【2026年7月第5週】半導体とバリューのシーソー|日経週足ほぼ変わらずで週内4,916円の往復

2026年7月第5週の相場振り返り。半導体とバリューのシーソー 相場振り返り
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対象期間:2026年7月27日〜7月31日(W31)

出典:Yahoo!ファイナンス、日本経済新聞、Bloomberg、株探、yfinance

👉 先週(7/20〜7/24)の振り返りはこちら

今週の結論

日本株:日経平均は週間−0.39%の64,362円と、ほぼ変わらずで着地しました。
ただし中身は荒れています。
火曜に−3.95%(−2,566円)と急落し、水曜には一時60,448円まで売られて6万円割れが目前に。
そこから木曜に反発し、金曜は+4.03%(+2,494円)と大幅高で65,000円台を回復しました。
週内の高値と安値の差は4,916円
週足がほとんど動いていないのは、下げと戻りがちょうど打ち消し合った結果です。

米国株:S&P500は週間+1.05%、NASDAQは+1.59%、NYダウは+1.04%と、主要3指数はそろって週足プラスで終えました。
一方でSOX半導体指数は週間−4.30%と大きく下げています。
水曜に−5.33%まで売られたあと木曜に+8.19%と急反発しましたが、金曜は+0.07%とほとんど伸びませんでした。

原油・為替:WTI原油は週間−5.15%の84.7ドル。
月曜に−7.50%と急落したあと水曜に+6.56%戻すなど、中東情勢を材料に往復しました。
ドル円は週間−3.43%の158円台前半まで円高が進んでいます。
木曜の夜と金曜に円買いが強まり、金曜だけで−3.12%動きました。

まぐ
まぐ

週足で見たら日経はほぼ変わってへんのに、途中で6万円割れそうになってたんやろ。
今週も乱高下って感じやな。

チャッピー
チャッピー

そこが今週の面白いところやな。
火曜と水曜で一気に売られて、木曜と金曜で戻した。
週の頭と終わりだけ見たら、何も起きてへんように見えるんよ。

まぐ
まぐ

中身は何が動いてたん?

チャッピー
チャッピー

半導体や。
半導体が売られた日はほかの株が買われて、半導体が買い戻された日はほかの株が売られてた。
資金がシーソーみたいに行ったり来たりしとったんよ。

今週の主要指数(週間騰落)

指数週間騰落終値最高値からの距離
日経平均−0.39%64,362.02−11.06%
TOPIX−0.20%4,003.30−2.41%
S&P500+1.05%7,489.72−1.58%
NASDAQ+1.59%25,373.85−6.35%
NYダウ+1.04%52,485.03−1.08%
SOX半導体−4.30%11,311.08−22.71%
WTI原油−5.15%84.71ドル−25.00%
ドル円−3.43%158.21円−3.45%

※「最高値からの距離」は過去2年の終値ベースの最高値(ATH=All Time High)と比べた水準です。
日本・米国とも7月31日の終値時点、週間騰落は7月24日の終値を起点にしています。

日経平均(−0.39%)|火曜に2,566円安、金曜に2,494円高の大往復

日経平均株価の日足チャート。2026年7月27日から31日の週をハイライト

日経平均は週間−0.39%の64,362円。
数字だけ見れば動いていませんが、日々の値動きは今年でも屈指の荒さでした。

火曜が−3.95%(−2,566円)で、一時は下げ幅が3,000円を超えました。
水曜も続落してザラ場で60,448円と、6万円割れが目の前まで来ています。
木曜に+0.71%と3日ぶりに反発し、金曜は+4.03%(+2,494円)と急伸して一時65,000円台を回復しました。

火曜の下げは、前日の米SOX半導体指数が3日続落したことを受けたものです。
さらに取引時間中、韓国のKOSPIが−10.84%と暴落してサーキットブレーカーが発動
キオクシアホールディングスがストップ安の売り気配に張り付いたこともあり、投資家心理が一段と冷え込みました。

この韓国株の急落は翌水曜も続きます。
KOSPIは−5.98%とさらに下げ、2営業日続けてサーキットブレーカーが発動しました。
韓国取引所の歴史で、2日連続の発動は初めてです

