対象期間:2026年8月10日〜8月14日(W33)
出典:Yahoo!ファイナンス、日本経済新聞、株探、yfinance、日経平均プロフィル
- 今週の結論
- 今週の主要指数(週間騰落)
- 日経平均(+4.74%)|4営業日すべて上昇し、一時69,600円台
- TOPIX(+3.00%)|8日続伸で史上最高値を更新
- S&P500(+0.36%)|週の終値としては過去最高
- NASDAQ(+0.14%)|ほぼ横ばい、最高値までは1.35%
- NYダウ(−0.56%)|主要3指数で唯一の下落
- SOX半導体(+0.49%)|月曜に−2.94%、水曜に+2.49%
- WTI原油(+5.37%)|ホルムズ海峡をめぐる交渉が振り出しに
- ドル円(+1.74%)|協調介入から2週間で159円台へ
- 今週のテーマ①:商いは少し細っても堅調
- 今週のテーマ②:上げたのは、指数の一部だった
- まぐのメモ:指数の最高値と、自分の持ち株は別の話
- 今週のまとめ
- よくある質問(FAQ)
- 前後の相場振り返りもチェック
今週の結論
日本株:日経平均は週間+4.74%の68,713円でした。
8月11日が山の日で休場だったため取引は4日間でしたが、その4日すべてが上昇しています。
金曜には取引時間中に一時69,608円まで買われ、69,000円台の回復は7月13日以来、約1か月ぶりとなりました。
TOPIXは週間+3.00%の4,197。
8日続伸で史上最高値を更新し、一時は初めて4,200台に乗せています。
米国株:S&P500は週間+0.36%の7,785で、週間の終値としては過去最高になりました。
NASDAQは+0.14%、NYダウは−0.56%と、3指数の方向はそろっていません。
SOX半導体指数は+0.49%でした。
7月の米消費者物価指数と生産者物価指数がそろって落ち着いた内容となり、早期の利上げ観測が後退したことが支えになっています。
原油・為替:WTI原油は週間+5.37%の82.38ドル。
ホルムズ海峡をめぐる米国とイランの交渉が行き詰まり、月曜だけで+5.05%と急伸しました。
先週は和平への期待から−8.88%だったので、2週で向きが入れ替わったことになります。
ドル円は週間+1.74%の159円40銭で、円安に振れました。
7月31日の協調介入で一時155円台前半まで円高が進みましたが、2週間で159円台まで戻しています。

TOPIXとS&P500が、そろって週の終値で最高値か。
日米そろって強い週やったんやな。





そこは正確に見といたほうがええな。
最高値を更新したのはTOPIXとS&P500の2つで、NYダウは週間−0.56%と下げてる。
日経の+4.74%に対して、S&P500は+0.36%や。
同じ「最高値」でも、上げ幅はまるで違う。





なるほどな。
米国は最高値の水準にはおるけど、今週ぐっと上げたのは日本のほうか。
今週の主要指数(週間騰落)
| 指数 | 週間騰落 | 終値 | 最高値からの距離 |
|---|---|---|---|
| 日経平均 | +4.74% | 68,713.80 | −5.05% |
| TOPIX | +3.00% | 4,197.20 | 史上最高値を更新 |
| S&P500 | +0.36% | 7,785.76 | −0.17%(8/13に最高値を更新) |
| NASDAQ | +0.14% | 26,729.16 | −1.35% |
| NYダウ | −0.56% | 53,732.41 | −1.13% |
| SOX半導体 | +0.49% | 12,417.05 | −15.15% |
| WTI原油 | +5.37% | 82.38ドル | — |
| ドル円 | +1.74% | 159円40銭 | — |
※「最高値からの距離」は終値ベースの最高値(ATH=All Time High)と比べた水準です。
今週は「日々の終値」と「週の終値」で見え方が変わります。
TOPIXは8月12日から3日連続で日々の終値の最高値を更新し、金曜がそのまま最高値です。
S&P500は8月13日に7,798で日々の終値の最高値をつけたあと、金曜は−0.17%で終えたため、日々の終値では最高値に届いていません。
ただし週の終値どうしで比べると、7,785.76は過去最高になります。
日経平均の終値の最高値は6月25日の72,366円で、今週の終値はそこから5.05%下の水準です。
日本・米国とも8月14日終値の時点で、週間騰落は8月7日終値を起点にしています。
日経平均(+4.74%)|4営業日すべて上昇し、一時69,600円台


