株を買ったら配当金はいつ入る?権利確定日と支払日の調べ方

配当金はいつ入る?権利確定日と支払日の調べ方をやさしく解説 投資の基礎知識
まぐ
まぐ

高配当株を30銘柄そろえて買ったんやけど、配当っていつ入ってくるんやろ?株を買った瞬間にもらえるわけやないよな?

チャッピー
チャッピー

いい質問やで。
配当をもらえるタイミングには、ちゃんとしたルールがあるんよ。
カギは「いつ株を持ってたか」。
むずかしくないから、順番に教えるで。

この記事では、配当金がいつ・どういう仕組みで入るのかを、初めての人にもわかるように順番に説明します。
自分が持っている株の入金時期を調べる方法や、実際に高配当株を30銘柄買って「初めての配当はいつ入るのか」を確かめた結果も載せています。

📝 この記事でわかること

✅ 配当金は「権利確定日」に株を持っていた人がもらえる
✅ 権利確定日はその会社の決算日=月末になることが多い
✅ 権利確定日の2営業日前(権利付最終日)までに買う必要がある
✅ 入金は権利確定日の2〜3ヶ月後が目安(中間は11〜12月頃・期末は6月頃)
✅ 調べ方は「証券口座」「無料サイト」「各社IR」の3ルート
✅ 実例:高配当株30銘柄の初入金は2026年11〜12月ごろ

配当金は「権利確定日」に株を持っていた人がもらえる

結論から言うと、配当金をもらえるかどうかは「権利確定日」という日に、その株を持っていたかどうかで決まります。
買った金額や持っていた長さは関係なく、この1日をまたいで持っていたかどうかがすべてです。

権利確定日は、その会社が「配当をもらえる株主を確定させる日」で、多くの場合その会社の決算日に設定されています。
日本の会社は決算日を月末に置いていることがほとんどなので(3月末・12月末・9月末など)、権利確定日も月末になることが多いです。
中間配当の場合は、決算期のちょうど半分にあたる日(3月決算の会社なら9月末)が権利確定日になります。
まずは「だいたい月末」と覚えておけば十分です。

ここで初めての人がつまずきやすいのが、権利確定日の当日に買っても間に合わないという点です。
株を買ってから自分の名義になるまでに2営業日かかるため、実際に配当をもらうには、権利確定日の2営業日前にあたる「権利付最終日」までに買って、その日の取引終了時点で持っている必要があります。
権利付最終日の次の日を「権利落ち日」と呼び、この日以降に買っても今回の配当はもらえません。

言葉だけだとわかりにくいので、権利確定日が2026年9月30日(水)の会社を例に、カレンダーで見てみます。

配当をもらうための3つの日を示すカレンダー。権利付最終日(9月28日)までに買えば配当がもらえ、入金は約2〜3ヶ月後の11〜12月ごろ。

この例なら、9月28日までに買って持っていれば配当がもらえて、実際に振り込まれるのは2〜3ヶ月ほど先の11〜12月ごろ、という流れになります。
株を買うタイミングと、お金が入るタイミングには、これくらいの時間差があるわけです。

まぐ
まぐ

なるほど、「権利確定日の2営業日前まで」に買って持ってへんとアカンのやな。
買った当日にもらえるわけやないんや。

チャッピー
チャッピー

そのとおりやで。
逆に言うと、その銘柄の「決算月」さえわかれば、権利確定日も入金の時期もだいたい読めるんよ。
次は、自分の株の入金予定を調べる方法を見ていこか。

入金はいつ?権利確定日の「2〜3ヶ月後」が目安

権利を取れても、その場で入金されるわけではありません。
実際の入金は権利確定日のおよそ2〜3ヶ月後になります。
配当には「中間配当」と「期末配当」があり、それぞれ入金時期がずれます。

いちばん多い3月決算の会社を例にすると、目安はこうなります。
中間配当は取締役会で決めるため入金が早く、期末配当は株主総会の後になるぶん少し遅くなります。

配当の種類権利確定日(3月決算の例)入金の目安
中間配当9月末11〜12月ごろ
期末配当3月末6月ごろ(株主総会後)