この2日間で、KOSPIの時価総額は865兆ウォン(約98兆円)失われました。

※ サーキットブレーカー=株価が短時間で急落したときに、取引を一時的に止めて過熱を冷ます仕組みです。

金曜の急伸は、前日の米国でマイクロソフトの決算が好感され、SOX指数が前日比8%を超えて上昇したことが材料です。
アドバンテストとソフトバンクグループの2銘柄だけで、日経平均を約1,615円押し上げました。

まぐ
まぐ

下げるときも上げるときも、動かしてるのは同じ顔ぶれやな。

チャッピー
チャッピー

そこが日経平均という指数の性格やな。
株価の高い値がさ株の影響を受けやすいから、半導体が動いた日はその分がそのまま指数に出るんよ。

まぐ
まぐ

週足がほぼ変わらんかったのは、たまたまなんかな?

チャッピー
チャッピー

結果としてはそうやな。
火曜と水曜で下げた分を、木曜と金曜で戻しただけや。
週の始まりと終わりを比べるだけやと、この値幅4,916円の往復は見えへんことになる。

TOPIX(−0.20%)|水曜は日経がマイナスでもTOPIXはプラス

TOPIXの日足チャート。2026年7月27日から31日の週をハイライト

TOPIXは週間−0.20%の4,003ポイント。
日経平均と同じくほぼ変わらずですが、日々の振れ幅は日経より一貫して小さくなりました。

火曜は日経が−3.95%だったのに対しTOPIXは−2.52%。
金曜も日経+4.03%に対してTOPIXは+1.29%どまりです。
そして水曜は日経が−1.49%だったのに、TOPIXは+0.26%とプラスで終えています

TOPIXは会社の規模(時価総額)で加重するため、半導体株が指数に与える影響が日経平均より小さくなります。
半導体だけが売られた日に日経とTOPIXの差が開くのは、この構造の違いによるものです。

まぐ
まぐ

水曜は日経が下げてTOPIXが上げてるんか。
これ、同じ日本株の話やんな。

チャッピー
チャッピー

同じ日の同じ市場や。
その日の東証プライムは、値上がりした銘柄が67%で値下がりが31%やった。
数のうえでは上がった株のほうが倍以上あるんよ。

まぐ
まぐ

それやのに日経が930円も下げたんは、なんでなん?

チャッピー
チャッピー

東京エレクトロン1銘柄で日経を約595円押し下げたからや。
ソフトバンクグループと合わせた2銘柄で約880円。
指数の下げは、ほぼこの2社で説明がつくということやな。

S&P500(+1.05%)|水曜に崩れたが木金で戻してプラス着地

S&P500の日足チャート。2026年7月27日から31日の週をハイライト

S&P500は週間+1.05%の7,489。
週の半ばに崩れたものの、後半で取り返して週足はプラスで終えました。

水曜が−1.52%と週内で最も弱く、木曜に+1.66%、金曜も+0.70%と2日続けて戻しています。
最高値からの距離は−1.58%と、主要指数の中では高い位置を保ったままです。

まぐ
まぐ

日本があれだけ荒れてた週に、アメリカはプラスで終わってるんやな。

チャッピー
チャッピー

指数の中身が違うからな。
S&P500は500社に分散されとるから、半導体が売られてもほかの業種が支えれば全体はそこまで崩れへんのよ。

NASDAQ(+1.59%)|木曜の+2.78%で主要3指数の中で最も強い

NASDAQ総合指数の日足チャート。2026年7月27日から31日の週をハイライト

NASDAQは週間+1.59%の25,373。
主要3指数の中では最も強い一週間でした。

水曜に−1.74%と下げたあと、木曜に+2.78%と大きく戻しています。
マイクロソフトの決算が好感されたことが効きました。
金曜も+1.00%と続伸しています。

ただし今週は、大手テック企業のあいだで決算の受け止められ方がはっきり分かれました
大規模なクラウド事業を持つ企業をハイパースケーラーと呼びますが、その決算に対する反応が、上と下にきれいに割れています。

銘柄木曜(7/30)金曜(7/31)週間
マイクロソフト+15.51%+3.02%+21.75%
アマゾン+3.90%+15.32%+17.00%
アルファベット−0.91%+6.73%+11.38%
メタ−7.95%+3.28%−6.47%
アップル−1.41%−7.35%−7.24%