日経平均は週間+4.74%の68,713円。
前週末から3,107円の上昇です。
山の日をはさんで取引は月・水・木・金の4日でしたが、そのすべてが上昇しました。
月曜は+2.08%(+1,363円)と3日ぶりに急反発しています。
前週末の米国市場で7月の雇用統計が市場予想を大きく下回り、早期の利上げ観測が後退してハイテク株が買われた流れを、そのまま引き継ぎました。
ただし値上がり銘柄数は916で、プライム市場全体の6割弱にとどまっています。
水曜は+0.83%(+554円)。
この日の夜に7月の米消費者物価指数の発表を控えていたため前場は様子見でしたが、後場に上げ幅を広げました。
木曜は+1.16%(+785円)で、前日のCPIがインフレの落ち着きを示したことを受け、半導体株に資金が向かっています。
金曜は+0.59%(+405円)。
朝方は一時1,300円近く上昇して69,608円まで買われましたが、買いが一巡したあとは伸び悩み、高値から894円下げて引けました。
この日は日本のオプションSQにあたります。
もうひとつ、今週の上げには特徴があります。
日経平均を押し上げた上位2銘柄だけで、4日合計で約1,835円分を占めました。
週間の上げ幅3,107円の、およそ6割にあたります。
しかもアドバンテストは4日とも押し上げ役の筆頭で、金曜には連日の最高値を更新しました。





4日連続で上げて3,107円か。
そのうち1,835円が毎日たった2銘柄っていうのは、ちょっと偏りすぎちゃうか。





そや、そこが今週の日経平均の性格やな。
金曜にいたっては、上げ幅405円のうち2銘柄で356円分を占めてる。
指数の数字だけ見てると、市場全体が同じだけ上がったように錯覚してまう。





金曜は一時69,600円台まで行ったのに、そこから894円戻して引けたんやな。





その日はオプションSQで、需給で振れやすい日ではあるな。
朝の勢いがそのまま続かんかったのは事実やから、来週の入り方を見てからでも遅うはない。
TOPIX(+3.00%)|8日続伸で史上最高値を更新


TOPIXは週間+3.00%の4,197.20。
8日続伸で、史上最高値を更新しました。
金曜には取引時間中に4,220.31まで上げ、初めて4,200台に乗せています。
水曜の時点で、7月6日につけていた終値の最高値をおよそ1か月ぶりに更新しました。
この日は大手銀行株にも買いが集まり、ほぼ高値引けとなっています。
木曜、金曜も更新を続け、3日連続の最高値更新で週を終えました。
ここで日経平均と比べておきます。
TOPIXは最高値そのものにいる一方で、日経平均は最高値から5.05%下にいます。
日経平均の終値の最高値は6月25日の72,366円で、そこにはまだ届いていません。
先週の時点では日経平均が最高値から9.34%下でしたから、1週間で差を4ポイント以上詰めたことになります。





TOPIXは最高値やのに、日経平均はまだ5%下なんか。
同じ日本株やのに、ずいぶん違うな。





中身が違うからな。
日経平均は225銘柄の株価を足して割る作り方やから、株価の高い銘柄の値動きが大きく効く。
TOPIXはプライム全体を時価総額で見るから、幅広い銘柄の動きが出やすい。
TOPIXが先に最高値に戻ったということは、6月以降は値がさ以外も買われてきた、ということや。





ということは、今週も幅広く買われたってことなんかな。





今週と、6月からの流れは分けて考えたほうがええ。
今週だけ見ると、日経平均+4.74%がTOPIX+3.00%を上回ってる。
今週に限っては値がさのほうが強い。
6月からの積み重ねではTOPIX型が強い、というだけの話やな。
S&P500(+0.36%)|週の終値としては過去最高


