高配当株の「選び方」と「組み方」|30万円の実録でやっていることを、Kindle2冊にまとめました

kindle-2satsu-eyecatch-v3 まぐの投資日記

2026年10月19日まで、Amazonのプライム感謝祭に合わせて、Kindle Unlimitedを最初の3か月無料で使えるキャンペーンが開かれています。
この機会に、Kindleで出している高配当株の本2冊を紹介します。
2冊ともKindle Unlimitedの対象なので、キャンペーンで始めれば追加の料金なしで読めます。
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このブログでは、30万円で日本の高配当株を買い、そのポートフォリオを公開しています。
2026年7月に30銘柄を組み、そのあと買い増しと買い足しを重ねて、いまは32銘柄です。

銘柄選びの材料にしているのは、月に一度noteにまとめている高配当株ランキングです。
そして、そのランキングの作り方とポートフォリオの組み方を書いたのが、Kindleで出している2冊の本です。

結論から書くと、2冊の役割は分かれています。
第1弾『10年データで選ぶ高配当株入門』は、1つの銘柄を選ぶための物差しの本です。
第2弾『10年データで組む高配当株ポートフォリオ』は、選んだ銘柄を組んで、育てていくための決まりごとの本です。
ふだん銘柄を選ぶとき、組むときにやっていることを順番に書いて、2冊の本にまとめました。
7月に30銘柄を組んでからも、銘柄を足すとき、足さないと決めるときは、同じやり方で判断しています。

📝 この記事でわかること

✅ 第1弾は「1銘柄を選ぶ物差し」、第2弾は「組んで育てる決まりごと」
✅ 7月に30銘柄を組んだ4つのルールは、第2弾の第4章
✅ ライト工業の買い増しは、第2弾の「値下がりはチャンスにもなる」と「配当の額をそろえたい」
✅ 利回り5.06%の証券会社を見送ったのは、第1弾の物差し「営業キャッシュフロー」
✅ 記念配当・特別配当を除いて利回りを見直すのは、第1弾の「罠その3」
✅ ランキングから外れても売らないのは、第2弾の「売るのは前提が崩れたときだけ」
✅ 本を書いたあとに変えたこともある(株数は金額ではなく配当の額で決めている)

連載の1本目は、30万円で高配当株30銘柄を実際に買ってみたです。

結論|第1弾は「選ぶ」、第2弾は「組んで育てる」

2冊はどちらも、10年分の財務データで高配当株を見る本です。
違うのは、扱っている場面です。

第1弾第2弾
タイトル10年データで選ぶ高配当株入門10年データで組む高配当株ポートフォリオ
扱う場面1銘柄を選ぶとき何銘柄をどう組むか・買ったあとどうするか
中心になる章高利回りの罠(第2章)/8つの物差し(第3章)4つのルール(第4章)/育て方(第7章)/運用の作法(第8章)
実録で出てくる場面見送る・利回りを見直す組む・買い増す・売らない
価格500円(Kindle Unlimited対象)500円(Kindle Unlimited対象)

第1弾で「この銘柄は持ってよいか」を決め、第2弾で「ポートフォリオのどこに、どれだけ入れるか」を決めます。
ここからは、実録連載でやった判断を順番に並べて、本ではどの章で書いているかを添えます。

まぐ
まぐ

いい銘柄を選ぶのと、ポートフォリオを組むのは、別の話なんよね。

チャッピー
チャッピー

銘柄を選べても、それだけでは配当は安定せえへんからな。
何社に分けて、同じ業種にどれだけ寄せるかで、1社が減配したときの痛み方が変わる。

2026年7月|30銘柄を組んだ

最初の30銘柄は、次の4つのルールで、上から順に機械的に決めました。
本では、第2弾の第4章で書いています。

① 母集団は、月次ランキングの上位50銘柄
② 財務8項目のうち「1株配当金」が0点の銘柄は、入り口ではじく
③ スコアの高い順に採用し、同点なら利回りの高い順
④ 同じ業種(東証の33業種)は最大2銘柄まで

このうち、そのあとの判断につながったのが④です。
30銘柄は17業種に分かれ、13業種が2銘柄、4業種が1銘柄という形で組み上がりました。
1つの業種に配当が偏っていない状態から始められたので、そのあと銘柄を足すときも「どの業種が空いているか」から考えています。