木曜のマイクロソフト+15.51%と、金曜のアマゾン+15.32%。
この2社がNASDAQと米国株全体を押し上げました。
一方でメタは木曜に−7.95%、アップルは金曜に−7.35%と下げています。
同じAI投資をしている企業でも、決算の中身次第で株価の向きが逆になった一週間でした。

まぐ
まぐ

前の週まではNASDAQがいちばん弱かったのに、今週は逆なんやな。

チャッピー
チャッピー

決算が変わり目になったな。
先週は「AIに投資しすぎちゃうか」で全部まとめて売られてた。
今週は1社ずつ中身を見られて、評価が分かれたんよ。

まぐ
まぐ

同じAIに投資してる会社でも、上がる会社と下がる会社に分かれたんか。

チャッピー
チャッピー

そこが先週との一番の違いやな。
まとめて売られる段階から、選別される段階に移ったとも読める。
ただこれが定着するかは、まだ1週間分の話やから決めつけられへんけどな。

SOX半導体(−4.30%)|木曜に+8.19%と急反発も、金曜は伸びず

SOX半導体指数の日足チャート。2026年7月27日から31日の週をハイライト

SOX半導体指数は週間−4.30%の11,311。
今週の主要指数の中で、唯一はっきりとマイナスで終えました。

火曜が−4.49%、水曜が−5.33%と2日続けて大きく下げ、水曜には一時10,445まで売られています。
木曜は一転して+8.19%の急反発。
そして金曜は+0.07%と、ほぼ横ばいで終えました。

この金曜の中身が今週を読むうえで重要です。
寄り付き11,715から高値11,885まで上げたあと、終値は11,311。
高値から4.8%引き戻して、長い上ヒゲを残した形になりました。

最高値からの距離は−22.71%と、主要指数の中でひとつだけ大きく離れた位置にあります。

ここで判断が難しいのが、木曜の+8.19%をどう見るかです。
下げが一巡して戻りに入ったのか、それとも下げの途中で一度だけ大きく戻る動きなのか。
後者はデッドキャットバウンスと呼ばれ、戻ったあとにまた下げていくパターンを指します。

今の時点では、どちらとも言えません。
金曜に一度11,885まで上げてから11,311まで押し戻されているので、戻りの勢いが続いているとも言い切れないところです。
どちらだったかは、来週以降の動きを見てから振り返るしかありません。

まぐ
まぐ

日本の金曜が+4%上げたんは、この木曜の+8%を受けてやんな。

チャッピー
チャッピー

そうや。
日本の金曜は、アメリカの木曜への反応やからな。
その金曜のアメリカはもう伸びてへん、というのがこのチャートやねん。

まぐ
まぐ

ということは、調整が終わったんか、まだ途中なんかは分からんってことか。

チャッピー
チャッピー

今の時点ではな。
デッドキャットバウンスかどうかは、あとから振り返って初めて分かるもんや。
その場で見分けようとするより、来週の動きを見てからのほうが確実やと思うで。

📈 この用語を使って実際の銘柄を見てみる?

magnikki.comでは、PER/PBR/配当利回り/自己資本比率/連続増配など、当サイトで解説してる用語を活用して10年データで高配当銘柄を徹底分析してます。

KDDI(9433)|24期連続増配・利回り3.08%
NTT(9432)|15期連続増配・利回り3.5%
アサヒGHD(2502)|18期連続増配・利回り3.4%
日本製鉄(5401)|PBR0.56・利回り4-5%
JT(2914)|配当利回り4%超え

NYダウ(+1.04%)|水曜の−2.19%を木金で取り返す

NYダウの日足チャート。2026年7月27日から31日の週をハイライト

NYダウは週間+1.04%の52,485。
水曜に−2.19%と大きく崩れましたが、木曜+1.19%・金曜+0.53%と戻して週足はプラスです。

最高値からの距離は−1.08%で、今回取り上げた8つの指標の中で最も高値に近い位置にあります。
ハイテク株の比率が低いぶん、半導体の荒れの影響を受けにくい構成になっています。

