【2026年6月第4週】日経乱高下で7万円割れ|半導体ショックはバリューシフトの始まりか?

market-review-2026w26-eyecatch-v2 相場振り返り

対象期間:2026年6月22日〜6月26日(W26)

出典:Yahoo!ファイナンス、日本経済新聞、Bloomberg、yfinance

👉 先週(6/15〜6/19)の振り返りはこちら

今週の結論

日本株:日経平均は週間−2.65%で69,361円、7万円を割り込みました。
木曜には72,366円で過去最高値を更新したものの、金曜に−3,005円と急落する乱高下。
世界的な半導体安が日本の値がさ半導体株に波及し、TOPIX(−2.02%)よりも日経の下げが目立ちました。

米国株:NASDAQ−4.60%、SOX半導体−7.94%と、ハイテク・半導体が大きく下落。
「AIの設備投資はこのペースで続くのか」という過熱への警戒が広がり、NASDAQは5日続落しました。
一方でNYダウは+0.60%と逆行高。
グロース(成長株)からディフェンシブ・バリューへ、お金の行き先が変わり始めた一週間でした。

原油・為替:WTI原油は週間−8.49%で70ドル台。
中東リスクの後退が続き、先週に続いての下落です。
ドル円は+0.75%で161.8円とじわり円安。
160円台は引き続き、政府・日銀の為替介入が警戒されるゾーンです。

まぐ
まぐ

今週はえらい荒れたな。
先週日経平均が7万円超えて喜んでたのに、一転して7万円割れや。

チャッピー
チャッピー

まさにジェットコースターやったな。
日経は1日で3,000円動く日が2回もあった。
値幅だけ見たら歴史に残るレベルやで。

まぐ
まぐ

半導体ラリーの反動が一気に来た感じやな。

今週の主要指数(週間騰落)

まずは今週の主要指数の週間騰落を一覧で見ておきます。
数字は6/26(金)終値時点です。

指数終値週間騰落備考
日経平均69,361円(金6/26)−2.65%木に72,366で最高値→金に7万円割れの乱高下
TOPIX3,963(金6/26)−2.02%日経ほど崩れず=下げは値がさ半導体に集中
NYダウ51,876(金6/26)+0.60%ハイテク総崩れの裏で逆行高、ディフェンシブ買い
S&P5007,354(金6/26)−1.95%ハイテク売りも、堅調な銘柄も。下げは限定的
NASDAQ25,298(金6/26)−4.60%5日続落、AIコスト懸念で年初来でも大きめの下落
SOX半導体13,204(金6/26)−7.94%先週の最高値から急落、アジア半導体が震源
WTI原油70ドル台(金6/26)−8.49%中東リスク後退の継続で先週に続き下落
ドル円161.8円(金6/26)+0.75%じわり円安、160円台は介入警戒ゾーン

日経平均(−2.65%)|木に最高値、金に7万円割れの乱高下

日経平均株価 日足チャート(直近3ヶ月)
まぐ
まぐ

チャートのローソク足、この1週間の振れ幅がすごいな。
火曜に下げて、木曜に最高値まで戻して、金曜にまた急落。
1週間で何があったん?

チャッピー
チャッピー

時系列で見ると分かりやすいで。
火曜は韓国発の半導体ショックで−2,566円、水曜も小幅安。
木曜はマイクロンの好決算で+3,191円も反発して、終値72,366円で過去最高値を更新したんや。
でも金曜にOpenAIの上場延期報道が出て−3,005円、結局7万円を割って引けた。

まぐ
まぐ

木曜の+3,191円って、過去最大の上げ幅に迫る水準やんな。
値幅だけ聞くと「暴落や!」「歴史的だ!」って身構えてしまうわ。

チャッピー
チャッピー

そこは落ち着いて見たいとこや。
たしかに値幅では歴代屈指やけど、率で見ると+4.6%/−4.2%。
指数が7万円と高い水準やから、同じ%でも値幅が大きく出るだけなんや。
率で見れば“平時のかなり大きめ”くらい。
数字のマジックに振り回されんようにな。

TOPIX(−2.02%)|日経ほどは崩れず

TOPIX 日足チャート(直近3ヶ月)
まぐ
まぐ

TOPIXは−2.02%か。
日経の−2.65%より下げが小さいんやな。
同じ日本株やのに、なんで差が出るん?

チャッピー
チャッピー

そこが今週のキモやで。
日経平均は株価の高い「値がさ株」の影響が大きい指数で、その上位に半導体関連が並んでる。
今週はその半導体が世界的に売られたから、日経のほうが下げが濃く出たんや。
市場全体を映すTOPIXのほうが底堅かったのは、後のセクションで詳しく掘り下げるで。

S&P500(−1.95%)|ハイテク売りも、堅調な銘柄もあり下げは限定的

S&P500 日足チャート(直近3ヶ月)
まぐ
まぐ

S&P500は−1.95%。
NASDAQの−4.6%ほどは下げてへんのやな。

チャッピー
チャッピー

S&P500はハイテクだけやなく、いろんな業種を幅広く含んでる指数やからな。
ハイテクが大きく売られた分は重しになったけど、ディフェンシブ株が買われた分でいくらか相殺された。
NASDAQとダウのちょうど間くらいの下げ、ってイメージや。

NASDAQ(−4.60%)|5日続落、AIコスト懸念でハイテク売り

NASDAQ 日足チャート(直近3ヶ月)
まぐ
まぐ

NASDAQは−4.6%で5日続落か。
ハイテクがここまで嫌われた理由は何なん?