注意したいのは、これが「3月決算の会社」の目安だという点です。
決算月が違えば、権利確定日も入金の時期も変わります。
たとえば12月決算の会社なら、権利確定日は中間が6月末・期末が12月末です。
また、中間配当は出す会社と出さない会社があり、期末の年1回だけという会社も少なくありません。
入金の時期は銘柄ごとに違うので、次はその調べ方を見ていきます。

自分の株の配当がいつか調べる3つの方法

「自分が持っている銘柄はいつ入るのか」を調べる方法は、大きく3つあります。
いちばん手軽なのは証券口座の予定画面ですが、口座がなくても無料サイトで調べられます。

① 証券口座で見る(いちばん早い)

すでに株を持っているなら、証券会社の画面で見るのがいちばん早いです。
楽天証券SBI証券、それぞれの確認場所を紹介します。

◆ 楽天証券の場合

これから入る配当の予定は、銘柄を検索して銘柄情報の「配当・優待」タブを開くと確認できます。
その中の予想配当情報・確定配当情報に「配当金入金予定日」が表示されます。
まだ権利確定日をむかえていない配当は「予想配当情報」にのり、入金予定日は「-」(未定)と出ます。
権利確定日を過ぎると「確定配当情報」に移り、実際の入金予定日(たとえば9月末の権利なら11月末ごろ)が入ります。
楽天証券のスマホアプリからも、同じように確認できます。
なお、受け取った配当金の履歴は「マイメニュー」→「入出金・振替」→「配当・分配金」で見られます。

楽天証券「配当・優待」タブの表示例(デンソー)。権利付き最終日・配当落ち日・権利確定日と、予想配当情報・確定配当情報の配当金入金予定日が表示されている。
▲ 楽天証券「配当・優待」タブの表示例(デンソー)。
権利確定前の予想配当は入金予定日が「-」、権利確定後の確定配当には実際の入金日が入ります。

◆ SBI証券の場合

SBI証券では、これから入る配当の予定金額を確認できます。
ただし入金日そのものは、各企業の決算短信(配当金支払開始予定日)で確認する形になります。
なお、受け取った配当金の履歴は「My資産」の配当金・分配金の履歴で見られます。

どちらの証券会社も、自分が持っている株の配当を口座から確認できるのが強みです。
これから口座を選ぶなら、1株から買えて配当の管理もしやすいSBI証券・楽天証券のどちらかにしておくと、こうした確認もラクです。
2社の違いは記事末で比較しているので、口座選びの参考にしてみてください。

② 銘柄ページ・無料サイトで見る(口座がなくてもOK)

まだ口座を持っていない場合や、買う前に確認したい場合は、無料の株情報サイトで銘柄ごとに調べられます。
銘柄名や証券コードで検索すると、権利確定月・配当予想・配当利回りが載っています。
代表的なのは次のようなサイトです。

🔎 株探(かぶたん)…銘柄ページの「配当」欄で権利確定月・配当予想・利回りを確認
🔎 Yahoo!ファイナンス…配当情報や権利確定日をまとめて表示
🔎 みんかぶ…配当予想・利回りが見やすい
🔎 IRバンク…配当金の何年ぶんもの推移をチェック
🔎 各社の公式IR…「配当予想」で会社の最新の見通しを確認

実際に1銘柄で調べてみる(デンソーの例)

やり方のイメージがわくように、実際に1銘柄で見てみましょう。
ここでは、この記事の後半で紹介する30銘柄のひとつ、デンソー(証券コード6902)を「みんかぶ」で調べてみます。
手順は3ステップだけです。

ステップ1. みんかぶの検索窓に「デンソー」または「6902」と入れて、銘柄ページを開く
ステップ2. 銘柄ページのメニューから「配当」を選ぶ
ステップ3. 「配当状況」に並んでいる項目を見る

すると、「配当権利確定月:3月・9月」と書かれています。
これがいちばん大事な情報で、デンソーは3月末(期末)と9月末(中間)に権利確定日がある、とわかります。
あわせて配当利回り(約3.7%)や、1株あたりの配当金(約74円)も同じ画面に載っています。