まぐ
まぐ

ダウがいちばん最高値に近いんやな。

チャッピー
チャッピー

今週みたいに半導体だけが売られる週は、こういう差が出るんよ。
同じアメリカの指数でも、何が入ってるかで景色がだいぶ変わる。

WTI原油(−5.15%)|月曜に−7.50%、水曜に+6.56%の往復

WTI原油先物の日足チャート。2026年7月27日から31日の週をハイライト

WTI原油は週間−5.15%の84.7ドル。
月曜に−7.50%と急落したあと、水曜には+6.56%と大きく戻しました。

中東情勢が材料で、警戒が強まれば上がり、和らげば下がるという往復が続いています。
水曜の上昇は、対イランでの軍事行動再開への警戒が背景でした。

まぐ
まぐ

原油も行ったり来たりやな。

チャッピー
チャッピー

今週はどれもそうやったな。
株も原油も為替も、一方向に進まんと往復しとった週や。

ドル円(−3.43%)|協調介入が警戒され158円台へ

ドル円の日足チャート。2026年7月27日から31日の週をハイライト

ドル円は週間−3.43%の158.21円。
金曜だけで−3.12%と、大きく円高に振れました。

木曜の日本時間22時30分過ぎ、ニューヨーク市場で5円近く急落し、一時157円台と5月中旬以来の円高水準を付けています。
このとき、日本の政府・日銀による円買い介入と、ニューヨーク連邦準備銀行によるレートチェックが行われたとの観測が広がりました。

金曜はさらに動いています。
いったん160円53銭まで円安に振れたあと、158円台まで下落しました。
円安方向に振れたのは、FOMCで金利の据え置きに反対した3名が「インフレの上振れリスクがあり利上げが必要」と主張したことや、米国の経済指標が予想を上回ったことが理由です。

そこから円高に転じたのは、米財務省が円相場への介入の可能性を銀行に通知したニューヨーク連銀が米大手銀にユーロと円のレートチェックを行ったと伝えられたためです。
円安を是正するための協調介入が警戒され、円買いが強まりました。
いずれも関係筋の話として伝えられたもので、実施は確認されていません。

なお日銀は金曜の金融政策決定会合で、政策金利を1.00%に据え置きました。
前回の会合ですでに0.25%の利上げを実施しており、今回の据え置きは織り込み済みで、株式市場への影響は限定的だったと伝えられています。

この円高は続くのか|4月末から5月にかけての介入がどうなったか

似たことが、この春にもありました。

4月30日にドル円が160.70円から155円台まで約5円急落し、当局による介入が観測されています。
5月4日と5月6日にも同じパターンの急落があり、3回の介入観測が確認されました。

その後どうなったかというと、じわじわ元の方向に戻っています。
2週間後の5月15日には158.73円まで戻し、今週の7月29日には163.86円と、介入が観測される前の160.70円をも超える円安水準を付けました。
介入から3か月弱で、介入前より円安が進んだことになります。

時点ドル円
4月30日(介入観測前)160.70円
4/30・5/4・5/6155円台3回の介入観測
5月15日158.73円2週間で戻り始める
7月29日163.86円介入前の水準を超える
7月31日158.21円今回の介入警戒で再び円高へ
まぐ
まぐ

春に介入で155円台まで下げたのに、7月には163円台まで戻ってたんか。
ということは今回も一時凌ぎで終わる可能性はあるな。

チャッピー
チャッピー

その可能性はあるやろな。
介入は円を買う力で相場を押し戻す動きやけど、円安になってる理由そのものを変えるわけやないからな。

まぐ
まぐ

理由っていうのは、日米の金利差とかか。

チャッピー
チャッピー

それが大きいな。
金利の低い円を売って金利の高いドルを持つ、という流れが続いてる限り、押し戻してもまた同じ方向に戻ってきやすい。
春がまさにそうやったわけや。

もちろん、今回も同じになるとは限りません。
金利差の前提が変わったり、国際情勢が動いたりすれば、流れそのものが変わることもあります。
ただそうした前提が変わっていないのであれば、介入は一時的な効果にとどまり、時間をかけて元の水準に戻っていく——というのが、春に実際に起きたことでした。
今回どうなるかは、来週以降を見ないと分かりません。

