
オルカン(全世界株式)とは、世界中の株式に分散投資できる投資信託のこと。
S&P500との違い・特徴・長期投資への適性をわかりやすく解説。
■オルカンって?
📝 この記事でわかること
✅ オルカンって?
✅ オルカンの中身は?
✅ 信託報酬(コスト)はどれくらい?
✅ オルカンとS&P500の違いを比較
✅ オルカン vs S&P500 どちらを選ぶべきか?

チャッピー、「投資はS&P500かオルカンにしとけばいいよ」ってよく聞くけど、オルカンってなんなん?





ええ質問やな!
オルカンは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」っていう投資信託のことやで。
「オール・カントリー」を略して「オルカン」って呼ばれてるんや。





オール・カントリー…つまり全世界の株に投資できるってこと?





そういうことや!
1本買うだけで世界約47ヵ国・約3,000銘柄に分散投資できるんやで。
MSCI ACWI(MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス)っていう指数に連動してて、時価総額の比率で自動的に組み入れ比率が決まる仕組みやねん。





MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスってなんのこと?





世界中の株式市場を網羅した指数のことや。
先進国23ヵ国+新興国24ヵ国、合計約47ヵ国の大型・中型株を対象にしてる。
この指数に連動するように運用されてるから、オルカンを1本持つだけで「世界の株式市場まるごと」に投資できるんや!
■オルカンの中身は?





2026年時点の国別比率はこんな感じやで。
| 国・地域 | 比率(目安) | 主な企業 |
|---|---|---|
| アメリカ | 約60〜64% | Apple、NVIDIA、Microsoft、Amazonなど |
| 日本 | 約5% | トヨタ、ソニー、三菱UFJなど |
| イギリス | 約3% | AstraZeneca、Shell、HSBCなど |
| フランス | 約3% | LVMHモエヘネシー、トタルなど |
| カナダ | 約3% | Royal Bank、Shopifyなど |
| インド | 約2% | リライアンス、インフォシスなど |
| 中国 | 約2% | テンセント、アリババなど |
| その他 | 約22% | ドイツ・台湾・スイスなど |





アメリカが6割以上か。
結局アメリカが多めなんやな。





そうやねん。
今は世界の株式市場でアメリカが最大やから自然とそうなるんや。
でも例えば将来インドや東南アジアの経済が大きくなったら、その比率もちゃんと増えていく仕組みになってるで。
「世界の成長を自動で取りに行く」のがオルカンの強みやな!





日本は5%しかないんやな。





日本経済の世界シェアがそれくらいやからやで。
日本在住の日本人やと、給料や不動産も円建てやから、
「投資まで日本株だけ」にすると日本経済への依存度が高すぎるんよね。
だからオルカンで世界に分散しておくのは、リスク管理的にも理にかなってるんや!
■信託報酬(コスト)はどれくらい?





投資信託ってコストがかかるんやろ?
オルカンは高いの?





むしろ業界最低水準の激安コストやで!
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の信託報酬:年0.05775%
100万円を1年間持ち続けても、かかる手数料はたったの577円やで。





577円!
?めちゃくちゃ安いな。





そうやで!
昔の投資信託は信託報酬が1〜2%もあって、長期で積み立てると手数料だけで数十万円取られることもあった。
でも今のeMAXIS Slimシリーズは「業界最低水準を目指す」って方針で、どんどんコストを下げてきてるんや。
長期投資ではコストの差が複利で積み重なるから、低コストはめちゃくちゃ重要なんやで!
| 投資信託 | 信託報酬 | 100万円×20年のコスト(概算) |
|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン) | 0.05775% | 約11,550円 |
| 一般的なアクティブファンド | 1.5%前後 | 約300,000円以上 |
| 昔のインデックスファンド | 0.5〜1% | 約100,000〜200,000円 |
■オルカンとS&P500の違いを比較





そういえばS&P500もよく聞くよな。
オルカンとどう違うん?





