■グロース250って?

チャッピー、ニュースで日経平均株価やTOPIXと並んで出てくる「グロース250」とかって出てくるけど、その「グロース250」ってなんなん?

グロース250は、東証グロース市場に上場してる企業のうち、時価総額や流動性(売買の活発さ)が一定基準を満たした銘柄を対象にした株価指数や。
名前の通り250銘柄を基準に作られてるんやけど、実際には今283社が入ってるんやで(2025年8月末現在)。
■なんで「250」じゃなく283社なん?

え、グロース「250」やのに、なんで283社も入ってるん?数字が合わへんやん。

そこがポイントや。
新規IPO(新しく上場した会社)は、ルール上「上場日の翌月の最終営業日」にグロース250に追加されるんや。
せやから、追加が積み重なって、定期入れ替え(10月)の前やと銘柄数が250を超えることがあるんよ。

なるほど。じゃあ「250」って名前は基準であって、実際は変動するってことやな。

その通り。
しかもグロース市場は若い会社が多いから、プライム市場やスタンダード市場に鞍替えしたり、業績悪化で上場廃止になったりするケースもある。
だから指数の構成銘柄数は流動的なんや。

確かに、成長企業って浮き沈み激しそうやもんな。
■日経平均やTOPIXとの違い

日経平均とかTOPIXと比べてグロース250ってどう位置づけたらいいん?

日経平均=大型株中心、日本経済の「顔」
TOPIX=日本株全体を映す「鏡」
グロース250=新興・成長企業の「温度計」
って感じで住み分けできるな。
グロース250は「次のスター企業を探す舞台」ってイメージやから、値動きは大きいけど将来性の宝庫なんや。
■歴史とマザーズ指数の後継

グロース250っていつからあるん?

2022年4月の東証市場再編で誕生した指数やで。
前は「マザーズ指数」っていうのがあって、それの後継的な役割になっとる。
マザーズは新興市場の代表やったけど、市場再編で「プライム・スタンダード・グロース」の3市場に整理されたときに、グロース250が新しく作られたんや。

なるほど、マザーズ指数の後継版って感じか。
でも指数として歴史がまだそんなに無いから長期チャートでの分析は向いていないな。
■銘柄の代表例

じゃあグロース250はどんな会社が入ってるん?

グロース市場やから、ITやネット系、バイオとか、新しいビジネスモデルや成長分野の会社が多いで。
2025年9月時点で有名どころを挙げるとこんな感じや👇
代表的な組み入れ銘柄(2025年9月時点)
- フリー(4478) クラウド会計ソフト等で成長中のIT企業。
- サンバイオ(4592) バイオ医薬品研究開発で注目されているベンチャー企業。
- ジーエヌアイグループ(2160) 医薬品事業を展開するバイオ関連企業。
- カバー(5253) VTuber事業「ホロライブ」を運営するエンタメIT企業。
- ライフネット生命保険(7157) ネット生保の草分けで、フィンテック領域にも積極的。

これらはグロース市場の時価総額上位かつ知名度が高い企業で、最新のグロース250指数の構成銘柄リストにも含まれてるんや。

なるほど、ユニークな顔ぶれやな。日経平均やTOPIXとは全然違う雰囲気やわ。
■入れ替えルール

銘柄は固定じゃなくて、入れ替えもあるん?

もちろんあるで。基本は 年1回(10月末) の定期見直しや。
そのときに流動性や時価総額の基準を満たさんくなった会社は外れるし、新しく基準を満たした会社が入る。
上場廃止や鞍替えは臨時で除外されることもあるな。

じゃあ、毎年「グロース250の顔ぶれ」がちょっとずつ変わるんやな。

そうそう。成長企業は勢いの差が激しいから、入れ替えも活発やで。
■IPO銘柄の扱い

新しく上場した会社はいつから入れるん?

さっき触れたように、IPO銘柄は「上場月の翌月末」に追加されるルールや。
だから、12月に上場した会社やと、翌年1月末に追加されることになる。

ってことは、年末にIPOした会社も翌年10月の定期入れ替えを待たんでいいんやな?

その通り!
グロース250は「新しい成長株を早めに反映させる」ことを重視してるから、追加タイミングが早めに設定されてるんや。
その結果、追加分が積み重なって、今みたいに「250やのに283社」みたいな状態になるんよ。
■投資家としての目線

グロース250に入ってる会社って、投資家から見てどうなん?

短期的には値動きが激しい=リスクも高い。
でも長期的には「日本発の次世代成長株」を見つけられる可能性があるってことやな。
だから個別株投資やベンチャー好きな人には注目度が高い指数やで。

自分は安定した高配当株投資がベースやからあんまりお世話になることはないかも。
でも次世代成長株っていい響きやな。
■まとめ
- グロース250=東証グロース市場を代表する指数。
- 銘柄数は「250」やけど、実際は増減(今は283社。2025年8月末時点)。
- 年1回(10月)の定期見直し+上場廃止や鞍替え退出、IPOは翌月末追加等。
- マザーズ指数の後継として2022年に誕生。
- ITやネット系、バイオとか新興企業が中心。
- 値動きは激しいが「次のスター企業候補」の宝庫。
■まぐのメモ
日経平均やTOPIXは「安定」「全体」を映すけど、グロース250は「これから伸びる会社」を集めた温度計って感じやな。
銘柄数が250じゃなくて283って聞いたときは「間違ってるんちゃう?」って思ったけど、IPO追加ルールのせいやってわかった。
長期投資では安定指数が基本やけど、日本の未来を映す鏡としてグロース250をチェックするのは面白い。
ニュースの背景を知ってるだけでも「今はIPOが多くて増えてるんやな」って見方ができるし、次の主役探しのヒントにもなると思ったわ。