【2026年6月第3週】日経7万円超・7日続伸|半導体主導で突出、米イラン合意は不透明

w25-eyecatch-v4 相場振り返り

対象期間:2026年6月15日〜6月19日(W25)

出典:Yahoo!ファイナンス、日本経済新聞、Bloomberg、yfinance

👉 先週(6/8〜6/12)の振り返りはこちら

今週の結論

日本株:日経平均は週間+7.92%で71,250円、6/11から7日続伸で最高値(ATH)を更新し、7万1千円台に乗せました。
米イラン終戦合意への期待で原油が急落してリスクオンに傾き、半導体(キオクシア等)主導で日経が突出。
TOPIXも6/18に最高値を更新(+4.20%)しましたが、上げ幅は日経ほどではありませんでした。

米国株:S&P500+0.93%、NASDAQ+2.43%、NYダウ+0.71%、SOX半導体+7.26%。
FRBは金利を据え置いたものの、ウォーシュ新議長のタカ派発言が上値を抑え、日本株ほどの勢いは出ませんでした。

原油・為替:WTI原油は週間−9.83%で76ドル台。
米イラン終戦合意への期待が起点でしたが、金曜は会合見送りの報も出て、合意の行方はまだ不透明です。
ドル円は161円台へじわじわ円安。
日銀の1%利上げは予想通りで円買いにつながらず、むしろFRBのタカ派転換がドル高材料になりました。
160円超で為替介入への警戒もくすぶっています。

まぐ
まぐ

いやー、今週は日経がエラいことになったなあ。
気づいたら7万円超えて、6/11から7日続伸やもんなあ。

チャッピー
チャッピー

すごい週やったな。
起点は米イランの終戦合意への期待やで。
中東リスクがいったん後退して原油がドンと下がった結果、インフレ懸念が和らいでリスクオンになったんや。
そこに半導体高が乗っかって、日経が突出して伸びた一週間やったな。

まぐ
まぐ

終戦の方向やと株が上がるのは自然な流れやな。
今回は特に原油安が効いてるって感じか。
一個ずつ見ていこか。

今週の主要指数(週間騰落)

まずは今週の主要指数の週間騰落を一覧で見ておきます。
日本株は6/19(金)まで、米国株は6/18(木)終値までの数字です(米国は6/19がJuneteenthで休場)。

指数終値週間騰落備考
日経平均71,250円(金6/19)+7.92%6/11から7日続伸で最高値更新・7万1千円台(月曜+5%ギャップ)
TOPIX4,045(金6/19)+4.20%6/18に4,068で最高値更新、しっかり上昇も日経には及ばず
S&P5007,501(木6/18)+0.93%新議長タカ派発言で上値重い
NASDAQ26,518(木6/18)+2.43%半導体高で堅調
SOX半導体14,342(木6/18)+7.26%最高値更新、インテルがアップル提携+政府出資で急騰し牽引
NYダウ51,565(木6/18)+0.71%6/16に終値最高値52,000、足元も最高値圏
WTI原油76ドル台(金6/19)−9.83%週初は終戦合意期待で下落、金曜は会合見送りで不透明
VIX16.9−4.4%リスクオン
ドル円161.3円(金6/19)+0.72%日銀利上げは予想通り、FRBタカ派でじわじわ円安。160円超で介入警戒

日経平均(+7.92%)|7日続伸で最高値更新・7万1千円台

日経平均株価 日足チャート(直近3ヶ月)
まぐ
まぐ

月曜の寄り付きでいきなり+5%ギャップやろ?
そこから数えて6/11から7日続伸って、ちょっとビビるくらいの強さやな?

チャッピー
チャッピー

週明けに終戦合意のニュースが出て、リスクオンの買いが一気に入ったんや。
66,020円から71,250円まで、週間で+7.92%や。
6/11から7日続伸で7万1千円台に乗せたから、勢いだけ見たら今年でも屈指の週やな。

まぐ
まぐ

ここまで上げると、逆にちょっと怖さもあるわ。
半導体ラリーがいつまでも続くな。

TOPIX(+4.20%)|最高値更新も日経には及ばず

TOPIX 日足チャート(直近3ヶ月)
まぐ
まぐ

TOPIXも+4.20%やから、これはこれでしっかり上げてるんやな。
でも日経の+7.92%と比べると、けっこう差があるやん?

