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【お金の言葉 #097】オプション取引ってなんやろ?

お金の言葉

■オプション取引って?

まぐ
まぐ

チャッピー、「オプション取引」ってなんなん?

チャッピー
チャッピー

オプション取引は「将来、ある値段で株を売ったり買ったりする“権利”を売買する取引」や。
「先物」が“義務”やったのに対して、「オプション」は“権利”ってのがポイントやで。

■コールとプット

まぐ
まぐ

権利ってどういうこと?
そもそもどういうもんかわかってないから基本的なところから教えて。

チャッピー
チャッピー

任しといて。
オプションには2種類あってな👇

  • コールオプション:将来「決まった値段で買える権利
  • プットオプション:将来「決まった値段で売れる権利
チャッピー
チャッピー

まぐさんが「株を買いたい」と思うならコール、「株を売りたい」と思うならプットやな。

まぐ
まぐ

それだけ聞いてもわけわからんわ。
具体的な例出して説明してや。

■コールオプション(買う権利)

チャッピー
チャッピー

まずはコールオプション(買う権利)から。

例:

・A社の株がいま 1株=1,000円

・「1か月後に1,000円で買える権利(コール)」を100円のプレミアムで買ったとする。プレミアム=保険料みたいなもんや。

  • 株価が 1,200円に上がったら 👉 1,000円で買える権利を持っとるから、200円の利益 − 100円のプレミアム = 100円の得
  • 株価が 900円に下がったら 👉 権利を使わんと捨てるだけ。損は払った100円のプレミアムだけ。
チャッピー
チャッピー

つまりコールは「上がる」と思ったときに買うオプションやな。
損失は限定(プレミアム分)、利益は理論上は無限大や。

まぐ
まぐ

権利やから捨てるってことができるんやね

■プットオプション(売る権利)

まぐ
まぐ

じゃあプットは?

チャッピー
チャッピー

プットオプション(売る権利)は「下がる」と思ったときや保険で使う。

例:

・A社の株がいま 1株=1,000円

・「1か月後に1,000円で売れる権利(プット)」を100円のプレミアムで買ったとする。こっちもプレミアム=保険料みたいなもん。

  • 株価が 700円に下がったら 👉 1,000円で売れる権利があるから、300円の利益 − 100円のプレミアム = 200円の得
  • 株価が 1,200円に上がったら 👉 権利は使わず、損は100円のプレミアムだけ。
チャッピー
チャッピー

まぐさんの持ってる株が暴落しても、「最低1,000円で売れる権利」があると思えば安心やろ?
これが保険としてのプットや。

まぐ
まぐ

オプション取引ってなんなんかちょっとわかってきたわ。

■投資家の使い方

まぐ
まぐ

投資家はどんな感じで使ってるん?

チャッピー
チャッピー

ざっくり分けるとこんな感じや👇

  • コールを買う 👉 上がると思うときの投機
  • プットを買う 👉 暴落に備える保険 or 下がると思うときの投機
  • コールやプットを売る 👉 プレミアムをもらえるけど、損失リスクはめっちゃ大きい
チャッピー
チャッピー

「株を買いたい」と思うならコール、「株を売りたい」と思うならプットやな。

■一般人もできる?

まぐ
まぐ

オプション取引って一般の人もできるん?

チャッピー
チャッピー

できるにはできるで。
SBI証券や楽天証券の証券会社で口座開設して審査通れば、日経225オプションとかは誰でも触れるんや。
せやけどレバレッジが大きすぎるから、基本はプロや経験豊富な投資家向けやな。

まぐ
まぐ

なるほど。
じゃあ普通の投資家はやらんでいいってことやな?

チャッピー
チャッピー

そうそう!まぐさんみたいに長期投資メインの人は実際に取引する必要はほぼなし。
ただ「ニュースでコール・プットが増えてる=投資家がどう見てるか」っていう市場の雰囲気を読むために知っとくだけで十分やで。

■特徴

まぐ
まぐ

オプション取引の特徴を整理してみてや。

チャッピー
チャッピー

こんな感じや👇

  • 「権利」を買う側 👉 損失はプレミアム分まで/利益は大きく狙える
  • 「権利」を売る側 👉 利益はプレミアム分まで/損失は青天井(売りから入るのは特に危険)
  • 保険料にあたる「プレミアム(オプション料)」を払ったり受け取ったりする
  • 現物株を持ってなくても取引できる

■初心者が知っとく意味

まぐ
まぐ

初心者が手を出す必要はないって話やんな?

チャッピー
チャッピー

その通りや!
初心者は触らんでええ。
やけど「知っとく」だけでもメリットはあるんや👇

  • ニュースが理解しやすくなる  「プットが買われてる=下落に備える投資家が増えてる」ってことやな、とか。  マーケットニュースの行間が読めるようになる。
  • 投資家心理をつかめる  オプション市場の動きを見ることで「今は不安が強いのか、強気なのか」がわかりやすい。  恐怖指数(VIX)なんかもオプションと関係あるんや。
  • リスク管理の発想が身につく  「株を持つだけじゃなく、下がったときに備える方法もある」って知っとくだけで、守りの意識が変わる。
  • 大きなイベント時の参考になる  決算発表・選挙・金融政策発表の前にオプション取引が活発になることが多い。  「市場は何を警戒してるんやろ?」って読み解く材料になる。
チャッピー
チャッピー

触らんでもええけど、「ニュースや投資家心理を理解するための辞書」って思えば十分やで。

■まとめ

  • オプション=「将来の売買権利」を売買する取引
  • コール=買う権利(上がると利益)/プット=売る権利(下がると利益)
  • 損失限定・利益無限大(買い手側)、利益限定・損失無限大(売り手側)
  • 保険としての役割もある
  • ニュース理解や投資家心理を読むために知っとく価値アリ。“知っておくとニュースが読める”

■まぐのメモ

オプションは「コール=買う権利、プット=売る権利」って覚えておけば十分。

実際に取引するのはリスクが大きすぎるけど、ニュースや投資家心理を読むための“一つの指標”として知っとくと便利やな。

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