チャッピー
チャッピー

根っこは「AIの設備投資、本当にこのペースで続くんか?」っていう過熱への警戒や。
そこに金曜、OpenAIが上場(IPO)を延期するかもって報道が出て、AI関連株がさらに売られた。
ハイテク比率の高いNASDAQは、その影響をモロに受けて5日続落になったんや。

SOX半導体(−7.94%)|震源はアジア、SK Hynixが急落

SOX半導体指数 日足チャート(直近3ヶ月)
まぐ
まぐ

先週は最高値やったSOXが、今週は−7.94%の急落。
半導体、ずいぶん落差が激しいな。
何がきっかけやったん?

チャッピー
チャッピー

震源は韓国と思われるで。
火曜、韓国KOSPIが一時8%超下落でサーキットブレーカーが発動して、SK Hynix・サムスンが揃って12%超安や。
きっかけは、韓国当局が半導体株に連動する「レバレッジ型ETF」への警告を強めたこと。
信用(レバレッジ)の強制ロスカットが連鎖して、半導体売りが世界に広がったんや。

まぐ
まぐ

でも木曜はマイクロンの決算で一回戻したんやんな?

チャッピー
チャッピー

そう、マイクロンが「過去最高益」っていう絶好調の決算を出して、一旦“AIまだいけるやん”で急反発した。
でも金曜のOpenAI報道でまた冷や水。
1週間でムードがコロコロ変わる、典型的な過熱相場の振れ方やったな。

NYダウ(+0.60%)|ハイテク総崩れの裏で逆行高

NYダウ 日足チャート(直近3ヶ月)
まぐ
まぐ

今週いちばん意外やったのが、ダウだけプラスってとこや。
ハイテクが総崩れやのに、ダウは上がってる。
これ、どういうことなん?

チャッピー
チャッピー

ここが今週の本質やで。
ダウはハイテク比率が低くて、景気敏感・優良企業が中心の指数や。
ハイテクから抜けたお金が、こういうディフェンシブ・バリュー株に流れ込んだ。
“お金の行き先が変わった”のが、ダウの逆行高にハッキリ出てるんや。

WTI原油(−8.49%)|中東リスク後退で先週に続き下落

WTI原油 日足チャート(直近3ヶ月)
まぐ
まぐ

原油は先週−9.8%、今週も−8.5%か。
2週続けてけっこう下げてるな。

チャッピー
チャッピー

中東リスクの後退が続いてるのが大きいな。
地政学リスクが和らぐと、有事の原油高プレミアムが剥がれて値が下がる。
原油安はインフレ・コストの面では追い風やけど、今週はそれ以上に半導体ショックが相場を支配した一週間やったな。

ドル円(+0.75%)|じわり円安、160円台は介入警戒

ドル円 日足チャート(直近3ヶ月)
まぐ
まぐ

株はこんなに荒れたのに、ドル円は+0.75%で意外と穏やかなんやな。

チャッピー
チャッピー

そうやな、為替は株ほど大きくは動かんかった。
161円台でじわり円安方向や。
ただ160円を超えてきてるぶん、政府・日銀の為替介入への警戒はずっとくすぶってる。
このゾーンは引き続き要注意やで。

今週のテーマ①:日経の歴史的な値幅と、その正しい見方

今週いちばん語っておきたいのが、日経平均の歴史的な値幅です。
木曜+3,191円・金曜−3,005円という1日の振れは、値幅だけ見れば歴代屈指。
でも、ここで大事なのは“率”で捉えることです。

まぐ
まぐ

木曜+3,191円って、2024年8月の過去最大(+3,217円)に迫る水準やろ?
こういう数字を見ると、つい身構えてしまうわ。

チャッピー
チャッピー

値幅では確かに歴史的や。
でも率にすると+4.6%/−4.2%。
指数が7万円という高い水準にいるから、同じ4%でも値幅(円)が大きく見えるだけなんや。
仮に日経が3万円の時代やったら、4%は1,200円。
“歴史的な値幅”と“歴史的な暴落”は、似てるようで全然ちがう。

まぐ
まぐ

なるほど。
値幅の数字に驚くんやなくて、率で平常心を保て、ってことやな。

今週のテーマ②:テックからディフェンシブへ──お金の移動が始まった?

今週の本質は、お金の「行き先」が変わり始めたかもしれないことです。
ハイテクの代表NASDAQが5日続落する裏で、ディフェンシブ中心のNYダウは逆に上昇。
これは「グロース → ディフェンシブ・バリュー」へのローテーション(資金の移動)の兆しと見られています。

まぐ
まぐ

金曜の日経、−4.15%も下げたのに、実は値上がりした銘柄のほうが多かったんやろ?