S&P500は「アメリカの大企業500社」に絞った指数で、オルカンは「世界全体」に投資するんや。
表で比べてみるで!
| 比較項目 | オルカン | S&P500 |
|---|---|---|
| 投資対象 | 全世界約47ヵ国 | アメリカのみ |
| 銘柄数 | 約3,000銘柄 | 約500社 |
| 米国比率 | 約60〜64% | 100% |
| 分散度 | ◎ 世界全体 | △ アメリカ集中 |
| 過去リターン(年平均) | 7〜8%前後 | 8〜10%前後 |
| 信託報酬(eMAXIS Slim) | 0.05775% | 0.09372% |
| 為替リスク | 多通貨分散 | ドル一本 |
| 向いてる人 | リスク分散重視派 | アメリカ成長に賭けたい派 |







過去のリターンはS&P500の方が高いんやな。
じゃあS&P500の方がいいんちゃう?





過去の実績だけ見るとS&P500の方がリターンは高かったんやけど、あくまで「過去の話」やで。
これから先もアメリカが一強やとは限らへんから、世界全体に分散したいならオルカンの方が安心感はあるんや。
どっちが正解ってわけやなくて、「アメリカ経済を信じるか」「世界全体に分散したいか」で選べばええと思うで!
■オルカン vs S&P500 どちらを選ぶべきか?





結局、どっちを選んだらいいんやろ…?





両方にそれぞれ長所・短所があるんや。
整理してみるで!
オルカンの長所・短所
- 長所①:世界47ヵ国に分散できる → 特定の国・地域リスクを軽減
- 長所②:世界の成長を自動で取り込める → 将来どの国が伸びても恩恵を受けやすい
- 長所③:信託報酬が超低コスト(0.05775%)
- 長所④:積立NISAの対象商品で非課税積立できる
- 短所①:米国比率が60%以上あるため、S&P500と値動きが似てしまう
- 短所②:新興国を含むため、新興国リスク(政治不安・通貨安)も内包している
- 短所③:S&P500より過去リターンがやや低め
S&P500の長所・短所
- 長所①:過去の長期リターンが高い(年平均8〜10%前後)
- 長所②:Apple・Microsoft・NVIDIA等の世界最強企業が集まる
- 長所③:シンプルに「アメリカを買う」で迷いがない
- 短所①:アメリカ一国集中リスクがある
- 短所②:米国株が長期低迷した場合の影響が大きい
- 短所③:ドル建て資産のみなので為替リスクがダイレクト





じゃあ結局どっちなん?





こんな感じで選ぶのがええと思うで!
オルカン向き:「とにかく分散して長期でほったらかしたい」「アメリカだけに賭けるのは不安」「投資初心者でシンプルに始めたい」
S&P500向き:「アメリカ経済の成長を信じてる」「高リターンを狙いたい」「過去データを重視する」
どちらも優秀な選択肢やで。
「どっちかにしないと!」と悩みすぎずに、まず始めることの方が大事やで!
実際に両方積み立てるのもアリやし、コアをオルカン、サテライトをS&P500にするコアサテライト戦略も人気やで。
■NISAつみたて投資枠での活用





NISAでオルカンを買うと、どんなメリットがあるの?





NISAのつみたて投資枠でオルカンを積み立てると、利益が非課税になるんや!
通常は株の利益や配当に約20%の税金がかかるけど、NISA口座やと0%や。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 非課税枠 | 年間120万円(つみたて投資枠) |
| 非課税期間 | 無期限(2024年の新NISA制度から) |
| 最低積立額 | 月100円から |
| 対象 | eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)はつみたて投資枠の対象 |
| 口座開設 | SBI証券・楽天証券・マネックス証券などのネット証券 |





20年積み立てたら、非課税の効果ってどれくらいちがうの?





月3万円×20年(元本720万円)を年率7%で運用した場合で比較してみるで!
NISA口座の場合:運用益約1,070万円 → 税金0円 → 手取り運用益1,070万円
課税口座の場合:運用益約1,070万円 → 税金約214万円 → 手取り運用益約856万円
NISA口座の方が約214万円もトクになるんや!
長期になればなるほど、非課税の恩恵は大きくなるで。
■オルカンで気をつけること





オルカンってほぼ完璧に聞こえるけど、デメリットはないの?





