■浮動株って?

チャッピー、「浮動株」って言葉、株探とかIR資料で見かけるけど、正直ようわからん…。
なんか株の数のことっぽいけど、どういう意味なん?

浮動株ってのはな、「市場で実際に売買される可能性がある株」のことや。
会社が発行してる株全部やなくて、社長や役員がガッチリ握ってる分とか、長期保有の大株主の分は、基本的に動かへんやろ?
せやから、それを除いた“動く株”のことを浮動株って呼ぶんや。
■なんで重要なん?

売られない株が多いってことで、浮動株って少ないほうがいいとかある?

それが、需給の話で言ったみたいに、浮動株が少ないと市場で取り合いになるから、株価は動きやすいんや。
逆に、浮動株がめちゃくちゃ多いと、需給は安定しやすい=値動きはマイルドになる。
■例え話:ポケカ再び

また例えで頼むわ(笑)

OK、ポケモンカードでいこか!
「レアなピカチュウのカードが1万枚刷られてる」ってなってても、実は9000枚はコレクターが金庫に入れてて、売る気ゼロやったら、実際に市場で手に入るのは1000枚だけやろ?
それが浮動株や。
この1000枚の取り合いになるから、需給次第で値段は大きく動くんや。

なるほど…、実際に市場に出回ってる数が大事ってことやな。
■浮動株比率って?

「浮動株比率」っていうのも見かけるんやけど、あれって何?

浮動株比率は、発行済株式総数に対して、どれくらいが浮動株かを%で示したもんや。
計算式はこんな感じやで:
浮動株比率(%)= 浮動株数 ÷ 発行済株式総数 × 100
たとえば、発行済株式が1億株で、そのうち2000万株が市場に流通してるなら、浮動株比率は20%や。
■浮動株比率の目安

数字で見たとき、どれくらいやと「多い」「少ない」って判断するん?

ざっくり言うとこんな感じやな:
浮動株比率 | 特徴 |
---|---|
10%未満 | めっちゃ動きやすい(短期向け・仕手株化しやすい) |
10〜30% | 値動きが大きめ。テーマ株で乱高下あり |
30〜50% | 中立的 |
50%以上 | 安定株、長期投資向け |
長期投資家目線やとどう?

自分みたいな長期投資家でも、浮動株って気にしたほうがええん?

もちろんや!
浮動株が少ないと、ちょっとした材料で急騰・急落することがあるから、高配当株でドーンと下がるリスクは避けたい場合は要注意やな。
逆に、浮動株が多い銘柄は値動きがマイルドで、安定した配当狙いには向きやすいで。
ただし、浮動株が多い=インデックスに採用されやすい → 機関投資家が買いやすいっていうメリットもある。
■注意点

ところで、サイトによって浮動株率が微妙に違うのはなんで?

浮動株の定義ってけっこうアバウトで、「どこまでを固定株主とみなすか」がデータ提供元で違うんや。
あと、低浮動株銘柄は板がスカスカやから、成行注文で株価がドーンと飛ぶこともあるで。
特に小型株では流動性リスクに注意や!
■まとめ
- 浮動株=市場で実際に売買されやすい株(大株主や役員保有分は除く)
- 浮動株比率=浮動株 ÷ 発行済株式数 × 100
- 浮動株が少ない → 値動きが激しくなりやすい(短期向け)
- 浮動株が多い → 値動きは安定しやすい(長期向け)
- 目安:10%未満=仕手化しやすい、50%以上=安定株
- 低浮動株銘柄は流動性リスク大。急騰も急落もあり
- 浮動株比率は長期投資でも要チェック。マーケットの“クセ”がわかる
- 長期投資でも、急な変動リスクを知るために押さえとくべき
■まぐのメモ
浮動株って、「市場で動く株」っていう定義を知ってスッキリした。
これ、需給の本質やな。
長期投資家としても、浮動株比率が低い銘柄は「ちょっとしたニュースで急落」リスクあるから、
安定した配当狙いやったら避けたほうがええなって思った。
逆に、浮動株が多い=安定やけど上昇スピードは鈍い。
でも、インデックス採用されやすいから機関投資家に好かれる → 流動性は高い。
この視点は押さえときたい。
数字だけやなく、「需給のクセ」を把握する材料として浮動株は超重要やな。
信用倍率と合わせて見ると、「なんでこの株、こんな動きするん?」ってときの答えになる気がする!