S&P500は週間+0.36%の7,785.76でした。
木曜に7,798.99をつけて日々の終値の最高値を更新しましたが、金曜は−0.17%で、その水準には届かずに週を終えています。
ただし週の終値どうしで比べると、7,785.76は過去最高です。
先週の7,757.64も当時の最高でしたから、2週続けての更新になります。
週の前半は下げていました。
月曜が−0.06%、火曜が−0.32%と、CPIの発表を前に様子見が続いています。
水曜に発表された7月のCPIは、前年比+3.4%と市場予想どおりでした。
コア指数は前年比+2.5%で、年初来の低い伸びに並んでいます。
木曜に発表された7月の生産者物価指数は、前月比±0%と予想の+0.2%を下回りました。
物価の上昇が一段落したことが2日続けて確認され、早期の利上げ観測が後退しています。
9月の米連邦公開市場委員会で政策金利が据え置かれる確率は、1か月前の2割程度から6割まで上がりました。
金曜に発表された7月の米小売売上高は前月比−0.6%と、予想の+0.1%に反して減少しました。
8月のミシガン大学消費者信頼感指数も51.0と、予想の55を大きく下回っています。
指標としては弱い内容ですが、株式市場の反応は限定的でした。





経済指標が予想を下回ってるのに、株はほとんど下げてへんのやな。





いまの相場はそういう反応をするな。
指標が弱いと景気には悪い。
ただ同時に、利上げが遠のくという話にもなる。
いまは後者のほうを見てるから、弱い数字が下げ材料になりきってへん。





金曜に最高値に届かんかったのに、週で見たら最高値っていうのは、ややこしいな。





見る単位が違うだけや。
日々の終値で見たら木曜が最高で、金曜はそこから0.17%下。
週の終値どうしで並べたら、今週の7,785が一番上になる。
どっちも正しいから、どっちの話をしてるかを決めて読むのが大事やな。
NASDAQ(+0.14%)|ほぼ横ばい、最高値までは1.35%


NASDAQは週間+0.14%の26,729.16と、ほぼ横ばいでした。
月曜が−0.32%、火曜が−0.60%と下げたあと、水曜+0.54%、木曜+0.81%と戻し、金曜は−0.28%です。
終値の最高値は6月2日の27,093で、そこからは1.35%下の水準にいます。
金曜は半導体製造装置のアプライド・マテリアルズが−5.12%と下げました。
決算そのものは良い内容でしたが、同社の株価は今年に入ってすでに2倍を超えており、期待をさらに上回るほどではなかったという受け止めです。
一方でAMDは+6.50%と上げています。





好決算なのに5%下げるんか。
先週のタイヤの会社の話と似てるな。





形は似てるけど中身は逆や。
先週のTOYO TIREは、上方修正の見出しの下で営業利益が下がってた。
今回のアプライドは中身も良かった。
ただ株価が今年だけで2倍以上になってて、良い決算はもう織り込まれてた。
決算が良いかどうかと、株価が上がるかどうかは別々に見る必要があるな。
NYダウ(−0.56%)|主要3指数で唯一の下落


NYダウは週間−0.56%の53,732.41で、主要3指数のなかで唯一下落しました。
月曜から水曜まで小幅に下げ続け、木曜に+0.13%と反発したものの、金曜も−0.20%で終えています。
終値の最高値は8月5日の54,349ドルで、今週の終値はそこから1.13%下の水準です。
先週はNYダウも週の終値で最高値を更新していましたから、今週はそこから一歩下がった形になります。





ダウだけ下げてるのは、何か理由があるんかな。





ダウは30銘柄の株価平均で、ハイテク以外の比重が大きい構成や。
今週の米国市場で買われたのはAIや半導体まわりやから、その恩恵が届きにくい。
S&P500が最高値でダウが下げる、というのはこういうときに起きる。
SOX半導体(+0.49%)|月曜に−2.94%、水曜に+2.49%


SOX半導体指数は週間+0.49%の12,417.05でした。
週間ではわずかな上昇ですが、日ごとの振れは大きくなっています。
月曜に−2.94%と下げたあと、水曜に+2.49%と戻し、木曜は+0.46%、金曜は−0.31%でした。
終値の最高値は6月22日の14,634で、そこからは15.15%下の水準にいます。
日経平均やTOPIXが最高値の近くにいるのに対して、SOXだけは戻りが浅いままです。





日本の半導体株が主役やった週やのに、SOXは横ばいなんやな。





ここは時差に気をつけたいところやな。
月曜の東京が織り込んだのは、その前の金曜の米国市場や。
米国の月曜はもう東京が引けたあとに始まってる。
同じ「月曜」でも見てる時間帯が違うから、そのまま並べると話が合わんようになる。
WTI原油(+5.37%)|ホルムズ海峡をめぐる交渉が振り出しに


