■ボリンジャーバンドって?

チャッピー、チャート見てたら、ローソク足の上下に何本か線があるやん?あれ何なん?

それはたぶんボリンジャーバンドっちゅうテクニカル指標や!
真ん中の線は「移動平均線」で、その上下に「標準偏差」っていう数学的なブレ幅を足した線があるんや。

また出た、標準偏差…。なんかむずかしそうやな。

大丈夫やって!ざっくり言うと「どれぐらい株価が平均から上下にブレてるか」を見とるだけや。
バンドがギュッと狭くなってるときは値動きが小さくて、広がってるときは相場が激しく動いとるってことやな。
■どう使うん?

その線が何本もあるのって、どう使うん?

一般的な見方はこうや👇
- 上のバンド(+2σ)を超えてきたら → 買われすぎかも?
- 下のバンド(−2σ)を割ってきたら → 売られすぎかも?
せやけど、注意してほしいのは「バンドに触れたから即売買」じゃないってこと!
■トレンドとセットで考えよ

それなら、何を見たらいいん?

大事なんはトレンドとセットで考えることや。
- 上昇トレンドの時は、株価が上のバンドに沿って走り続けることもある。
- 下降トレンドの時は、下のバンド沿いにズルズル下がることもある。
やから、「バンドに触れた=反転や!」って決めつけると、逆に損することもあるで。
■スクイーズとエクスパンション?

ボリンジャーバンドのバンド幅がギュッと狭くなってるときをスクイーズ
(Squeeze)、広がってるときをエクスパンション(Expansion)って言うんや。

スクイーズ(Squeeze)は「絞る」とか「押し縮める」って意味で、エクスパンション(Expansion)は「広がる」「拡大する」って意味か。
英語の意味のまんまやな。

そうやな(笑)ここで言うスクイーズは、「バンドがギュッと縮まること」や。
値動きが小さくて、そろそろ爆発しそうな状態ってことやな。
逆に、エクスパンションは「バンドがバーンと広がる」ってことや。
これが起きたら「相場が動き出したサイン」やとも言われとる。
■バンドの中に収まるってどういうこと?

そういや、ボリンジャーバンドって「標準偏差」って話やったけど、なんか確率とかあるん?

おっ、ええとこ気づいたな!
実は、2σ(±2シグマ)の範囲内に、価格が収まる確率は約95%って言われとるんや。

ってことは…大体の場合はその間で動くってこと?

せやで!
やから「そのバンドを突き抜けた」ってことは、何か特別な力が働いてる可能性があるってことやな。
■ボリンジャーバンドと確率の関係って?

チャッピー、ボリンジャーバンドの「±2σの中に95%収まる」って聞いたけど、1σとか3σもあるん?

あるで!これな、統計的に“正規分布”ってやつに基づいてて、それぞれの範囲に収まる確率がだいたい決まっとるんや。
範囲 | 収まる確率(目安) |
---|---|
±1σ(シグマ) | 約68.3% |
±2σ(シグマ) | 約95.4% |
±3σ(シグマ) | 約99.7% |

おお〜ほとんどは3σの中で動くんやな!

せやから、3σを突き抜ける動きが出たら、めっちゃレアなことが起きてる可能性があるってことや。

逆に1σの中やと、ようある範囲の動きって感じやな?

そうやね。
1σ程度なら「ブレの範囲内やな〜」って見といたらええし、2σ・3σを超えたら「これは注目やで!」って感じや。
■バンドウォークって?

でも、たまにずっと上のバンドに沿って動いてる時あるで?「そろそろ反落や」って思っても上がり続けたり…。

まさにそれや!その現象を「バンドウォーク」って言うんや。

バンドウォーク??

バンドに沿って、株価がずーっと上がったり下がったりすることや。
- 上バンドに沿ってずっと上昇 → かなり強い上昇トレンド
- 下バンドに沿って下落続く → めっちゃ弱い相場(下降トレンド)
こういうときに「もうバンド超えたから反発するやろ」って逆張りすると、痛い目見るで〜。

なるほど…強いトレンドの時は“突き抜けたまま走る”こともあるんやな。
■RSI・MACDとの違いは?

ボリンジャーバンドはRSIやMACDとどんな違いがあるん?

せやな、それぞれ特徴をまとめるとこう👇
指標 | 特徴 | 主に見るポイント |
---|---|---|
RSI | 買われすぎ・売られすぎ | 水準(70超=買われすぎ) |
MACD | トレンドの勢いと転換 | クロスで売買サイン |
ボリンジャーバンド | 値動きの幅とトレンド | バンドの広がり・縮まり |

ボリンジャーバンドは、相場の「勢い」と「バラつき」を“視覚的に”見られるのが特徴やな。
■長期投資家はどう使う?

ボリンジャーバンドの分析は長期投資にも意味あるん?

もちろんやで!
たとえば週足や月足のボリンジャーバンドを使えば、長期的に見て今が“高値圏”なのか“安値圏”なのかの目安になる。
高配当株を買い増すタイミングとかにも役立つで!

了解!買い増しを考える時はボリンジャーバンドも見るようにするわ。
■まとめ
- ボリンジャーバンド=移動平均線+標準偏差で作られた3本のバンド
- 株価が上バンドに触れると「買われすぎ」、下バンドなら「売られすぎ」の可能性
- スクイーズ(縮小)→エクスパンション(拡大)は、相場が動き出すサイン
- トレンドとセットで使うのがコツ!
- RSI・MACDと違って「視覚的なボラティリティの変化」が見える
- 長期では週足・月足を見ることで買い時・売り時の目安にできる
まぐのメモ
「ボリンジャーバンドってただの飾りの線やと思ってたけど、相場の“勢い”とか“変化の兆し”が見えるって面白いやん!
特にスクイーズからのエクスパンションは、“そろそろ動くで〜”って合図になるんは覚えときたい。
あと、「バンドウォーク」に注意ってのは覚えておきたい。上に触れたから下がるやろ、ってのは甘い考えやったんやな…。
RSIやMACDみたいに数値でなく、チャートで直感的に見やすいのもいいな。週足バンドでじっくり見るのもアリやな!」
RSI・MACDとはまた違った視点で、「相場の息づかい」を感じるような指標って感じがして、おもしろかったで!