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【お金の言葉 #055】浮動株ってなんやろ?

お金の言葉

■浮動株って?

まぐ
まぐ

チャッピー、「浮動株」って言葉、株探とかIR資料で見かけるけど、正直ようわからん…。
なんか株の数のことっぽいけど、どういう意味なん?

チャッピー
チャッピー

浮動株ってのはな、「市場で実際に売買される可能性がある株」のことや。
会社が発行してる株全部やなくて、社長や役員がガッチリ握ってる分とか、長期保有の大株主の分は、基本的に動かへんやろ?
せやから、それを除いた“動く株”のことを浮動株って呼ぶんや。

■なんで重要なん?

まぐ
まぐ

売られない株が多いってことで、浮動株って少ないほうがいいとかある?

チャッピー
チャッピー

それが、需給の話で言ったみたいに、浮動株が少ないと市場で取り合いになるから、株価は動きやすいんや。
逆に、浮動株がめちゃくちゃ多いと、需給は安定しやすい=値動きはマイルドになる。

■例え話:ポケカ再び

まぐ
まぐ

また例えで頼むわ(笑)

チャッピー
チャッピー

OK、ポケモンカードでいこか!
「レアなピカチュウのカードが1万枚刷られてる」ってなってても、実は9000枚はコレクターが金庫に入れてて、売る気ゼロやったら、実際に市場で手に入るのは1000枚だけやろ?
それが浮動株や。
この1000枚の取り合いになるから、需給次第で値段は大きく動くんや。

まぐ
まぐ

なるほど…、実際に市場に出回ってる数が大事ってことやな。

■浮動株比率って?

まぐ
まぐ

「浮動株比率」っていうのも見かけるんやけど、あれって何?

チャッピー
チャッピー

浮動株比率は、発行済株式総数に対して、どれくらいが浮動株かを%で示したもんや。
計算式はこんな感じやで:

浮動株比率(%)= 浮動株数 ÷ 発行済株式総数 × 100

たとえば、発行済株式が1億株で、そのうち2000万株が市場に流通してるなら、浮動株比率は20%や。

■浮動株比率の目安

まぐ
まぐ

数字で見たとき、どれくらいやと「多い」「少ない」って判断するん?

チャッピー
チャッピー

ざっくり言うとこんな感じやな:

浮動株比率特徴
10%未満めっちゃ動きやすい(短期向け・仕手株化しやすい)
10〜30%値動きが大きめ。テーマ株で乱高下あり
30〜50%中立的
50%以上安定株、長期投資向け

長期投資家目線やとどう?

まぐ
まぐ

自分みたいな長期投資家でも、浮動株って気にしたほうがええん?

チャッピー
チャッピー

もちろんや!
浮動株が少ないと、ちょっとした材料で急騰・急落することがあるから、高配当株でドーンと下がるリスクは避けたい場合は要注意やな。
逆に、浮動株が多い銘柄は値動きがマイルドで、安定した配当狙いには向きやすいで。
ただし、浮動株が多い=インデックスに採用されやすい → 機関投資家が買いやすいっていうメリットもある。

■注意点

まぐ
まぐ

ところで、サイトによって浮動株率が微妙に違うのはなんで?

チャッピー
チャッピー

浮動株の定義ってけっこうアバウトで、「どこまでを固定株主とみなすか」がデータ提供元で違うんや。
あと、低浮動株銘柄は板がスカスカやから、成行注文で株価がドーンと飛ぶこともあるで。
特に小型株では流動性リスクに注意や!

■まとめ

  • 浮動株=市場で実際に売買されやすい株(大株主や役員保有分は除く)
  • 浮動株比率=浮動株 ÷ 発行済株式数 × 100
  • 浮動株が少ない → 値動きが激しくなりやすい(短期向け)
  • 浮動株が多い → 値動きは安定しやすい(長期向け)
  • 目安:10%未満=仕手化しやすい、50%以上=安定株
  • 低浮動株銘柄は流動性リスク大。急騰も急落もあり
  • 浮動株比率は長期投資でも要チェック。マーケットの“クセ”がわかる
  • 長期投資でも、急な変動リスクを知るために押さえとくべき

■まぐのメモ

浮動株って、「市場で動く株」っていう定義を知ってスッキリした。

これ、需給の本質やな。

長期投資家としても、浮動株比率が低い銘柄は「ちょっとしたニュースで急落」リスクあるから、

安定した配当狙いやったら避けたほうがええなって思った。

逆に、浮動株が多い=安定やけど上昇スピードは鈍い。

でも、インデックス採用されやすいから機関投資家に好かれる → 流動性は高い。

この視点は押さえときたい。

数字だけやなく、「需給のクセ」を把握する材料として浮動株は超重要やな。

信用倍率と合わせて見ると、「なんでこの株、こんな動きするん?」ってときの答えになる気がする!

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