チャッピー
チャッピー

そこが今週の一番のポイントやで。
TOPIXは3,882から4,045で+4.20%、しかも6/18には4,068で最高値も更新してるんや。
決して弱くはない。
ただ日経との差が、今週の相場の性格をそのまま表してる。
この話は後のセクションでしっかり掘り下げるで。

S&P500(+0.93%)|新議長のタカ派発言がブレーキ

S&P500 日足チャート(直近3ヶ月)
まぐ
まぐ

日経があんだけ上げてるのに、S&P500は+0.93%でおとなしいんやな。
アメリカは何かブレーキになったん?

チャッピー
チャッピー

FRBは今回、4会合連続で金利を据え置いたんやけど、問題は中身やったんや。
声明文から、これまであった「利下げを示唆する文言」を削除したんや。
原油安でインフレ懸念が和らいだ追い風はあったのに、このタカ派寄りシフトがそれを打ち消す形になったんや。

まぐ
まぐ

新しい議長の発言で相場の空気がここまで変わるんやな。

NASDAQ(+2.43%)|半導体高で堅調

NASDAQ 日足チャート(直近3ヶ月)
まぐ
まぐ

S&P500が+0.93%なのに、NASDAQは+2.43%か。
こっちのほうが上げてるのは、やっぱりハイテクが効いてるん?

チャッピー
チャッピー

その通りやで。
半導体が強かったから、ハイテク比率の高いNASDAQが指数全体を引っ張ったんや。
金利を気にする場面でも、半導体は別格の買われ方をしてたってことやな。

SOX半導体(+7.26%)|インテル主導で最高値更新

SOX半導体指数 日足チャート(直近3ヶ月)
まぐ
まぐ

SOXは+7.26%か、ほぼ日経と並ぶ上げ幅やん。
半導体は相変わらず強いなあ。
これも最高値更新らしいけど、何が買われてるん?

チャッピー
チャッピー

SOXは14,342で週間+7.26%、こっちも最高値更新や。
今週の主役はインテルかな。
アップルとの提携が発表されて、しかもトランプ政権が政府出資で後押ししてる政策銘柄やから、インテル株は1日で+10%超も買われたんや。
SOXはあくまで米国の指数やから、キオクシアみたいな日本勢は入ってへんけどな。
そのインテル主導の米半導体高が海を越えて、日本のキオクシアなんかの半導体株にも波及した。
そこが日経の爆上げにつながってるんや。

NYダウ(+0.71%)|最高値圏で小幅高

NYダウ 日足チャート(直近3ヶ月)
まぐ
まぐ

ダウは+0.71%か、上げ幅は控えめやけど、今週6/16には終値で最高値を更新したんやんな。

チャッピー
チャッピー

ダウは51,565で+0.71%や。
実は6/16には終値で52,000の最高値を更新してるんや。
ハイテク比率が低いから半導体高の恩恵は薄いけど、原油安でインフレ懸念が和らいだ分、最高値圏で底堅く推移してる。
派手さはないけど、地に足のついた強さやな。

WTI原油(−9.83%)|週初は終戦合意期待で下落、金曜は会合見送りで不透明

WTI原油 日足チャート(直近3ヶ月)
まぐ
まぐ

今週の株高の起点になった原油やけど、週間−9.83%ってかなりの下げやな。
ただ金曜に会合見送りのニュースも出たんやろ?
この原油安、ちゃんと続くんか気になるわ。

チャッピー
チャッピー

そこが今週のキモやな。
週初に米イランの終戦合意への期待(覚書署名の報)が出て、中東リスクがいったん後退、原油が84ドル台から76ドル台まで一気に落ちた。
これが原油安→インフレ・コスト懸念の後退→株高の起点になったんや。
ただ金曜は会合見送りの報も出て、合意がまとまるかはまだ不透明やけどな。

まぐ
まぐ

じゃあ、もし合意が流れて原油が戻ったら、今週の株高の前提も揺らぐってことか。

チャッピー
チャッピー

その通りや。
今回の株高は原油安が土台になってるぶん、原油が反発したら逆回転もありえる。
合意が本物かどうかは、来週以降の原油の動きを見るのが一番のヒントになるな。

日銀・FRB|中銀ウィークは「予想通り」で無風

ドル円 日足チャート(直近3ヶ月)
まぐ
まぐ

今週は日銀とFRBが両方あった中銀ウィークやんな。
日銀は1%へ利上げって聞いたけど、為替はあんまり動かんかったん?

