■FIREって?

チャッピー、「FIRE」ってよく聞くけど、結局なんなん?

FIREは Financial Independence, Retire Early
「経済的自立+早期リタイア」の頭文字を取った造語やで。

経済的自立+早期リタイア、いい響きやな。
具体的にはどんな状態のこと?

シンプルに言うと「資産所得(配当・利子・取り崩し)が基礎生活費を超える」状態やな。
これで生活の基盤は“働かなくても維持できる”ことになるんや。
■資産所得=何から入ってくる?

資産所得って、具体的にはどんなん?

このへんや👇
- 株・REITの配当/分配金
- 債券の利子
- インデックス資産の取り崩し(例:安全な引き出し率3〜4%)
- 不動産の家賃収入 など

細かい話、「取り崩し」は所得ではないけど、FIREの議論では便宜上まとめて扱うで。

ほいよ。
自分の場合は、高配当株の配当金とインデックス投資の取り崩しが該当しそうやな。
■まずは費用を2つに分ける

資産所得でまかなう“基礎生活費”ってどんな費用を指すん?

まずは普段の生活費を基礎生活費と遊興費と2つに分けて考えるんや
- 基礎生活費:家賃・食費・水道光熱・通信・保険・最低限の交通/教育費なんかの生きるための固定費+準固定費。
- 遊興費:旅行・外食・趣味なんかの絶対必要ではない費用。

FIREはまず基礎生活費を資産所得が上回るかが勝負や。
■FIREの種類

FIREって種類がいっぱいあるって聞くけど?

基礎生活費を資産所得でまかなうのがFIREやったやん。
ってことは、要は遊興費をどうまかなうかで種類が分かれるんよ👇
- Fat FIRE:資産所得で基礎生活費+遊興費まで全部まかなう(ゆとり型)
- Lean FIRE:遊興費はなし(質素型)
- Barista FIRE:遊興費をパートタイムで補う(アルバイト)
- Side FIRE:遊興費は副業・事業収益で補う(スモールビジネスで稼ぐ型)
- Coast FIRE:若いうちにタネ銭を作り、今の資産が複利で老後目標に届く見込み。以後は積立を止めて、生活費は仕事で賄う(FIREの定義とはズレてるけど一応紹介)

いっぱいあってややこしい気がしてたけど、Coast FIRE以外はチャッピーが言う通り遊興費のまかない方の違いだけやな。

途中で路線変更したって何も問題ないし、この分類にはそこまで大きな意味はないからしっかり覚えんでも大丈夫やで。
■必要資産の目安

で、どれくらい資産があればFIREできるん?

結局は資産所得次第って話にはなるんやけど、一般的には基礎生活費の25倍の資産があればFIREできるって事になってる。
高配当株なんかでも増配を加味すれば、利回り4%くらいは狙えるからな。

それくらいなら計算できそうや!

ちなみに25倍や4%っていうのは「トリニティ・スタディ」っていう米国株中心の実証研究がベースやから、日本の税制や年金、インフレ条件では厳しめにみといた方が無難やで。
■ざっくり計算

ざっくりは安全な引き出し率(SWR)で逆算や。
- 年間基礎生活費 = 240万円(月20万円)の場合
- 4%想定 → 必要資産 6,000万円
- 3.5%想定 → 必要資産 約6,860万円

より安全に行くなら想定利回りを下げればいいけど、そうすればFIREに必要な資産額が上がるで。
あと、税引き後の手取りで考えないとあかんから注意してや。
■基礎生活費でハードルの高さが変わる

基礎生活費が低ければFIREのハードルも低くなるな。

せやね。
基礎生活費が月10万円に押さえられるなら、さっきの半分の3,000万円でFIRE達成ってことになるな。

逆に月30万円は必要ってなると、1億円近くの資産が必要ってことか。
■設計ステップ(実務)

実際どう設計したらいい?

こんなステップでやっていったらいいんちゃうかな👇
- 基礎生活費を可視化(家計アプリで年額化)
- 引き出し率を決める(3〜4%のレンジで保守的に)
- ポートフォリオ:株式インデックス+高配当株・現金でクッション
- 取り崩しルール:年1回リバランス、増配資産を活用
- 税・社会保険の試算(国保・年金・住民税)
- 現金クッション:生活費1〜2年分確保で精神安定

とりあえず家計管理から始めていこう!

まずは基礎生活費を把握しないと、目標資産額も決められへんからな。
一歩ずつやっていこか。
■落とし穴(ここは要注意)

FIREするにあたって気をつけるとこはある?

特にこのへんは会社員をしながら投資してる時より気をつけた方がいいかも👇
- シーケンス・リスク:引退直後に暴落 → 現金クッションで緩和
- インフレ:成長資産(株)を一定比率持つ
- 想定外の大型支出:医療・家屋修繕・家族イベント
- 為替:外貨・国内のバランスを決める
- 副業の不確実性(Side FIREの場合):小さく検証 → スケールの順で

あらかじめリスクを想定してるといざという時慌てんですむかもしらんし、ちゃんと検討しとかないとな。

必要資産は目安額に×1.2の安全余裕をのせると、暴落とかの初年度の不運にも耐えやすいで。
■目指せSide FIRE

話を聞いてみていきなりFat FIREはハードルが高いし、Lean FIREは味気なさそうやし、Side FIREを目指すくらいが自分にはちょうど良さそうやわ。

Side FIREは好き・得意なことでちょっと稼ぐって感じやから継続しやすいしいいんちゃうかな。
副業は固定費ミニマム・在庫薄・継続しやすい好き領域が◎やで。

最終的に目指すんは「働かない自由がある状態」
働かなくても生きていける。
その上で、働くなら“好きで働く”や。
■まとめ
- FIREは Financial Independence, Retire Early「経済的自立+早期リタイア」の略称
- FIREの核は 「資産所得が基礎生活費を超える」 こと
- 資産所得は配当・利子・取り崩し・家賃収入などで得られる
- 生活費は「基礎生活費」と「遊興費」に分けて考えると整理しやすい
- Fat / Lean / Barista / Side / Coast は、遊興費をどうまかなうかの違い
- 必要資産の目安は「基礎生活費 × 25倍」(安全な引き出し率3〜4%)
- 基礎生活費を下げれば必要資産も下がり、FIREのハードルが下がる
- 落とし穴はシーケンス・リスク、インフレ、大型支出、副業の不確実性
- 最終的に目指すのは 「働かなくても生きていける状態」
- その上で働くなら “好きで働く” が本質
■まぐのメモ
FIRE=「働かない自由がある状態」。
自分はSide FIRE寄りが現実的かな。基礎生活費は資産で固めて、遊興費は小さな事業で稼ぐ。
“働かなくてもいいけど、働きたいから働く”――この自由を取りにいく。コツコツ積み上げよか。