金額は、1銘柄あたり約1万円にそろえました。
本では、第2弾の第3章「30銘柄×約1万円という設計」で書いています。

まぐ
まぐ

④のせいで、点数が高くても外した銘柄があったんよな。

チャッピー
チャッピー

本にも、それはこのルールのコストやと書いてある。
30銘柄に分けても、中が同じ業界ばっかりやったら、分けた意味が薄くなるからな。

2026年8月|ライト工業を1株買い増した

8月は、新しい銘柄は足さずに、持っている銘柄を1株買い増しました。
選んだのはライト工業(1926)です。

本では、第2弾の第7章「持っている30銘柄を買い増す ― 値下がりはチャンスにもなる」で書いています。
株価が下がったときに見るのは、下がった理由の方です。
業績や配当の方針が変わっていないのに安くなっているなら、同じ配当を前より安く買えます。

ライト工業は、7月に買ったときより株価が下がっていて、配当の見通しは変わっていませんでした。
ただ数日後に決算が控えていたので、8月5日の決算で減配につながる材料が出ないかを確かめてから、翌朝の寄り付きで1株買っています。
決算は減収増益で、自己資本比率も71.5%から73.0%に上がっていました。

株数は、この買い増しから、金額ではなく受け取る配当の額で決めています。

1業種からの配当を全体の10%以内に収める、という第1弾の第6章の目安も、ここで確かめています。
ライト工業は建設業で、同じ建設業のショーボンドと合わせても、配当全体の6.5%でした。

買い増しまでの判断は高配当株を買ったあとのお手入れに書いています。

2026年9月|利回りの高い方を見送った

9月は、持っていない業種から新しく1銘柄を足しました。
本では、第2弾の第7章「どう育てるか ― 毎月の買い増しで仲間を増やす」で書いています。

30銘柄17業種と、9月のランキング上位50銘柄を重ねると、持っていない業種の候補は2つでした。

候補業種スコア利回り
サンドラッグ(9989)小売業19/203.53%
JIA(7172)証券、商品先物取引業16/205.06%

利回りだけを見ると、JIAの方が1.5ポイント高い銘柄です。
見送った理由は、第1弾の第3章の物差し⑥、営業キャッシュフローでした。
取得できた9年分のうち、7年がマイナスだったからです。

営業キャッシュフローは、本業で実際に出入りした現金の収支です。
第1弾には、リース業のように先に資産を買って長い時間をかけて回収する商売では、営業キャッシュフローがマイナスになる年があるのは不自然ではない、とも書いています。
JIAも航空機リースの案件を組んで販売する会社なので、業態として説明はつきます。
そのうえで、配当を長く受け取るという目的には合わないと判断しました。

買ったサンドラッグは、財務8項目のうち7項目が◎、利益率の項目だけが○でした。
第1弾の第3章には「点数は結論ではなく地図」と書いていて、○や△がついた項目こそ調べる場所です。
調べると、利益率が低いのはドラッグストアという業態の数字で、その水準が10年ぶれずに続いていました。

2社を比べた記録は高配当株を新しく買い足すならに書いています。

まぐ
まぐ

5%の利回りを見送るのは、やっぱりもったいない気はするけどな。

チャッピー
チャッピー

利回りが高いのには理由がある、という話やな。
物差しを先に決めといたから、利回りの数字だけで決めずに済んだわけや。

2026年10月|記念配当を除いて利回りを見た

10月は、利回りの数字をそのまま使わない場面が続きました。
本では、第1弾の第2章「高利回りの罠」のうち、罠その3「一時的にかさ上げされた配当」で書いています。
記念配当や特別配当は、その年限りの上乗せです。
評価するのは、続いていく普通配当の方です。

まず、noteの10月号のランキングで、2社を外しました。

銘柄表示の利回り一時的な分を除いた利回り理由
オークネット(3964)6.06%3.18%82円のうち39円が特別配当
東計電算(4746)5.99%2.17%増配の原資が有価証券の売却益

どちらも、一時的な分を除くとランキングの入口(利回り3.5%以上)に届きません。
東計電算は名目上は普通配当ですが、会社が増配の理由を有価証券の売却による特別利益と説明しているので、一時的な分として扱いました。

