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【お金の言葉 #056】出来高ってなんやろ?

お金の言葉

■出来高って?

まぐ
まぐ

チャッピー、株探とか見てたら「出来高」って数字があるけど、これ何なん?売買代金と何が違うん?

チャッピー
チャッピー

ええ質問やな!
出来高ってのはな、「ある期間に売買された株の枚数(取引された株数)」のことや。
1日で10万株取引されたら、その日の出来高は10万株やな。

まぐ
まぐ

なるほど。じゃあ売買代金は?

チャッピー
チャッピー

売買代金は、「株価 × 出来高」で計算したお金の総額や。
株価が高い銘柄やと、同じ出来高でも売買代金はデカくなるで。

まぐ
まぐ

株価の数字ばっかり見てたけど、出来高や売買代金を見ることもも大事なんやな。

チャッピー
チャッピー

めっちゃ大事やで!特に出来高は「その銘柄にどれだけ人が集まってるか」を示すサインやからな。

■出来高が増える=株価が動く?

まぐ
まぐ

出来高が多いと何がいいん?

チャッピー
チャッピー

出来高が多い=取引が活発=流動性が高いってことや。
「参加者が増えてる」ってことやから、株価が大きく動く可能性が高まるんや。
特に、株価が上がりながら出来高も増えてたら「強い買い」ってサインになることが多いで。

■逆に出来高が少ないと?

まぐ
まぐ

じゃあ、出来高が少ないとどうなん?

チャッピー
チャッピー

出来高が少ないと流動性が低くて、売りたいときに買ってくれる人が少ないんや。
その結果、「買う値段と売る値段の差(スプレッド)」が広くなる=自分の希望価格で売買しにくい。
ちょっと売っただけで株価がガクッと下がることもあるから要注意やで。

■お祭りで例えると?

まぐ
まぐ

なんか例えでピンとくる話ある?

チャッピー
チャッピー

ほな、お祭りの屋台で考えてみよか!
普段の平日やと、お客さんがちょろちょろで、焼きそば買うにも並ばんとすぐ買えるやろ?
でも夏祭りの日やと、人がドーンと集まって、屋台の前に長蛇の列。
「たこ焼き3つ!」「焼きそば5つ!」って声が飛び交って、めっちゃ取引が活発や。これが出来高が急増してる状態やねん。

まぐ
まぐ

人が集まる=売買が増える=出来高アップってことか。

チャッピー
チャッピー

そういうことや!
株も「話題のテーマ株」や「決算発表の日」なんかは、みんな一気に集まって出来高が跳ね上がるんやで。

■閑散に売りなし、盛況に売りあり

チャッピー
チャッピー

株の世界にはな、「閑散に売りなし、盛況に売りあり」っていう相場格言があるんや。

まぐ
まぐ

なんかカッコええな。どういう意味?

チャッピー
チャッピー

「閑散に売りなし」っていうのは、出来高が少ないときは売りたい人も少ないから、株価がズルズル下がることはあんまりないってことや。
逆に「盛況に売りあり」っていうのは、出来高が多い=みんな売買してるタイミングは、売りたい人も増えるから、利益確定売りで株価が下がることもあるんや。

まぐ
まぐ

なるほどな。出来高が多いとき=一方的に上がるってわけやないんやな。

チャッピー
チャッピー

せやで!出来高は「勢いのサイン」やけど、必ずしも株価が上がるって意味やない。
だから「出来高と株価のセット」で見て判断するのが鉄則や。
でも最近はアルゴリズム取引とかで昔より通用しにくい場面もある。
あと、格言系は全般的に言えるけど過信は禁物やで。

■出来高急増=好材料?

まぐ
まぐ

ニュースとかで「出来高急増!」って見るけど、あれって好材料ってことなん?

チャッピー
チャッピー

必ずしもそうやないんよ。
好材料で買いが集まってる場合もあるけど、空売りの買い戻しや、仕手筋の仕掛けの場合もある。
“出来高だけ”では判断しないって覚えといてや!
ポイントは「株価の方向」とセットで見ることや。

・株価↑+出来高↑ → 買いが集まって上昇トレンド強い

・株価↓+出来高↑ → 投げ売りが出てる可能性

・株価横ばい+出来高↑ → 仕込みの動きかも

■長期投資家の視点

まぐ
まぐ

長期投資やと、出来高ってどんな意味あるん?

チャッピー
チャッピー

短期トレードほど重要視せんでもええけど、トレンドの強さを確認するのに使えるで。
たとえば、株価が高値更新してるのに出来高が減ってたら「勢い弱いな」ってわかるし、逆に増えてたら「まだ買いパワーある」って判断できるんや。

まぐ
まぐ

高配当株やったら、決算後に出来高増えて売られてたら「短期勢の売りやな」って割り切って入っていくみたいな状況もあるかもってことかな。

チャッピー
チャッピー

「出来高の増減=短期勢の動き」を知っとくだけで、変な不安に振り回されへんし、逆にチャンスを拾えることもあるで。
長期投資でも“出来高は相場の温度計”って覚えとくとええな。

■注意点

まぐ
まぐ

なんか注意しといた方がいいことある?

チャッピー
チャッピー

気をつけたいのは、出来高は「結果の数字」やってこと。
未来を予測するんやなくて、「今どれだけ売買されてるか」を表すだけやから、それだけで判断したらアカンで。
他の指標(信用倍率・浮動株・移動平均)と組み合わせて見たほうがええ。

■まとめ

  • 出来高=一定期間に売買された株数
  • 出来高が増える → 参加者増、株価変動が大きくなる可能性
  • 株価とセットで見る(株価↑+出来高↑=強い)
  • 「流動性が高い=取引しやすい」「閑散=リスク」
  • 出来高急増は好材料とは限らず、仕掛けや売り圧力の可能性も
  • 長期投資家でもトレンド確認に有効だが、単独では判断NG
  • 出来高だけで判断しない。他の指標と合わせるのが鉄則

■まぐのメモ

出来高って、今までは「数字デカい=人気株」くらいに思ってたけど、株価とのセットで見ると意味が全然ちゃうな。

「株価↑+出来高↑=強いトレンド」っていうのは、今後の投資で参考になりそう。
逆に出来高急増を見て「これはチャンスや!」って飛びつくのは危険やな。

仕掛けや投げ売りの場合もあるって知れたのは大きい。
長期投資でも、「高値更新してるけど出来高細ってるな…」とか、そういう視点を持てたら、決算と合わせて判断力が一段階アップしそうや!

決算後の初動で“株価と出来高のセット”を確認するクセつけたい。

高配当株やったら、決算後に出来高増えて売られてたら『短期の売りやな』って割り切れるしな。

■証券口座を開設するなら、定番の2社から選ぶのが安心やで!

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