WTI原油は週間+5.37%の82.38ドルでした。
月曜だけで+5.05%と急伸しています。
先週は−8.88%でしたから、2週で向きが入れ替わったことになります。
先週は米国がイランへの攻撃計画を撤回し、和平の早期合意への期待から原油が下げていました。
今週はその流れが逆に動いています。
イランが安全保障のトップに強硬派の元司令官を任命し、ホルムズ海峡の再開の条件として損害賠償などを米国側に求めました。
米国側も賠償を求める考えを示したため、交渉の先行きが見えにくくなっています。





先週は和平が近いって話やったのに、1週間でこれか。





こういう材料はよう往復するな。
火曜には合意に近づいたという発言が伝わって、原油は伸び悩んでる。
そのあとまた強硬な姿勢が伝わって高止まりや。
1週間の値動きを1つの理由で説明しきろうとせんほうがええ場面やと思う。
ドル円(+1.74%)|協調介入から2週間で159円台へ


ドル円は週間+1.74%の159円40銭で、円安に振れました。
先週末のニューヨーク市場の終値156円68銭からの比較です。
7月下旬に一時164円に迫ったあと、7月31日に15年ぶりの日米協調介入が実施され、8月3日には一時155円台前半まで円高が進みました。
そこから2週間で、159円台まで戻したことになります。
今週の各日のニューヨーク市場の終値は、月曜が159円35銭、火曜が159円17銭、水曜が159円54銭、木曜が159円56銭、金曜が159円40銭でした。
週を通して、2つの力が引っ張り合っています。
円安に働いたのは原油高で、これに連れて米国の長期金利が上がり、ドルが買われました。
円高に働いたのはCPIとPPIの落ち着きで、早期の利上げ観測が後退するとドルが売られています。
また木曜の東京市場の時間帯には、政府が日銀の利上げを支持しているとの報道が伝わり、為替が急速に円高方向に振れる場面がありました。





介入で155円台まで行ったのに、2週間で159円台まで戻ってきたんやな。





戻ってきたのは事実やな。
ただ介入が効かんかったと決めつけるには、まだ2週間しか経ってへん。
7月下旬の164円手前から見たら、いまは4円ほど円高の位置におる。
もうしばらく見てから判断したいところや。
今週のテーマ①:商いは少し細っても堅調
お盆の週ですから、売買は細ったのだろうと考えるのが自然です。
実際に数字を並べると、細ってはいました。
ただし想像していたほどではありません。
| 期間 | プライム市場の売買代金(1日平均) |
|---|---|
| 7月(22営業日) | 10.39兆円 |
| 8/3週(5営業日) | 10.71兆円 |
| 今週(4営業日) | 9.74兆円 |
今週の売買代金は、7月の平均より6.3%少ない水準でした。
たしかに細っています。
ただし、週のなかでは日を追って増えていました。
月曜が9.19兆円、水曜が9.44兆円、木曜が10.02兆円、金曜が10.32兆円で、木曜と金曜は10兆円台に乗せています。
7月にいちばん商いが膨らんだのは、協調介入と決算発表が重なった7月29日の13.20兆円と、7月30日の12.66兆円でした。
この2日を除いた7月と比べると、今週はほぼ同じ水準になります。
つまりいつもより少し細ったが、極端に薄いわけではない、というのが今週の商いです。
もうひとつ、上げ幅と商いの関係が逆になっている点があります。
いちばん上げた月曜の+1,363円が、今週でいちばん商いの薄い日でした。
逆に商いが増えた木曜と金曜は、上げ幅が785円、405円と小さくなっています。





薄商いのなかで指数だけ吊り上がった、って話にはならへんのやな。





その形にはなってへんな。
むしろ上げ幅がいちばん大きい日がいちばん商いが薄くて、商いが増えるほど上げ幅は小さくなってる。
買いが本格的に入ったというより、売りが出てこんかった、という説明のほうが近いかもしれん。