実録で次に買う銘柄を比べたときも、記念配当を除いた利回りで見ています。
候補だった渋沢倉庫(9304)は、今期の配当90円のうち10円が記念配当です。
表示の利回りは4.10%ですが、記念配当を除くと3.64%になります。

買ったのは、もう1つの候補だったスパークス・グループ(8739)です。
渋沢倉庫は配当を前の年より下げない「累進配当」を掲げる会社ですが、倉庫の業種はすでに上組を持っていて、証券の業種は1銘柄も持っていませんでした。
業種の分散を優先して、持っていない業種を先に埋めています。
2社を比べた記録は高配当株の買い足し、どの業種から?に書いています。

まぐ
まぐ

利回りが急に高い銘柄は、まず配当の内訳を見るようにしてるんよ。

ずっと|ランキングから外れても売らない

銘柄を足す判断と同じくらい多いのが、何もしないと決める判断です。
これは第2弾の第8章「運用の作法」に書いています。

10月号のランキングでは、持っている銘柄のうち3つがTOP30から外れました。
TOYO TIREは利回りが3.49%で入口の3.5%をわずかに下回り、上組はROEが7.86%で基準の8%に届かず、ジェイエイシーリクルートメントは33位に下がっています。
3つとも売っていません。

第8章の作法その3は、基本は売らない、売るのは前提が崩れたときだけ、という決まりごとです。
売るのは、想定外の減配や不祥事のように、買ったときの理由が成り立たなくなったときです。
ランキングの入口の線をわずかに下回ったことは、会社の配当の前提が崩れたこととは別の話です。

9月29日の権利落ち日も同じです。
9月末に配当がある21銘柄は、寄り付きで平均1.72%下がりました。
配当の分だけ下がった場合の平均は1.80%なので、下がった分はほぼ配当として受け取る形です。
第8章の作法その2「全体の含み損も、基本は気にしない」のとおり、ここでも何もしていません。
数字は権利落ち日に株価はどれだけ下がる?にまとめています。

チャッピー
チャッピー

ランキングは候補のリストで、持ってる株の成績表やないからな。
入口の線を少し下回っただけで売ってたら、配当の流れが毎回途切れる。

本を書いたあとに変えたこと

2冊は2026年の6月と7月に出した本です。
実際にポートフォリオを動かしてみて、変えたこともあります。

1つ目は、株数の決め方です。
第2弾の第7章には、新しい銘柄を「1銘柄あたり約1万円分ずつ買い足していく」と書きました。
実際には、8月の買い増しから、受け取る配当の額で株数を決めています。
同じ本の第3章に「本当は配当の額をそろえたい」と書いた方に寄せた形です。
目的が配当なので、そろえたいのは投じた金額よりも、そこから返ってくる配当の方です。

2つ目は、年間配当の数え方です。
10月から、各社の会社予想の配当で数えるようにしました。
7月は買ったときの利回りから配当を計算していましたが、そのあと配当予想を引き上げた会社もあり、いまの会社予想とずれが出てきたからです。

3つ目は、足す銘柄の候補の広げ方です。
9月までは持っていない業種だけを候補にしていましたが、10月からは持っている銘柄が少ない業種の銘柄も候補に入れて比べています。

本に書いたのは、7月の時点の考え方です。
そのあとの変化はブログの実録連載とnoteのランキングに書いていて、本と合わせて読むと、同じやり方で、判断のたびにどう決めているかが分かると思います。

こんな人に合うと思います

第1弾『10年データで選ぶ高配当株入門』は、高配当株を1銘柄ずつ自分で調べて選びたい人に合うと思います。
利回りの数字のどこを疑えばいいか、10年分の財務データのどこを見ればいいかを、8つの物差しにまとめています。

第2弾『10年データで組む高配当株ポートフォリオ』は、何銘柄に分けて、同じ業種をどこまで持つかを決めたい人に合うと思います。
30万円で30銘柄を組んだ記録と、単元未満株を注文したときに36万円が押さえられた話、買ったあとの運用の決まりごとを書いています。

反対に、値上がりで儲ける銘柄を探している人や、買う銘柄の名前だけを知りたい人には、合わないかもしれません。
どちらの本も、銘柄を薦める本ではなく、選び方と組み方を書いた本です。

