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【お金の言葉 #096】先物ってなんやろ?

お金の言葉

■先物って?

まぐ
まぐ

チャッピー、「先物取引」ってよく聞くけど、正直イマイチわかってないんよ。

チャッピー
チャッピー

先物取引は、ざっくりいうと「将来の決まった日に、決まった価格で売買する約束」をする取引のことや。

■なんでそんなことするん?

まぐ
まぐ

わざわざ未来の値段で約束する意味あるん?

チャッピー
チャッピー

あるで!理由は大きく2つ👇

  • リスク回避(ヘッジ)
  • 値段予想で利益を狙う(投機)  

■リスク回避

チャッピー
チャッピー

もしまぐさんがパン屋さんなら、来月いきなり小麦の価格が跳ね上がったら困るやろ?

 

まぐ
まぐ

そら困るで。

チャッピー
チャッピー

だから「先に値段を固定して安心しとこう」って使い方をするんや。

まぐ
まぐ

先に買える値段を約束をしてれば保険みたいになるってことか。

■値段予想で利益を狙う

チャッピー
チャッピー

投資家は「将来、値段が上がる/下がる」を予想して先物を売買して儲けようとするんや。

まぐ
まぐ

どういうこと?

チャッピー
チャッピー

あくまでもイメージを掴んでほしいんやけど、例えば「来月に小麦粉1kgを300円で“買う契約”を結んだ」とする。
来月、小麦の相場がもし1kg=1,000円に上がってたら、「300円で小麦を買う義務」があるので、安く仕入れて利益が出せるってわけ。

まぐ
まぐ

この場合値段が上がってくれたから儲かったってわけやな。
でも、義務って聞くとなんか身構えてしまうな。

チャッピー
チャッピー

先物は「将来の売買を約束する“契約(義務)”」やで。
義務を果たすか差額決済で損益を受ける「現物を持っていなくても、約束した価格と市場価格の差額が最終的な損益になる」仕組みや。

まぐ
まぐ

仕組みはなんとなくわかってきたわ。
けど、未来なんか読まれへんから、素人が手を出したら、もはやギャンブルやな。

■先物とCFDの違い

まぐ
まぐ

先物とCFDってよく一緒に出てくるけど、違いはなんなん?

チャッピー
チャッピー

まず言葉からや👇

  • 先物市場:商品デリバティブ市場、つまり先物取引のこと
  • CFD(Contract For Difference):差金決済取引。証券会社が提供する店頭商品や
チャッピー
チャッピー

両方ともレバレッジで指数や商品を取引できるけど、レバレッジが大きいから、初心者が安易に手を出すのは危険やで。

まぐ
まぐ

危険な感じは伝わってくるわ。

■配当の影響

まぐ
まぐ

先物に配当金って関係あるん?

チャッピー
チャッピー

現物との違いはこんな感じや

  • 現物株価指数:配当を出す → その分だけ株価は下がる
  • 先物:配当調整を織り込むため、先物と現物の価格差は変動する
  • CFD:「配当調整額」で補正することが多いから、先物と価格差が出るんや
チャッピー
チャッピー

ただ、配当落ち分以上に株価が上昇することもあり得るよ。

■取引単位(ミニとラージ)

チャッピー
チャッピー

ついでに説明しとくと、日経225先物には「ミニ」と「ラージ」があるんや👇

  • ラージ:日経平均 × 1,000円(1円動くと1,000円損益)
  • ミニ:日経平均 × 100円(1円動くと100円損益)
チャッピー
チャッピー

数字のイメージ:日経平均が100円下がると👇

  • ミニ:▲100円 × 100円 = ▲1万円
  • ラージ:▲100円 × 1,000円 = ▲10万円
まぐ
まぐ

いろんな形の取引があることだけはわかったわ。

■投資家の使い方

まぐ
まぐ

実際、投資家はどんな感じで先物を扱ってるん?

チャッピー
チャッピー

実際に取引する投資家はこんな使い方をしとる👇

  • ヘッジ(株価下落に備える保険)
  • 投機(短期で勝負する)
  • 裁定取引(先物と現物の価格差を利用)
まぐ
まぐ

自分にはまだ関係なさそうやな。

■初心者が“見る”メリット

まぐ
まぐ

初心者は先物はやらんでもいいんかな?

チャッピー
チャッピー

初心者が直接やらんでもいいで。
でも、先物の「値動き」は見とく価値があるで。

  • 時間外でも取引できる
    • 日経225先物:日中:8:45 ~ 15:40(ザラバ)
      夜間:17:00 ~ 翌5:55(ザラバ)+ 5:55 ~ 6:00(クロージング)
      夜間は途中に5分間の休憩あり。
      (基本的な取引時間)
    • 米国株先物:ほぼ24時間(祝日以外)
  • 世界の動きが反映されやすい
    • 米国株先物が下げてると「日本株も明日下がりそうやな」と心の準備ができる
    • 大きなショック時に、翌日の株価をある程度イメージできる
チャッピー
チャッピー

「翌日の市場の雰囲気をつかむ指標」としてチェックするくらいで十分やで。

■まとめ

  • 先物=「将来の決まった日に決まった価格で売買する約束」
  • 本来はリスク回避のために使われる
  • 投資家は投機や裁定取引にも利用
  • CFDは似ているけど配当や価格の扱いに違いあり
  • ミニとラージで損益の大きさが変わる
  • 時間外でも取引され、世界の動きを先取りできる
  • 初心者は直接取引せんでも「翌日の株価の予告編」として先物の動きを見ておくと役立つ

■まぐのメモ

先物はリスクが大きいから、自分は取引する予定はない。

けど「時間外の値動きで市場の雰囲気をつかむ」っていうのは、株式投資を続ける上で大事な視点やと思う。

リーマンショックやコロナのときも、夜間の先物が大きく動いて「翌日の荒れ相場」を示してたって聞くし。

そういう意味で、初心者にとっても“心の準備ツール”として価値があると思う。

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