金曜が10.32兆円まで増えたのは、資金が戻ってきたと見てええんかな。





金曜の数字は割り引いて見たほうがええ。
オプションSQの日は、もともと売買が膨らみやすい。
SQを除いた木曜の10.02兆円のほうが、素直な数字やと思う。
今週のテーマ②:上げたのは、指数の一部だった
TOPIXが最高値を更新した週ですから、幅広い銘柄が買われたように見えます。
実際、金曜のプライム市場では1,124銘柄が上昇し、全体の約72%を占めました。
ただし、業種ごとの上げ幅には大きな差があります。
| よく買われた業種(週間) | 上げなかった業種(週間) | ||
|---|---|---|---|
| サービス業 | +10.81% | 石油・石炭製品 | −3.06% |
| 鉱業 | +7.69% | 保険業 | −2.91% |
| その他製品 | +7.14% | 鉄鋼 | −2.33% |
| 精密機器 | +6.57% | 不動産業 | −2.01% |
| 電気機器 | +6.34% | 卸売業(商社) | −1.01% |
上位に並んでいるのは、AIや半導体に関わる業種と、サービス業です。
一方で高配当の銘柄が多く含まれる業種は、そろって下落しています。
保険が−2.91%、鉄鋼が−2.33%、不動産が−2.01%、商社を含む卸売業が−1.01%です。
銀行業だけは+3.51%と上げましたが、これも水曜と木曜に集中しており、月曜と金曜は下げています。
同じことは、高配当株に投資するETFの値動きにも表れました。
日経平均に連動するETFが+4.62%、TOPIXに連動するETFが+2.99%だったのに対して、高配当のETFはいずれも指数に届いていません。
| ETF | 週間騰落 |
|---|---|
| NF日経225 ETF(1321) | +4.62% |
| NF TOPIX ETF(1306) | +2.99% |
| GX MSCIスーパーディビィデンド(2564) | +2.38% |
| NF野村日本株高配当70(1577) | +1.18% |
| 上場高配当低ベータ(1698) | +1.14% |
| NF日経高配当株50(1489) | +0.86% |
| iシェアーズMSCIジャパン高配当(1478) | +0.19% |
5本の高配当ETFは、いずれも日経平均にもTOPIXにも届きませんでした。
週内に分配金の権利落ちがあったわけではなく、値動きそのものの差です。
お金がどこへ向かったのかは、もうひとつ別の数字にも出ています。
日経平均に採用されている225銘柄が市場全体の売買代金に占める割合は、7月の平均84.57%から、今週は81.44%へ下がりました。
指数を押し上げたのは一部の値がさ株でしたが、売買そのものは225の外側へ広がっていたことになります。





TOPIXが最高値やのに、高配当のETFは1%も上がってへんのが多いんやな。





今週いちばん覚えておきたい数字かもしれんな。
指数は最高値を更新した。
でも上げたのはサービス業と半導体まわりで、保険や鉄鋼や商社は下げてる。
高配当株を持ってる人の実感と、ニュースの見出しがずれる週やった。