チャッピー
チャッピー

そうなんや。
金曜の日経225は、値上がり114銘柄・値下がり109銘柄で、実は過半数が上昇してた。
それでも指数が−4.15%下げたのは、下げが一部の値がさ半導体株に集中したからや。
TOPIX(市場全体)が−1.32%にとどまったのも同じ理由やな。
指数の数字だけ見ると“総崩れ”に見えるけど、中身は二極化してたんや。

まぐ
まぐ

半導体が売られた一方で、内需やバリューの広い銘柄は底堅かった、と。
これが“ディフェンシブにお金が回ってる”って話につながるんやな。

チャッピー
チャッピー

その通りや。
これが一時的な調整で終わるか、本格的なバリューシフトの始まりになるかは、まだ誰にも分からん。
ゴールドマンは「押し目は買い場、トレンドは上」と言うてるし、弱気派は「AIバブルの転換点」と見てる。
来週以降、ダウとNASDAQのどっちに勢いが戻るかが、見極めのヒントになるな。

まぐのメモ:乱高下の週ほど、自分の時間軸に戻る

木曜に最高値、金曜に7万円割れ。
こんな週は、画面に張りついてると気持ちがすり減ってしまう。
でも、長期で配当をもらい続けるのが目的の高配当株投資家からすれば、今週の乱高下は基本的に“ノイズ”や。

15年、20年というスパンで見れば、こういう週は何度も来る。
財務が優良な高配当株を持っているなら、株価が一時下がっても配当はちゃんと入ってくる。
慌てて動く理由はないし、むしろディフェンシブにお金が回ってくる流れなら、高配当株にとっては悪い話ばかりでもない。
大事なのは、相場の振れ幅やなくて、自分が欲しい銘柄が落ち着いた水準にいるかどうか。
乱高下の週ほど、その姿勢が効いてくると思う。

▶ あわせて読みたい:高配当株の探し方|失敗しない4ステップ

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アサヒGHD(2502)|18期連続増配・利回り3.4%
日本製鉄(5401)|PBR0.56・利回り4-5%
JT(2914)|配当利回り4%超え

今週のまとめ

W26(6/22〜6/26)の振り返り
① 韓国当局のレバレッジETF警告が発端で半導体が急落、AIの設備投資への過熱懸念が世界に波及。
② NASDAQは5日続落、SOX半導体は−7.94%。
木曜はマイクロンの好決算で一時反発も、金曜のOpenAI上場延期報道で再び失速。
③ 日経は乱高下で7万円割れ(−2.65%)。
木+3,191円・金−3,005円と値幅は歴代級だが、率では+4.6%/−4.2%=平時の大きめ。
④ NYダウは逆行高(+0.60%)=テックからディフェンシブへのローテーションの兆し。
金曜の日経225は値上がり114>値下がり109で、下げは一部の値がさ半導体に集中。
⑤ 一時的な調整か本格的なバリューシフトかはまだ不明。
長期投資家は短期のノイズと捉え、自分の時間軸で淡々と。

よくある質問(FAQ)

Q1. 日経が1日で3,000円も動いたけど、暴落ですか?

値幅だけ見れば歴代屈指やけど、“暴落”とは言いにくいで。
木曜+3,191円・金曜−3,005円は、率にすると+4.6%/−4.2%。
日経が7万円という高い水準にいるから、同じ%でも値幅(円)が大きく出るだけなんや。
数字の大きさに驚くより、率で冷静に捉えるのが大事やな。

Q2. なぜ半導体が急に売られたのですか?

震源は韓国と見られてるで。
韓国当局が半導体株に連動するレバレッジ型ETFへの警告を強めて、信用の強制ロスカットが連鎖。
KOSPIが一時8%超下落して、SK Hynixやサムスンが急落したんや。
その根っこには「AIの設備投資はこのペースで続くんか」という過熱への警戒があって、それが世界中のハイテク・半導体株に飛び火した、ってことやな。

Q3. 日経が下げたのに、値上がり銘柄のほうが多かったというのは本当ですか?

ほんまやで。
金曜の日経225は、値上がり114銘柄・値下がり109銘柄で、実は過半数が上昇してたんや。
それでも指数が−4.15%下げたのは、株価の高い一部の値がさ半導体株に下げが集中したから。
市場全体を映すTOPIXが−1.32%にとどまったのも同じ理由や。
指数の数字だけ見ると実態を見誤ることがある、ってええ例やな。

Q4. こういう乱高下のとき、長期投資家はどうすればいいですか?

基本は“動かない”でいいと思う。
長期で配当をもらい続けるのが目的なら、1週間の上下はノイズや。
財務が優良な高配当株を持ってるなら、株価が一時下がっても配当はちゃんと入ってくる。
相場の振れ幅に振り回されず、自分の時間軸で淡々と続ける。
これが長期投資のいちばんの武器やで。

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※ 本記事は相場の振り返りであり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。
投資判断はご自身の責任でお願いします。

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出典:Yahoo!ファイナンス、日本経済新聞、Bloomberg、yfinance(数値は6/26終値時点)

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