チャッピー
チャッピー

そこが面白いとこや。
日銀は予想通り1%へ利上げしたんやけど、市場はとっくに織り込んでたから、円買いにはつながらんかった。
逆に今はFRBがタカ派に振って「利上げの気配」を出してるぶん、ドルのほうが買われてな。
その結果、ドル円は週初の160円辺りから161円台まで、じわじわ円安が進んだんや。
160円を超えてきてるから、為替介入への警戒もくすぶってるで。

まぐ
まぐ

なるほどなあ。
逆にアメリカのFRBは、据え置いたのに米株のブレーキになったんやんな?

チャッピー
チャッピー

そうなんや。
金利は据え置きでも、ウォーシュ新議長がタカ派寄りの発言をしたのが効いた。
「今後も引き締めに前のめりかもしれん」って受け止められて、米株は買い上がりにくくなったんや。
これがS&P+0.93%と日経+7.92%の差につながってる。
同じ終戦期待の追い風でも、新議長の一言で米株はブレーキがかかったんやな。

日経とTOPIXの差|半導体・値がさ主導で日経が突出

もうひとつ押さえておきたいのが、指数ごとの上げ幅の差です。
同じ「株高の週」でも、日経・TOPIX・米国株で温度がはっきり分かれました。
ここに今週の相場の性格が出ています。

まぐ
まぐ

日経+7.9%、TOPIX+4.2%、S&P+0.9%。
こうやって並べると、同じ株高でも全然温度が違うんやな。
なんで日経だけこんなに突出したん?

チャッピー
チャッピー

カギは日経平均の計算方法やで。
日経平均は株価の高い「値がさ株」の影響が大きい指数なんや。
その値がさの上位に半導体関連が並んでる。
だから今週みたいに半導体が一気に買われると、日経だけがグンと跳ねる構造になってるんや。

まぐ
まぐ

じゃあ日経が+7.9%まで飛び抜けたのは、半導体や値がさの押し上げが大きいってことなん?

チャッピー
チャッピー

そういう読み方ができるな。
TOPIXは市場全体を時価総額で薄く広く映す指数や。
そのTOPIXも6/18に最高値を更新したくらいやから、市場全体もしっかり強い。
ただ、日経の+7.9%はそのなかでも飛び抜けてる。
つまり今週の上げは、半導体と値がさが日経をとくに大きく押し上げた色が濃いんや。

まぐ
まぐ

なるほどなあ。
同じ最高値圏でも、日経の上げ幅は半導体や値がさで増幅されてる、ってことか。
指数の数字は、中身まで見ないと実態を見誤るな。

今週のテーマ:FRBが「利下げ」から「利上げ警戒」へ——金利の前提が変わった

今週いちばん語っておきたいのが、ウォーシュ新議長のもとでFRBが見せたタカ派転換です。
金利は据え置きでしたが、「これから利下げ」という相場の前提そのものが揺らいだ、というのが今週の本当の中身でした。

まぐ
まぐ

据え置きやのに、なんでそんなに大きい話なん?
金利は動いてへんやろ?

チャッピー
チャッピー

動いたのは金利やなくて「前提」のほうやねん。
これまで市場は「そのうち利下げが来る」を当たり前に織り込んでた。
そこにウォーシュ新体制が、利下げ示唆の文言を消して、見通しも利上げ寄りに振った。
つまり「利下げ前提」が「利上げも警戒」に変わったんや。
金利そのものより、この前提の転換のほうが相場には重い。

まぐ
まぐ

なるほど。
それやのに、今週は米株も日本株も上がったんよな?