225の外に売買が広がってるのに、高配当株には来てへんのはなんでやろな。





広がった先がゲームやエンタメやったからやな。
金曜は任天堂やソニー、バンダイナムコが買われてる。
裾野が広がったのは確かやけど、その順番がまだ高配当のほうには回ってきてへん、という段階やと思う。
まぐのメモ:指数の最高値と、自分の持ち株は別の話
TOPIXが最高値を更新した、というニュースは今週いろいろなところで流れました。
その見出しだけを見ると、日本株を持っている人はみんな増えたように聞こえます。
ただ実際には、高配当のETFは5本とも1%前後の上昇にとどまり、保険や鉄鋼や商社は下げていました。
これは今週に限った話ではありません。
先週も日経平均が+1.93%だった一方で、高配当のETFは+1.75%や−0.79%という並びでした。
2週続けて、指数と高配当株のあいだに差がついています。
ここで慌てて銘柄を入れ替えたくなるかというと、わたしはそうは思いません。
高配当株を持っている理由は、値上がりで指数に勝つことではなく、配当を受け取り続けることだからです。
2週間の上げ幅の差は、その理由を変えるほどの材料にはなりません。
そのうえで、記録は残しておきます。
指数が上がった週に自分の持ち株が上がらないと、なんとなく置いていかれた気分になります。
そのときに「あの週は業種でこれだけ差がついていた」と数字で確かめられるほうが、感覚だけで判断するより落ち着いていられるからです。
今週のまとめ
W33(8/10〜8/14)の振り返り
① TOPIXとS&P500が、そろって週の終値で最高値を更新した。
TOPIXは4,197.20で8日続伸し、一時は初の4,200台。
S&P500は7,785.76で、週の終値としては過去最高になった。
② ただし上げ幅はまるで違う。
日経平均は週間+4.74%(+3,107円)で4営業日すべて上昇した一方、S&P500は+0.36%、NYダウは−0.56%と下げている。
③ 日経平均の上げは一部の銘柄によるものだった。
押し上げた上位2銘柄だけで4日合計およそ1,835円と、週間の上げ幅3,107円の約6割を占める。
アドバンテストは4日とも筆頭だった。
④ 相場を支えたのは物価指標。
7月の米CPIはコアが前年比+2.5%、PPIは前月比±0%と落ち着き、9月のFOMCで据え置きとなる確率は1か月前の2割程度から6割へ上がった。
⑤ お盆の週の商いは、少し細ったが堅調だった。
プライム市場の売買代金は1日平均9.74兆円で、7月の10.39兆円から6.3%減。
ただし週内では9.19兆円から10.32兆円へ日を追って増えている。
⑥ 上げたのは指数の一部だった。
サービス業+10.81%、精密機器+6.57%、電気機器+6.34%に対し、石油・石炭製品−3.06%、保険業−2.91%、鉄鋼−2.33%、不動産業−2.01%。
高配当のETFは5本とも日経平均にもTOPIXにも届かず、日経高配当株50は+0.86%、MSCIジャパン高配当は+0.19%だった。
⑦ ドル円は週間+1.74%の159円40銭。
7月31日の協調介入で155円台前半まで進んだあと、2週間で159円台へ戻している。
WTI原油は+5.37%の82.38ドルで、ホルムズ海峡をめぐる交渉が行き詰まり、先週の−8.88%から向きが入れ替わった。
指数の最高値は、市場全体の平均が最高値だという話です。
自分が持っている銘柄がそこに含まれているかどうかは、また別に確かめる必要があります。
今週はその差が、業種の一覧にはっきり出ていました。
よくある質問(FAQ)
Q1. TOPIXが最高値なのに、持っている株が上がらないのはなぜですか?
指数は市場全体の平均やから、中身に差があっても平均は上がるんよ。
今週で言うと、サービス業が+10.81%、電気機器が+6.34%と大きく上げてる。
その一方で保険業は−2.91%、鉄鋼は−2.33%で下げてるんや。
上げた業種の力が強いと、下げた業種があっても指数は最高値になる。
自分の持ち株がどっち側の業種にあるかを見ると、だいたい説明がつくで。
Q2. 日経平均とTOPIXは、何が違うのですか?
計算のしかたが違うんや。
日経平均は225銘柄の株価を足して割る方式やから、株価の高い銘柄が動くと指数も大きく動く。
TOPIXはプライム市場の銘柄を時価総額で見るから、幅広い銘柄の動きが反映されやすい。
今週みたいに日経平均が+4.74%でTOPIXが+3.00%やと、株価の高い銘柄がとくに買われた週やと分かる。
2つを並べて見ると、上げの中身が見えてくるで。
Q3. 売買代金が減ると、株価にはどう影響しますか?
減ること自体が悪いわけやないで。
今週はプライム市場の売買代金が1日平均9.74兆円で、7月の10.39兆円から6.3%減ってる。
それでも日経平均は4.74%上がった。
ただ商いが薄いと、少ない売買で値が動きやすくはなる。
夏休みの時期は参加者が減るから、値動きが大きく出たときは、材料のわりに振れてへんかを見ておくとええな。
Q4. 指数が最高値のとき、高配当株を持っている人は何を見ておけばいいですか?
業種ごとの騰落を見ておくのが手っ取り早いと思うで。
指数が上がってるのに自分の持ち株が動かんときは、たいてい業種の差で説明がつく。
今週やと保険や鉄鋼や商社が下げてて、高配当のETFも1%前後の上昇にとどまってた。
それと、上がらんかったからといって慌てて入れ替える必要はないと思う。
高配当株を持ってる理由は値上がりで指数に勝つことやなくて、配当を受け取り続けることやからな。
ただ差がついた事実は記録に残しといたほうが、あとで振り返るときに役に立つで。
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※ 本記事は相場の振り返りであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資判断はご自身の責任でお願いします。
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出典:Yahoo!ファイナンス、日本経済新聞、株探、yfinance、日経平均プロフィル(日本・米国とも8/14終値時点、週間騰落は8/7終値起点、ドル円のみニューヨーク市場の終値)





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