もちろんリスクもあるで。
主に3つ気をつけることがある!
- 米国偏重リスク:組み入れの60%以上が米国株。「全世界」と言いながら実質的にはアメリカの影響を強く受ける。米国株が大幅下落すると、オルカンも大きく下がる。
- 為替リスク:外国株式ファンドなので、円高が進むと運用成績が目減りすることがある。ただし長期では為替の影響は平準化される傾向がある。
- 短期での元本割れリスク:積立を始めてすぐに暴落が来ることもある。ドルコスト平均法で積み立て続けることで、長期的には回復するケースが多いが、短期の損失に動揺して売ってしまうのが最大のリスクやで。





短期で売らないことが大事なんやな。





そうや!
過去のデータを見ると、リーマンショックやコロナショックでも長期で積み立て続けた人は回復して利益を出してるんや。
一時的な下落で売ってしまう「狼狽売り」が一番もったいないで。
「20〜30年持ち続ける覚悟で買う」って気持ちが大切やな!
■過去リターンの比較





具体的にオルカンとS&P500のリターン比較を見せて!





過去のデータ(参考値)をまとめてみるで。
あくまでも「過去の実績」であって、将来を保証するわけやないからな!
| 期間 | オルカン(MSCI ACWI) | S&P500 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 直近1年 | 約+20%前後 | 約+25%前後 | 米国株の好調で差がついた |
| 直近5年(年平均) | 約+12〜14% | 約+15〜18% | テック株主導の米国優位 |
| 直近10年(年平均) | 約+9〜11% | 約+12〜14% | 米国が世界をリード |
| 直近20年(年平均) | 約+7〜9% | 約+9〜11% | 2000年代は新興国が活躍した時期も |
| 長期(30年以上、参考) | 約+7〜8%程度 | 約+9〜10%程度 | 歴史的平均の目安 |





S&P500の方がリターン高いな〜。
やっぱりS&P500にしようかな。





気持ちはわかるけど、注意点が2つあるで。
①過去30年は「アメリカの世紀」やったから、今後も同じとは限らん。
②2000〜2010年の「失われた10年(米国株)」では、S&P500の10年リターンはほぼ0%やったんや。
その期間はむしろ新興国や商品相場が活躍してた。
「過去の勝者が未来の勝者」とは限らないんが投資の難しさやで。
似たようなETFに「VT」もあるで





余談やけど、VTっていう似たようなETFもあるで!
「Vanguard Total World Stock ETF」の略で、「オルカンのETF版」みたいな感じやな。
オルカンが「MSCI ACWI」、VTは「FTSE Global All Cap Index」っていう別々の指数に連動してるんやけど、どちらも全世界の株式をカバーしてて中身はほぼ似たようなもんやで。
| 比較項目 | オルカン(eMAXIS Slim) | VT |
|---|---|---|
| 種類 | 投資信託 | ETF |
| 通貨 | 円建て | 米ドル建て |
| ベンチマーク | MSCI ACWI | FTSE Global All Cap |
| 購入方法 | 金額指定・自動積立 | 株数単位・リアルタイム売買 |
| 銘柄数 | 約3,000 | 約9,000 |
| 信託報酬 | 0.05775% | 0.07%(経費率) |
| NISA対応 | ○(つみたて投資枠対応) | △(成長投資枠のみ) |
| 向いてる人 | 初心者・積立NISA派 | 中級者・ETF経験者 |





