■EPS(1株あたり利益)って?

チャッピー、高配当株とか成長株を選ぶときに「EPSが大事」って聞くけど、EPSってなんなん?

ええとこに気づいたな!
EPSは Earnings Per Share(アーニングス・パー・シェア) の略で、「1株あたりの利益」って意味や。

1株あたりの利益…ってどういうこと?

ざっくり言うと、会社の「純利益」を「発行済み株式数」で割った値のことやで。
計算式で言うと:
EPS=純利益 ÷ 発行済株式数
つまり、1株あたりがどれだけ稼いでるか?を表してるんやな。
■EPSが高いとどうなる?

ってことは、EPSが高い会社のほうが「しっかり利益を出してる」ってことなん?

その通り!
EPSが高いってことは、1株あたりにとっての“儲け”が大きいってことや。
さらに、EPSが毎年伸びてる企業っていうのは、継続的に成長してると判断されやすいから、株価も上がりやすい傾向があるで。
■EPSって株価と関係あるん?

そういえば前に「PER」って教えてもらったけど、EPSってPERと関係あるん?

めっちゃ関係あるで!
株価はざっくりこういう式で表せる:
株価=EPS × PER
つまり、EPSが伸びれば、PERが同じでも株価は上がるってこと。

ほな、EPSが増える企業は自然と株価も上がりやすいんやな!

せやせや。
逆にEPSが減ってる企業は、たとえPERが低くても株価がジリジリ下がる可能性があるから注意や。
■他社との比較には注意?

なるほど。じゃあ「この株いいかも」って時は、他の会社のEPSと比べたらいいんかな?

これがちょっとややこしいところでな、発行株式数が会社ごとに違うから、EPSの単純比較は意味がないんや。

そっか、分母が違ったら単純に比べても意味ないんやな…。

そういうときは、同じ業界内とか、過去のEPSの推移を見るとええで。
「この企業は毎年ちゃんとEPS伸ばしてるな〜」って見えると、信頼感もアップや!
ビジネスモデルによっては毎年EPSが右肩上がりってわけにもいかん業種もあるからEPSの推移も投資の判断材料の一つとして見るべきやな。
▼まとめ
- EPS=1株あたりの利益(=純利益 ÷ 発行済株式数)
- EPSが高い=利益体質が強い
- EPSが伸びてる=成長企業と見なされやすい
- 株価は EPS × PER の掛け算で決まる
- EPSの単純比較は注意。業界や推移で見ると◎
▼まぐのメモ
EPSって、企業の「稼ぐ力」を1株に落とし込んだ数字なんやな。
今までは「利益が増えた」とかざっくり見てたけど、EPSを見ることで「その増えた利益が1株にどれだけ反映されてるか」が見えるってのは新しい視点やったわ。
しかも株価とも関係してて、PERとのセットで見たらすごく納得感があるな。
これからは数字だけやなくて、その企業が毎年EPSをちゃんと伸ばしてるか?ってとこも大事にしていきたい!
あと、他社と比べるときは、株式数の違いも頭に入れとかなあかんってのも地味に大事やな。
単純な数字の大きさより、「継続性」や「業界ごとの特徴」を見ながら判断していくことが、ほんまに“地に足ついた投資”につながる気がするわ。