まぐ
まぐ

株は半導体で荒れて、為替は介入の話で動いてる。
これ、別々の話なんやな。

チャッピー
チャッピー

そこは分けて見たほうがええな。
同じ週に起きたからというて、原因まで同じとは限らへん。
株の上下は半導体、為替の急変は介入への警戒。
それぞれ別の理由で動いとるんよ。

今週のテーマ①:半導体とバリューが、日替わりで入れ替わった

今週の値動きを日ごとに並べると、ひとつの型が見えてきます。

半導体が売られた日は、それ以外の株が買われる。
半導体が買い戻された日は、それ以外の株が売られる。

この入れ替わりが、4営業日とも成立していました。

分かりやすいのが金曜です。
半導体が軒並み高となったこの日、ソニーグループ・任天堂・トヨタ自動車が安く、KDDIやサンリオも下げています
指数は+4.03%と大きく上げましたが、その裏で売られていた株もあったということです。

資金が一方向に移動したのではなく、半導体とそれ以外の間を行ったり来たりしていた
シーソーのような一週間でした。

日付半導体・AI側同時に逆を向いた側
7/28(火)SOXが3日続落、キオクシアがストップ安小売関連が買われ、値下がりは全体の3分の2強にとどまる
7/29(水)東京エレクトロンなど2銘柄で日経を約880円押し下げ輸送用機器・ゴム製品・サービス業が上昇、トヨタなど内需が堅調
7/30(木)アドバンテスト1銘柄で日経を約660円押し上げ証券・銀行・その他金融が下落、値下がり165銘柄
7/31(金)アドバンテストとソフトバンクGで約1,615円押し上げソニーG・任天堂・トヨタ・KDDI・サンリオが下落
まぐ
まぐ

片方が上がったら、もう片方が下がってるんやな。

チャッピー
チャッピー

4日ともそうなっとるな。
向きは毎日変わってるけど、入れ替わりが起きてるのは共通しとるんよ。

まぐ
まぐ

資金の量が決まってて、その取り合いをしてるみたいな感じか。

チャッピー
チャッピー

そう見える動きやったな。
ただこれが今週だけの話なんか、もうしばらく続くんかは分からへん。
来週も同じ形が出るかどうかやな。

今週のテーマ②:指数が下げた日に、株の3分の2は上がっていた

今週いちばん象徴的だったのが水曜です。

日経平均は−930円(−1.49%)。
ニュースの見出しだけ見れば「株安の日」です。
ところが同じ日の東証プライムは、値上がり銘柄が67%、値下がりが31%でした。
日経平均の構成銘柄で見ても、値上がり143銘柄に対して値下がりは80銘柄です。

数のうえでは、上がった株のほうが倍以上ありました。
それでも指数が下げたのは、東京エレクトロンとソフトバンクグループの2銘柄だけで約880円押し下げたからです。

そして木曜は、これがそのまま逆になりました。
日経平均は+433円と3日ぶりに反発しましたが、値上がりは59銘柄で、値下がりが165銘柄
指数はプラスなのに、大半の株は下げていたことになります。

まぐ
まぐ

指数が上がった日に、持ってる株が下がってることもあるんやな。

チャッピー
チャッピー

今週の木曜がまさにそれやったな。
指数は一部の大きな銘柄で決まるから、自分の持ち株と反対の動きになることは普通にあるんよ。

まぐ
まぐ

そうなると、指数を見る意味ないんかな。

チャッピー
チャッピー

そうでもないで。
指数と中身がどれくらいズレてるかを見ると、その日に何が売られたかが分かるからな。
「日経が下げた」で止めんと、そこまで見たら景色が変わるわ。

まぐのメモ:4,916円動いても、配当の予定は変わってない

週内で4,916円も動いた週やけど、持ってる株の配当予定は何も変わってへん。
半導体が上がろうが下がろうが、内需の会社が去年より配当を増やすかどうかとは別の話やからな。

来週いちばん見たいのは、半導体がこのまま戻るんか、それとも下げの途中で一度戻っただけなんか、というところや。
金曜の米国の半導体が、上げてから押し戻されて終わってるのが引っかかってる。
今の時点でどっちとも言えへんから、来週の動きを見て確かめたい。

