■恐怖&強欲指数って?

まぐ
チャッピー、「恐怖&強欲指数が下がった」とか見たことあるんやけど、これってなんなん?

チャッピー
恐怖&強欲指数(Fear & Greed Index)は、投資家の心理を「0〜100」で数値化した指標や。
アメリカの大手ニュースメディアCNNが毎日発表しとって、株式市場の「今の気分」をざっくり表すんやで。
■仕組み

まぐ
心理を数値にするって、どうやってるん?

チャッピー
7つの要素を組み合わせて計算しとるんや。👇
- 株価のモメンタム:S&P500と125日移動平均線との乖離
- 株価の強さ:新高値・新安値の数
- 売買の出来高:上昇時に取引量が増えてるか
- VIX(恐怖指数):市場全体の不安感
- プット・コール比率:オプションの売買動向(保険を買う人が多いか)
- ジャンク債スプレッド:リスクの高い社債と安全資産の利回り差
- 安全資産需要:国債がどれくらい買われてるか

チャッピー
これらを総合して「0〜100」で投資家の心理を表すんや。

まぐ
これならマーケットの雰囲気を直感的につかむことができるな。
■数値の目安

まぐ
具体的に数字はどんな意味なん?

チャッピー
だいたいの目安はこんな感じや👇
恐怖&強欲指数 | 投資家心理の状態 |
---|---|
0〜20 | 極端な恐怖:みんな売り急いでる |
21〜40 | やや恐怖:弱気が優勢 |
41〜60 | 中立:バランス取れてる |
61〜80 | 強欲モード:買いが先行 |
81〜100 | 極端な強欲:バブルっぽい雰囲気 |

チャッピー
つまりこの指数は「投資家の気分メーター」みたいなもんやな。
■実例

まぐ
過去のショックのときは恐怖&強欲指数の動きはどんな感じやった?

チャッピー
過去の例で見るとわかりやすいで👇
年月 | 指数値 | 状態 | 代表イベント/背景 |
---|---|---|---|
2008年9月 | 12 | 極端な恐怖 | リーマン・ショック |
2012年9月 | 90以上 | 極端な強欲 | QE3(米FRB量的緩和第3弾) |
2013年4月 | 92 | 極端な強欲 | 米株バブル警戒 |
2018年12月25日 | 2 | 極端な恐怖 | クリスマスショック |
2020年3月12日 | 2 | 極端な恐怖 | コロナショック |
2020年11月 | 69 | 強欲 | ワクチン期待で株式急反発 |
2022年6月 | 3 | 極端な恐怖 | インフレ懸念・相場急落 |

チャッピー
大事件のタイミングで市場の心理が動いてるのがよく分かるな。

まぐ
数字と実例がセットやと、イメージしやすいわ。
■投資家からの見方

まぐ
投資家はこの数字をどう使うん?

チャッピー
ポイントはここや👇
- 20以下(恐怖)のときは「売られすぎ=買い場かも」と見る投資家も多い
- 80以上(強欲)のときは「過熱しすぎ=そろそろ下がるかも」と警戒される
- 逆張りのヒントになることが多いけど、必ず当たるわけやない

チャッピー
極端に高い、低いときには注目されるな。
ただし短期の心理指数やから、長期投資では「参考程度」でええで。
■まとめ
- 恐怖&強欲指数=投資家心理を0〜100で見える化した指標
- CNNが毎日発表、7つの要素から算出
- 20以下は恐怖、80以上は強欲
- 過去の相場イベントで大きく振れた実績あり
- 「逆張りのヒント」として短期投資家に注目される
■まぐのメモ
恐怖&強欲指数は「投資家の気分を数字にしたもの」って感じやな。
人間の感情が数字になると「なるほど、みんな怖がっとるんやな」って冷静に見れるのがええと思った。
ただ、あくまでもひとつの指標やから、指数に振り回されすぎんように、長期投資の軸はしっかり持っときたいな。