チャッピー
チャッピー

そこが今週のおもしろいとこや。
FRBのタカ派という逆風はあったけど、それを上回って終戦期待で原油安と半導体高がリスクオンを引っ張った。
S&P+0.9%と日経+7.9%の差は、その逆風をどれだけ打ち消せたかの差でもあるな。
ただ、原油安が一服したら、このFRBの重しがじわじわ効いてくる場面は出てくる。
金利の前提が変わったことは、頭の片隅に置いとくべきやな。

まぐのメモ:爆上げ相場でも、落ち着いて拾える銘柄はある

日経が7万円超えで7日続伸。
こういう数字を見ると、つい「もう高すぎて買うとこない」と思ってしまうけど、今週の中身を見たら案外そうでもなかった。
半導体と値がさが日経を押し上げてる一方で、年初来安値をつけてる銘柄もそれなりにあるんよな。

高配当株をコツコツ拾ってる立場からすると、これはむしろありがたい話や。
指数全体が過熱してても、自分が欲しい銘柄が落ち着いた水準にいるなら、そこは慌てず拾いに行ける。
先日の三井物産が年初来安値をつけてた話とも繋がってくるな。
日経の派手な数字に引っ張られて全部高いと決めつけず、欲しい銘柄を一個ずつ見ていく。
その姿勢は、こういう爆上げの週ほど効いてくると思う。

▶ あわせて読みたい:高配当株の探し方|失敗しない4ステップ

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アサヒGHD(2502)|18期連続増配・利回り3.4%
日本製鉄(5401)|PBR0.56・利回り4-5%
JT(2914)|配当利回り4%超え

今週のまとめ

W25(6/15〜6/19)の振り返り
① 週初は米イラン終戦合意への期待で原油が−9.83%、中東リスク後退でリスクオン(金曜は会合見送りで不透明)。
② 中銀ウィークは日銀利上げが予想通り(円買いにつながらず)、FRBは据え置きもウォーシュ新議長のタカ派転換でドル高→ドル円はじわじわ円安、160円超で介入警戒。
③ 半導体高(SOX+7.26%)が日本株に波及し、日経は+7.92%・7日続伸で7万1千円台。
④ TOPIX+4.2%・S&P+0.9%との差は、半導体・値がさ主導で日経が突出した証し。
市場全体はそこまで過熱していない。
⑤ 爆上げ相場の裏で年初来安値の銘柄もあり、高配当株投資家は落ち着いて拾える場面がある。

よくある質問(FAQ)

Q1. 戦争が終わりそうなら、株は上がりますか?

カギは原油やで。
週初に米イランの終戦合意への期待が出て中東の地政学リスクがいったん後退、原油がWTIで−9.83%まで下がったんや(金曜は会合見送りで先行きは不透明)。
原油はいろんなモノの値段の元になってるから、下がるとインフレ懸念が和らぐ。
そうなると中央銀行が無理に金利を上げ続けんでよくなる、って読みが広がってリスクオンになったんやな。

Q2. 日経だけ大きく上げて、TOPIXやS&P500がついていかなかったのはなぜですか?

日経平均は株価の高い「値がさ株」の影響が大きい指数で、その上位に半導体関連が並んでるんや。
だから半導体が一気に買われた今週は、日経だけがグンと跳ねた。
市場全体を映すTOPIXも6/18に最高値を更新しているけど、上げ幅は日経ほどではない。
今週の爆上げは半導体・値がさ主導の色が濃かった、ってことやな。

Q3. 日銀が利上げしたのに、円高にならなかったのはなぜですか?

今回の1%への利上げは、市場がとっくに織り込んでた予想通りの結果やったからや。
すでに想定されてた材料は、いざ発表されても円買いにつながりにくい。
むしろFRBがタカ派の気配を出してるぶん、ドルのほうが買われて、ドル円は161円台までじわじわ円安が進んだんや。
160円を超えてきてるぶん、為替介入への警戒も残ってるで。

Q4. 日経が7万円を超えた今、まだ買える銘柄はありますか?

指数の数字と個別銘柄の水準は別もんやで。
今週みたいに日経が爆上げしてても、年初来安値をつけてる銘柄はそれなりにある。
高配当株をコツコツ拾う立場なら、日経の派手な数字に引っ張られず、欲しい銘柄が落ち着いた水準にいるかを一個ずつ見ていくのが大事や。
慌てて全部高いと決めつけんことやな。

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※ 本記事は相場の振り返りであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資判断はご自身の責任でお願いします。

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出典:Yahoo!ファイナンス、日本経済新聞、Bloomberg、yfinance(米国株は6/18終値、日本株・原油・ドル円は6/19終値時点)

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