■FANG+ってなんやろ?

チャッピー、巷では「FANG+」ってのが流行ってるらしいけど、そもそもFANG+ってなんなん?

FANG+(ファングプラス)は、アメリカを代表するハイテク&グロース企業10社を集めた株価指数や。
もともと「FANG」って呼ばれてたのは、Facebook(今のMeta)、Amazon、Netflix、Google(Alphabet)の4社。
そこにAppleやMicrosoft、NVIDIAといった超大手、さらにBroadcom、CrowdStrike、ServiceNowを加えたのが「FANG+」やで。
■構成銘柄(2025年9月時点)
- Meta Platforms(旧Facebook)
- Amazon
- Netflix
- Alphabet(Google)
- Apple
- Microsoft
- NVIDIA
- Broadcom
- CrowdStrike
- ServiceNow

ほんまに「今をときめく」企業ばっかりやな!
野球やサッカーやと日本代表メンバーみたいな感じでワクワクするな。

せやろ?
AI・半導体(NVIDIA・Broadcom)、クラウド&セキュリティ(CrowdStrike・ServiceNow)、ビッグテック(Meta・Amazon・Alphabet・Apple・Microsoft)…
まさに「いま世界を動かしてる会社」ばっかりやな。
■爆発的なリターン

でもFANG+ってほんまにそんなにすごいん?

直近10年のリターンを他の指数と比べるとハッキリわかるで👇
■リターン比較(2020年〜2025年・過去10年)
指数 | 直近5年リターン | 年率換算10年リターン | 10年累積リターン |
---|---|---|---|
FANG+ | +216% | 約26.99% | 約+800〜900% |
NASDAQ100 | +113% | 約17.00% | 約+500〜600% |
S&P500 | +91% | 約13.3% | 約+250〜300% |

FANG+の伸び、エグすぎるやん…!

せやろ?
この10社に集中してた人は最強と言われるS&P500をさらに何倍も超えるリターンを得とる。
2025年時点ではFANG+構成銘柄10社だけでがS&P500の時価総額の約30〜35%、実際の成長寄与も3〜4割になるで。

じゃあFANG+に投資したらいいやん!ってなるのはわかる気がするわ。

せやね。
ただ裏返せば「ハイテクが崩れたら一気に大ダメージ」ってことでもある。
ちょっと冷静になろか。
■歴史的な視点

FANG+みたいに「最強銘柄」って言われるやつって昔から一緒やったわけじゃないんやろ?

そうや。
昔はGE(General Electric)、IBM、エクソンモービルみたいな企業が「アメリカ経済の顔」やったけど、今や指数の主役から外れとる。

つまり、どんなスター企業でも永遠じゃないんや。

ちょっと前までは「GAFAM(Google・Apple・Facebook・Amazon・Microsoft)」って言われとったし、その前は「FANG」やった。

呼び名も顔ぶれも、その時々のトレンドで変わっていってるわけやな。
なんかアイドルグループっぽいかも。

せやね。
FANG+の企業も今はキラキラしとるけど、20年後はどうなってるか誰にもわからへん。
■投資家としての見方

じゃあ投資家はFANG+をどう扱えばいいんやろ?

こんなイメージやな👇
- 短期・中期投資家 → 成長企業の波に乗るテーマ投資として
- 長期投資家 → S&P500や全世界株をベースに、FANG+は「一過性のスター」を眺める感覚で

まず大前提として、FANG+は「直近のパフォーマンスが良かったから注目されてる」っていう部分が大きい。
確かに今から過去を見てみるとリターンは圧倒的やったけど、未来も同じように伸びるかどうかは誰にもわからへん。

やっぱり未来は読めへんよな。
■FANG+への投資戦略

流行りに乗ること自体は否定せんけど、投資するなら「コア・サテライト戦略」のサテライト部分でやるのが無難やと思う。
コア(安定部分)をS&P500や全世界株でしっかり固めて、その上で「成長株テーマ」としてFANG+を少し取り入れるイメージやな。

FANG+はあくまでスパイスって感じか。

そうすれば「成長の波に乗れる楽しみ」も味わえるし、万一の暴落でも資産全体が大きく崩れるのは避けられるんや。
■FANG+はアイドルグループ!?

FANG+はやっぱり流行りのアイドルグループみたいなイメージやな。

いい例えかもな。
20年前と変わらず今の音楽のヒットチャートにランクインされてるアーティストのはほんの一握りやしな。

流行りに熱くなりすぎずに、FANG+の銘柄はS&P500にも組み込まれてるから、成長の果実は十分受け取れてると割り切るのもいいかな。

長期投資家にとって「流行りに乗らない勇気」も大事やで。
盛り上がってる間はリターンがすごいけど、バブル崩壊のときは一気に崩れる。
せやから「攻めすぎず、冷静に距離をとる」ことも肝心やで。
■まとめ
- FANG+=Meta、Amazon、Netflix、Google、Apple、Microsoft、NVIDIA、Broadcom、CrowdStrike、ServiceNowの10社
- 今をときめく世界の成長企業ばかり
- 過去10年リターンはS&P500やナスダックを圧倒(累積+800〜900%)
- ただしハイテク偏重の「集中投資」ゆえにリスクも大きい
- 歴史的にスター銘柄は必ず入れ替わってきた
■まぐのメモ
FANG+は「夢の10社」って感じやけど、逆に言えば「偏りすぎのインデックス」やな。
数字を見るとリターンは圧倒的やけど、歴史を見ればトキメキ銘柄は必ず交代してきた。
長期投資家おじさんとしては「最近のアイドルグループを見守る」くらいの気持ちでいようかな。
投資するとしても、S&P500や全世界株をコアにして、サテライトの一部としてちょっと楽しむくらいがちょうどええとちゃうかな。
熱くなりすぎず、冷静に扱うのがほんまに大事やと思ったわ。