価格と読み方

どちらもKindle本で、価格は各500円です。
Kindle Unlimitedの対象なので、会員なら追加の料金なしで読めます。
Kindle端末がなくても、スマートフォンやパソコンのKindleアプリで読めます。

冒頭に書いたKindle Unlimitedの3か月無料のキャンペーンは、2026年10月19日までです。
対象は、過去6か月以内にKindle Unlimitedの無料体験やキャンペーンを使っていないプライム会員です。
この期間に始めれば、2冊とも追加の料金なしで読めます。
▶ Kindle Unlimitedのキャンペーンを見る(Amazon)

▶ 第1弾『10年データで選ぶ高配当株入門』(Amazon)
▶ 第2弾『10年データで組む高配当株ポートフォリオ』(Amazon)

それぞれの本を出したときの記事はこちらです。
▶ 初めての本を出版しました|『10年データで選ぶ高配当株入門』
▶ Kindle第2弾を出版しました|『10年データで組む高配当株ポートフォリオ』

この記事の要点

第1弾は1銘柄を選ぶ物差し、第2弾は組んで育てる決まりごと
7月の30銘柄は4つのルールで組んだ(同じ業種は2銘柄まで・第2弾の第4章)
8月の買い増しは第2弾の「値下がりはチャンスにもなる」と「配当の額をそろえたい」
9月に利回り5.06%を見送ったのは第1弾の物差し⑥(営業キャッシュフロー)
10月は第1弾の罠その3で、記念配当・特別配当を除いて利回りを見直した
ランキングから外れても、権利落ちで下がっても売らない(第2弾の第8章)
株数を配当の額で決めるなど、本を書いたあとに変えたこともある

まぐ
まぐ

決め方を本にまとめてあるから、あとから見返しても、なんでそうしたかが分かるんよね。

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▶ 高配当株を買ったあとのお手入れ|次に買い増す銘柄と株数の決め方
▶ 高配当株を新しく買い足すなら|ポートフォリオに無い業種から選ぶ
▶ 高配当株の買い足し、どの業種から?|スパークスと渋沢倉庫を比べて決めた
▶ 【2026年10月】日本の高配当株ランキング(note)

よくある質問(FAQ)

Q1. 2冊はどちらから読めばいいですか?

高配当株を1銘柄ずつ選ぶところから始めるなら、第1弾からがいいと思う。
第2弾は第1弾の物差しで選んだ銘柄を組む話やから、順番に読んだ方がつながりは分かりやすい。
もう何銘柄か持ってて、分け方や買い増しの決め方で迷ってるなら、第2弾から読んでも大丈夫や。

Q2. 本の内容は、ブログやnoteで読めるものと同じですか?

考え方は同じや。
ブログとnoteは、その月その月の判断や数字を書いてて、本はそれを決めるやり方を順番にまとめてる。
本は2026年6月と7月に出したものやから、そのあとに変えたこと(株数を配当の額で決めるなど)はブログの実録連載の方に書いてる。

Q3. 本に出てくる銘柄を買えばいいですか?

どっちの本も、銘柄を薦める本やないで。
第2弾には2026年7月に実際に組んだ30銘柄を載せてるけど、それはその時点のランキングにルールを当てはめた結果や。
ランキングの顔ぶれは月ごとに変わるから、同じルールでも、組む時期が違えば違う30銘柄になる。

Q4. Kindle端末がなくても読めますか?

読めるで。
スマートフォンやパソコンにKindleアプリを入れたら読める。
Kindle Unlimitedの会員なら、2冊とも追加の料金なしで読める。

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✅ KDDI(9433)|24期連続増配・利回り3.08%
✅ NTT(9432)|15期連続増配・利回り3.5%
✅ アサヒGHD(2502)|18期連続増配・利回り3.4%
✅ 日本製鉄(5401)|PBR0.56・利回り4-5%
✅ JT(2914)|配当利回り4%超え

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第1弾『10年データで選ぶ高配当株入門』は銘柄の選び方編。高利回りの罠の見抜き方から、8つの物差し・10年データでの採点手順まで、このブログの手法を最初から順番に学べるで。

第2弾『10年データで組む高配当株ポートフォリオ』は組み方編。まぐが実際に現金30万円で30銘柄を買った実録をもとに、ポートフォリオの設計から発注・運用の作法までを1冊にしたで。

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