ETFはやっぱりちょっと上級者向けやな。
積立NISAでまずオルカンから始めるのがよさそうやな。





せやな!
指数は違うけど結果的にはどちらも大差ない動きをすることが多いで。
VTは自分でドルに換えてタイミング見て買う手間があるから、まずはオルカンを積立NISAでコツコツ始めるのが一番ラクやで。
■まとめ
・オルカンは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の愛称。
インデックス投資の定番商品
・MSCI ACWIに連動し、世界47ヵ国・約3,000銘柄に分散投資できる
・米国比率が約60〜64%と高め。
日本は約5%程度
・S&P500より分散は広いが、過去リターンはやや低め(年平均7〜8%前後)
・信託報酬が年0.05775%と業界最低水準の超低コスト
・NISAつみたて投資枠対応で、月100円から非課税で積み立てられる
・注意点は米国偏重リスク・為替リスク・短期の元本割れ
・迷ったら「オルカン1本から」が初心者向けの最も無難な選択
■まぐのメモ
オルカンは「世界まるごとパック」みたいな投資信託やな。
ほったらかしで世界の成長を取りに行けるから、投資初心者にはぴったりや!
信託報酬が年0.05775%って、20年間持ってもめちゃくちゃ安いんが実感できてよかった。
昔の投資信託は手数料だけで何十万円も取られてたって考えると、今の時代に投資できることがいかにラッキーかわかるわ。
「迷ったらオルカン1本」ってよく言われる理由、ちゃんと理解できた気がする。
分散・低コスト・ほったらかしの3拍子が揃ってるんやな。
慣れてきたらS&P500や高配当ETFを足していくのもアリやな!
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■証券口座を開設するなら、SBI証券と楽天証券の2社が鉄板や!
【2社共通の強み】
・国内株売買手数料:0円(2023〜)
・NISA:両方フル対応、つみたて枠の商品数もほぼ同等
・クレカ積立:両方対応(SBI=三井住友/楽天=楽天カード)
・入金:即時入金・手数料無料
【選び方の目安】
・楽天経済圏(楽天カード/楽天市場/楽天モバイル)なら → 楽天証券
・三井住友カードやPonta/Vポイント派なら → SBI証券
・どっちも使ってないなら → SBI証券(業界最大手で品揃え広い)
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よくある質問(FAQ)
Q1. オルカンとS&P500はどちらを選べばよいですか?
投資方針によるで。
S&P500は米国集中で過去リターンが高く、オルカンは世界47カ国以上に分散しリスクが低め。
「米国を信頼してシンプルに」ならS&P500、「世界全体に分散」ならオルカンがおすすめや。
どちらもNISAのつみたて投資枠で積み立てられるで。
両方を組み合わせるコアサテライト戦略も有効やで。
Q2. オルカンの米国比率はどのくらいですか?
時価総額加重平均のため、現在は約60〜64%が米国株で占められとる。
つまりオルカンを買っても実質的には米国株が主体になるため、S&P500との差異はそれほど大きくない面もあるで。
ただし残りの40%が世界各国に分散されとるから、純粋な米国集中リスクは回避できるで。
Q3. オルカンはどこで買えますか?
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は楽天証券・SBI証券・マネックス証券などのネット証券で購入できるで。
NISAのつみたて投資枠の対象商品で、毎月100円から積み立てられる。
信託報酬は年0.05775%と超低コストや。
Q4. オルカン1本で老後資金は十分作れますか?
月3万円×30年積立で年7%運用なら、最終資産は約3,660万円(元本1,080万円+利益約2,580万円)。
月5万円×30年なら約6,100万円にもなるで。
過去実績ベースの試算やから将来保証はないけど、オルカン1本でも老後資金の主力は十分狙えるレベルや。
ただし暴落期は-30〜40%の下落も想定して、取り崩しタイミングを分散するのが大事や。
Q5. オルカンと他の全世界株式ファンドの違いは?
「オルカン」=「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の愛称で、MSCI ACWI連動。
同じMSCI ACWI連動のファンドには「SBI・全世界株式インデックス・ファンド(雪だるま)」なんかもあるで。
信託報酬は「雪だるま」0.1102%に対してオルカン0.05775%とオルカンの方が安い。
迷ったら最安コストで純資産最大級のオルカンを選んでおけばハズレはない。
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・S&P500:米国大型株500銘柄で構成される代表的な株価指数
・NISA:少額投資非課税制度、オルカンの積立先として定番
・信託報酬:投資信託の運用コスト、オルカンは年0.05775%
・インデックス投資:指数連動型の長期投資スタイル
・分散投資:複数資産に分けてリスクを抑える基本戦略
📚 このシリーズの全用語はお金の用語集|投資・資産形成の基本用語100選でまとめて確認できます。



