100株が売買の単位なので、株価3,000円の会社なら本来は30万円が必要になります。
単元未満株のサービスを使えば、同じ会社を1株=3,000円から買えます。
少額で始めるための入口として紹介されることが多い仕組みです。
ただ、このサイトでの位置づけは少し違います。
高配当株を30銘柄に分けて持つという設計は、単元未満株がなければ成り立ちません。
少額で始めるための道具というより、分散という考え方を実際に実行できるようにする仕組みです。
📝 この記事でわかること
✅ 単元未満株=1単元100株をそろえなくても、1株から買える仕組み
✅ SBI証券のS株、楽天証券のかぶミニなどが代表的
✅ 配当は持っている株数の分だけ受け取れる
✅ 株主優待は100株以上が条件の会社がほとんどで、基本は対象外
✅ 実録の30万円ポートフォリオは1銘柄あたり平均10,132円
✅ 注文したときに見ていた値段では約定しない 実際は合計で1.06%高くついた

1株から買えるって、要するに少額でも株が持てるってことやんな。





そこは入口の話やな。
こっちで効いてるのはもうひとつの方で、30万円を30社に分けられることや。
100株単位やと、その30万円で1社しか買えん場面が普通に出てくるからな。
単元未満株とは|100株そろえなくても買える
日本の株式市場では、売買の単位が1単元=100株と決まっています。
証券取引所を通した通常の注文では、100株・200株といった単位でしか出せません。
単元未満株は、この単位に満たない株のことです。
証券会社が間に入る形で、1株単位の売買ができるサービスが用意されています。
SBI証券なら「S株」、楽天証券なら「かぶミニ」という名前です。
買うときの手数料は、どちらの証券会社も無料になっています。
ただし手数料がかからないことと、見えている値段で買えることは別の話です。
ここは後ろの章で実際の数字を出します。
2社のどちらを使うかはS株とかぶミニの比較にまとめました。
実際の注文画面の手順はSBI証券「S株」の買い方と楽天証券「かぶミニ」の買い方にあります。
30万円で30銘柄が成立するのは、この仕組みがあるから
実録の30万円ポートフォリオは、30銘柄に分けて買っています。
実際の投資額は303,966円で、1銘柄あたりの平均は10,132円です。
100株単位でこれをやろうとすると、まず成立しません。
株価1,000円の会社でも1単元で10万円かかるので、30万円では3社しか買えません。
株価が3,000円を超える会社なら、1社で30万円が消えます。
分散した方がいいという話はどこでも読めますが、100株単位のままだと先に必要なお金の話になってしまいます。
単元未満株があると、分散が金額の問題ではなく、やるかやらないかの問題に変わります。
1銘柄からの配当が全体の5%を超えないようにする、という決め方も、1株単位で株数を調整できるからできることです。
決め方は買い増す銘柄と株数はこう決めるに書きました。
いくらから始めるかの考え方は高配当株はいくらから始められる?です。





1株ずつ買うと、手数料負けせえへんの?





買付の手数料は無料やから、そこは大丈夫やな。
気にするとしたら次の章の話で、注文したときに見てた値段とは違う値段で約定することや。
そっちの方が金額としては効いてくるで。
見ていた値段では買えない|30銘柄の実データ
単元未満株の注文は、出してすぐ約定するとはかぎりません。
1日のうち決まったタイミングでまとめて処理されるものが多く、注文を出したときに見ていた値段と、実際に約定する値段はずれます。
実録で30銘柄を買ったときの数字がそのまま残っているので、出しておきます。
| 金額 | |
|---|---|
| 注文したときの株価で計算した合計 | 300,777円 |
| 実際に約定した合計 | 303,966円 |
| 差 | +3,189円(+1.06%) |
30銘柄のうち28銘柄が、注文時より高い値段で約定しました。
ずれの中央値は+0.99%、いちばん大きかった銘柄で+4.09%です。
安く約定したのは2銘柄だけでした。
これは手数料ではありません。
約定するまでに時間が空くぶん、その間の値動きが乗ってきます。
リアルタイムで売買できるサービスもありますが、そちらは実勢の値段との差が乗る形になります。
どちらにしても、見えている値段ちょうどでは買えないと思っておくのが実際的です。
もうひとつ、売買が少ない銘柄では値段が飛びやすくなります。
買いたい人と売りたい人が並んでいる数が少ないので、成行の注文が思ったより高いところで約定することがあります。
1回の金額が小さいので実害は数十円から百数十円ですが、「ぴったりこの値段で買う」という期待は持たない方が気が楽です。





1%も高くつくんやったら、けっこう痛いんちゃう?