決算の受け止められ方が会社ごとに分かれたのも、来週まで見ときたいところや。
まとめて売られる相場から、1社ずつ選別される相場に変わったんやとしたら、それは半導体だけの話やなくて、AI関連ぜんぶに関わってくる。
ただこれもまだ1週間分やから、決めつけずに次を見る。

今週のまとめ

W31(7/27〜7/31)の振り返り
① 日経平均は週間−0.39%とほぼ変わらず。
ただし火曜に−3.95%、金曜に+4.03%と往復し、週内の高値と安値の差は4,916円だった。
② 火曜の急落は米SOXの3日続落とキオクシアのストップ安に加え、韓国KOSPIが2営業日続けてサーキットブレーカーを発動したことが重なったもの。
2日連続の発動は韓国取引所として初めてで、時価総額は865兆ウォン失われた。
日経平均は水曜に一時60,448円と6万円割れが目前に迫った。
③ 金曜の急伸は、前日の米国でマイクロソフトの決算が好感されSOXが8%超上昇したことを受けたもの。
アドバンテストとソフトバンクGの2銘柄で約1,615円押し上げた。
ただし大手テックの決算は明暗が分かれ、マイクロソフト+21.75%・アマゾン+17.00%の一方で、メタ−6.47%・アップル−7.24%と週間で下げている。
半導体とそれ以外が、日替わりで入れ替わった
半導体が売られた日はほかの株が買われ、半導体が買われた金曜はソニーG・任天堂・トヨタ・KDDIが下げている。
4営業日ともこの入れ替わりが起きた。
⑤ ドル円は週間−3.43%の158円台前半。
米財務省が介入の可能性を銀行に通知したと伝えられ、協調介入が警戒された。
株の荒れとは別の理由で動いている。
なお春の介入では、155円台まで円高が進んだあと約3か月で163円台まで戻っている。

指数が動いた幅より、その日に何が買われて何が売られたか。
今週はそこを見ないと、週足のほぼ横ばいという数字しか残らない一週間でした。

よくある質問(FAQ)

Q1. 週足がほとんど動いていないのに、荒れた週といえるのですか?

週足は「月曜の前の終値」と「金曜の終値」を比べただけの数字やからな。
今週は火曜に2,566円下げて、金曜に2,494円上げた。
下げと戻りがちょうど打ち消し合ったから、週足では−0.39%にしか見えへんかっただけや。
週内の高値と安値の差は4,916円あった。
週足だけ見て「動いてない週」と判断すると、中で何が起きてたかを見落とすことになるで。

Q2. 日経平均が下がった日に、値上がりした株のほうが多いのはなぜですか?

日経平均は株価の高い銘柄ほど指数への影響が大きくなる作りやからや。
水曜は東京エレクトロン1銘柄で約595円、ソフトバンクGと合わせて約880円指数を押し下げた。
その裏で、値動きの小さい銘柄が数多く上がっても、指数の数字にはほとんど出てこーへん。
せやから「日経が下げた」と「多くの株が下げた」は、同じ意味やないんよ。

Q3. 木曜のSOX+8.19%は、下げ止まりのサインと見ていいですか?

それはまだ分からへん、というのが正直なところや。
本文でも触れたけど、下げの途中で一度だけ大きく戻ってまた下げていくデッドキャットバウンスという動きもあるからな。
実際、金曜の米国の半導体は11,885まで上げてから11,311まで押し戻されて終わってる。
どっちやったかを見分けられるのは、あとから振り返ったときだけや。
その場で当てにいくより、来週の動きを見てから判断するほうが確実やと思うで。

Q4. 相場がこれだけ荒れた週、高配当株を持っている人は何をすればいいですか?

基本は何もせんでええと思うわ。
今週動いたのは半導体とAI関連が中心で、配当を目的に持つような株はむしろ静かやった。
水曜みたいに指数が下げた日でも、トヨタなど自動車株や内需の銘柄は買われてたしな。
指数が4,916円動いても、持ってる会社が今年払う配当の予定は変わらへん。
見るところは日々の株価やなくて、業績と配当や。

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※ 本記事は相場の振り返りであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資判断はご自身の責任でお願いします。

前後の相場振り返りもチェック

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出典:Yahoo!ファイナンス、日本経済新聞、Bloomberg、株探、yfinance(日本・米国とも7/31終値時点、週間騰落は7/24終値起点)

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