ここまでわかれば、あとは記事の前半で見た仕組みに当てはめるだけです。
デンソーなら、9月末までに買って持っていれば中間配当が11〜12月ごろに、3月末まで持っていれば期末配当が6月ごろに入る、と読めます。
同じやり方で、自分が持っている(または気になっている)銘柄も1つずつ調べられます。

まぐ
まぐ

なるほど、むずかしく考えんでも「配当権利確定月」の欄さえ見れば、いつ買えばいいか・いつ入るかが読めるんやな。

③ 各社IRの「配当予想」で最終確認する

配当金は「予想」の段階では変わることがあります。
増配・減配のニュースが出ると金額が動くので、より正確に知りたいときは会社の公式IR(投資家向け情報)にある「配当予想」を見るのが確実です。
金額まできっちり押さえたいときの最終チェックに向いています。

チャッピー
チャッピー

使い分けの目安はシンプルやで。
無料サイトは「1銘柄をサッと調べる」のに便利、証券口座は「持っている株の配当を口座でまとめて管理する」のに便利。
両方あると心強いんよ。

実際に30銘柄で調べてみた|初入金は11〜12月だった

ここからは実例です。
現金30万円で高配当株を30銘柄買い、その全銘柄の初入金がいつになるのかを、上のやり方で調べてみました。
買ったのは2026年7月なので、6月末の権利は取れていません。
そこで「次に取れる権利はいつか」を銘柄ごとに確認していきます。

ポイントは決算月での仕分けでした。
30銘柄のうち多くは3月決算で、これらは9月末の中間配当を取れるので、入金は11〜12月ごろになります。
一方でブリヂストンやキヤノン、ヒューリックのような12月決算の会社は、6月末の権利を逃しているため、次の入金は翌年3月ごろまで待つことになりました。

初入金の時期銘柄数中身
2026年11〜12月22銘柄3月決算の中間配当(9月末権利)
2027年3月8銘柄12月決算などの期末配当
2027年6月ごろ22銘柄3月決算の期末配当(年間の大きいほう)

調べてみるまでは「夏ごろには入るのかな」となんとなく思っていたのですが、実際は初入金が11〜12月ごろ。
思っていたより先でした。
こうして自分の保有株を仕分けすると、「いつ・どれくらい入るか」の見通しが立ち、待つ心の準備ができます。

まぐ
まぐ

この30銘柄を実際に買って、配当も損益もぜんぶ公開してく連載をやってるんよ。
初配当が入ったら、いくら入ったかもそのまま載せる予定や。

この30銘柄を実際に買った記録は、30万円で高配当株30銘柄を実際に買ってみた|実録連載スタートにまとめています。
配当が入ったら、受け取った金額もこの連載で公開していきます。

よくある質問(FAQ)

Q1. 株を買ってすぐに配当金はもらえますか?

もらえへんで。
「権利確定日」を持ち越して初めて権利が取れる仕組みや。
しかも権利確定日の2営業日前(権利付最終日)までに買ってへんとダメで、実際の入金はそこからさらに2〜3ヶ月後になるんよ。

Q2. 権利確定日の翌日に売っても配当はもらえますか?

もらえるで。
権利付最終日の取引終了時点で持ってたら権利は確定するから、その後に売っても配当は入る。
ただ権利落ちで株価が配当ぶん下がりやすいから、そこは含み損益とセットで見ておくのがいいな。

Q3. 配当金に税金はかかりますか?NISAだとどうですか?

課税口座(特定口座など)やと20.315%が源泉徴収されて、税引後の金額が入ってくる。
特定口座(源泉あり)なら基本これで完結や。
NISA口座で持ってる株の配当は非課税やけど、受取方法を「株式数比例配分方式」にしてへんと非課税にならんケースがあるから、そこは証券口座の設定を確認しといてな。

まとめ|決算月がわかれば入金時期は読める

配当金がいつ入るかは、「権利確定日に持っていたか」と「その2〜3ヶ月後に支払われる」という2つのルールで決まります。
持っている銘柄の決算月がわかれば、入金月はだいたい読めるようになります。
まずは証券口座の配当予定か無料サイトで、自分の株の権利確定月を確認してみてください。

まぐ
まぐ

入金の月がわかると、待つのもちょっと楽しみになるで。
初めての配当、今から待ってるとこや。

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