1回の買い物としては痛いな。
ただ配当を受け取り続ける前提やと、この1%は最初の1回だけの話や。
利回り4%で持ち続ける方の金額の方が、時間が経つほど大きくなるからな。
配当はもらえる。優待はほぼもらえない
配当は、持っている株数の分だけ受け取れます。
1株なら1株分、37株なら37株分です。
100株未満だから減らされる、ということはありません。
受け取り方の設定だけは先にしておく必要があります。
証券口座で受け取る形にしていないと、NISAで買っていても課税されてしまいます。
手順は株式数比例配分方式とはに書きました。
一方で株主優待は、100株以上を条件にしている会社がほとんどです。
単元未満株のままでは基本的に対象外だと思っておいた方がいいです。
1株から対象になる会社が紹介されることもありますが、優待の条件は会社の判断でいつでも変わりますし、優待そのものを取りやめる会社もあります。
議決権もありません。
株主総会で投票する権利は1単元につき1個なので、100株未満では持てない形になります。





優待がもらえへんのは、けっこう損した気分にならへん?





こっちは優待を選ぶ理由にしてへんからな。
使わんかったら価値はゼロやし、廃止されたら残らへん。
配当は現金で1円単位やから、そっちで数えるようにしてるで。
NISAで買えるのは成長投資枠の方
単元未満株はNISAでも買えます。
ただし使えるのは成長投資枠の方で、つみたて投資枠では買えません。
つみたて投資枠の対象は金融庁が指定した投資信託とETFに限られていて、個別株は入っていないからです。
このサイトでは、つみたて投資枠でインデックス、成長投資枠で高配当株、という置き方にしています。
増やす側と受け取る側で枠を分けるという考え方で、詳しくはインデックスと高配当株の二刀流に書きました。
まぐのメモ
単元未満株がなかったら、30銘柄に分けるという形は選べませんでした。
100株単位でそろえるなら、資金が貯まるまで銘柄を絞るか、1社ずつ順番に買っていくことになります。
どちらも買う時期が偏るので、やりたい形とは違いました。
実際に使ってみて分かったのは、値段がぴったりにならないことです。
板が薄い銘柄だと、成行の注文が思ったより高いところで約定します。
毎回そうなるので、いまはその前提で株数を決めるようにしています。
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よくある質問(FAQ)
Q1. 単元未満株でも配当金はもらえますか?
もらえるで。
1株なら1株分、37株なら37株分が入る。
⚠️ただし受け取り方を証券口座に設定してへんと、NISAで買ってても税金が引かれるから、そこだけ先にやっといてな。
Q2. 単元未満株で株主優待はもらえますか?
ほとんどの会社は100株以上が条件やから、基本はもらえへんと思っといた方がいいな。
1株から対象という会社が紹介されることもあるけど、条件は会社の都合で変わるし、優待をやめる会社もある。
優待を目当てにするなら、いま実施してるかを会社のIRで確かめてからやで。
Q3. 注文した値段と約定した値段が違うのはなぜですか?
注文がすぐには通らへんからやな。
決まったタイミングでまとめて処理されるぶん、その間の値動きが乗ってくる。
実際に30銘柄買うたときは、合計で1.06%高くついたで。
Q4. 100株貯まったらどうなりますか?
同じ銘柄を買い足して100株になったら、単元株として扱われるで。
議決権も付くし、優待がある会社なら条件に届くことになる。
ただ100株そろえるのを目標にはしてへんな。
1銘柄に寄せるより、配当の薄い業種に足す方を先にしてるで。
まとめ
単元未満株は、1単元100株をそろえなくても1株から買える仕組みです。
SBI証券のS株、楽天証券のかぶミニなどがあり、買うときの手数料はかかりません。
配当は持っている株数の分だけ受け取れますが、株主優待は100株以上を条件にしている会社がほとんどで、基本は対象外です。
議決権もありません。
注意しておきたいのは、注文したときに見ていた値段では約定しないことです。
実録で30銘柄を買ったときは、28銘柄が注文時より高く約定し、合計で1.06%上振れしました。
1回きりの話ではありますが、知らずに買うと数字が合わなくなります。
そのうえで、この仕組みがなければ30万円で30銘柄という形は選べませんでした。
少額で始めるための入口という以上に、分散を実際にやれるようにしている仕組みだと思っています。
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📈 この用語を使って実際の銘柄を見てみる?
magnikki.comでは、PER/PBR/配当利回り/自己資本比率/連続増配など、当サイトで解説してる用語を活用して10年データで高配当銘柄を徹底分析してます。
✅ KDDI(9433)|24期連続増配・利回り3.08%
✅ NTT(9432)|15期連続増配・利回り3.5%
✅ アサヒGHD(2502)|18期連続増配・利回り3.4%
✅ 日本製鉄(5401)|PBR0.56・利回り4-5%
✅ JT(2914)|配当利回り4%超え
■証券口座を開設するなら、SBI証券と楽天証券の2社が鉄板や!
【2社共通の強み】
・国内株売買手数料:0円(2023〜)
・NISA:両方フル対応、つみたて枠の商品数もほぼ同等
・クレカ積立:両方対応(SBI=三井住友/楽天=楽天カード)
・入金:即時入金・手数料無料
【選び方の目安】
・楽天経済圏(楽天カード/楽天市場/楽天モバイル)なら → 楽天証券
・三井住友カードやPonta/Vポイント派なら → SBI証券
・どっちも使ってないなら → SBI証券(業界最大手で品揃え広い)
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