グロース250は、東証グロース市場に上場する会社のうち250銘柄で構成される株価指数です。
2023年11月に、それまでのマザーズ指数から名前が変わりました。
計算方式は時価総額加重で、会社が大きいほど影響が大きくなります。
対象になるのは、これから伸びることを見込まれている会社です。
利益がまだ小さい会社や、赤字の会社も含まれます。
そのため、配当を出している会社はあまり多くありません。
この記事では、グロース市場がどういう場所か、日経平均やTOPIXと何が違うのか、なぜ値動きが大きいのか、そして高配当株とは何が正反対なのかを整理します。
📝 この記事でわかること
✅ グロース250=東証グロース市場の上位250銘柄で算出する指数
✅ 2023年11月にマザーズ指数から改称
✅ 対象は、これから伸びることを見込まれている会社
✅ 利益がまだ出ていない会社も含まれる
✅ 配当を出す会社は多くない
✅ 金利が上がると売られやすい


グロース市場って、要は新しい会社が集まってるとこやんな?





そういう位置づけやな。
「これから伸びる見込みがある」ことを条件に上場できる市場や。
今すでに稼げてるかどうかは、条件になってへん。
グロース250とは?これから伸びる会社の指数
東証は2022年4月に市場区分を見直し、プライム・スタンダード・グロースの3つに再編しました。
このうちグロース市場は、いま大きいことではなく、これから伸びる見込みがあることを条件にした市場です。
上場の基準も、他の2つとは考え方が違います。
利益が出ていることを求める代わりに、事業計画とその進捗を説明することが求められます。
だから、赤字のまま上場している会社も普通にあります。
グロース250は、その市場のなかから時価総額と売買のしやすさで上位250社を選び、時価総額加重で算出される指数です。
前身のマザーズ指数は1999年から続いていたので、数字としての歴史はそこから引き継いでいます。
| プライム | スタンダード | グロース | |
|---|---|---|---|
| 対象 | 大きな会社 | 中堅の会社 | これから伸びる会社 |
| 利益 | 出ている前提 | 出ている前提 | 赤字もありうる |
| 代表的な指数 | TOPIX | — | グロース250 |
配当を出さないのは、悪いことではない
グロース市場の会社は、配当を出さないことが多くあります。
利益が出ていない会社は当然として、利益が出ていても配当に回さない会社が多いためです。
理由は単純で、稼いだお金を次の投資に使うほうが早く大きくなれるからです。
人を増やす、設備を作る、新しい事業を始める。
成長の途中にある会社にとっては、配当より先にやることがあります。


つまり、グロース市場の会社を持つと、戻ってくるお金は株価が上がったときの値上がり益だけになります。
このサイトで書いている高配当株は、その正反対の位置にあります。
株価が上がらなくても、配当は毎年入ってきます。
どちらが優れているという話ではありません。
配当性向の記事にも書きましたが、配当を出さないこと自体は、成長に回している段階なら自然な選択です。
確かめておきたいのは、自分が求めているのがどちらか、というだけです。





配当が出えへんのは、やっぱり損した気にならへん?





目的しだいやな。
値上がりを取りにいくつもりで買うてるなら、配当は無くてもええ。
毎年お金が入ってくることを期待して買うたなら、話が合わへんことになる。
買う前にどっちなんかを決めとくほうが早い。
なぜ値動きが大きいのか
グロース250は、日経平均やTOPIXより値動きが大きくなりやすい指数です。
理由は3つあります。
| 理由 | 中身 |
|---|---|
| 金利の影響を受けやすい | 利益が先にある会社ほど、金利が上がると評価が下がりやすい |
| 売買される量が少ない | 大きな会社にくらべて、少ない資金でも値段が動く |
| 業種が偏っている | 情報通信やバイオが多く、その分野の風向きで全体が動く |
1つめが分かりにくいので補足します。
いま利益が出ていない会社の値段は、「将来どれだけ稼ぐか」を今の価値に引き直して決まります。
金利が上がると、この引き直しの目減りが大きくなります。
だから、利益が遠い先にある会社ほど下げやすくなります。
逆に金利が下がる局面では、同じ理屈で買われやすくなります。
この記事で扱っている金利との関係は、グロース市場を見るときにいちばん効く視点です。





金利が上がるとグロースが下げる、ってよう聞くけどそういう理屈なんか。





そこが分かると、ニュースの見え方が変わるで。
利益が先にある会社ほど、金利で目減りが大きくなるからな。
逆に、今きっちり稼いでる会社は影響が小さい。
2000年に9割以上下げている
前身のマザーズ指数は1999年に始まりました。
ちょうどインターネット関連の会社に資金が集まっていた時期で、指数は急騰しています。
そして2000年からのバブル崩壊で、9割以上下げました。
同じ時期にナスダックも8割近く下げていますが、新興市場の指数はさらに大きく崩れています。
その後も、金融緩和で買われた時期と、金利上昇で売られた時期を繰り返してきました。
上げも下げも大きいというのが、この指数の一貫した性格です。
「上がるときに大きい」だけを見て入ると、下げも同じ大きさで来ます。





9割下げるって、ほぼ無くなるのと一緒やん。





100万円が10万円になるということやからな。
そこから元に戻すには10倍にならなあかん。
こういう指数を持つんやったら、その幅を承知したうえでやることになる。
ここではグロース250を持っていない
グロース250に連動するETFがあり、少額から買えます。
ただ、このサイトで書いている運用には入れていません。
増やす側は全世界株のインデックス1本、受け取る側は日本の個別株30銘柄です。
理由は、これまでの指数と少し違います。
S&P500やナスダックのときは「比重を上げる理由が言えない」でしたが、グロース250の場合は目的そのものが噛み合っていません。
受け取ることを目的にしている側からすると、配当が出ない会社の集まりは、そもそも役割が違います。
増やす側で足すという考え方もありえます。
ただ、全世界株を1本持てば日本の会社もその中に入っているので、そこにグロース250を足すのは「日本の新興企業に賭ける」という判断を追加することになります。
その判断をする材料が自分にはありません。
そのうえで、この指数を見ること自体には意味があります。
金利が動いた局面でいちばん大きく反応するので、相場全体で何が起きているかを測る材料になります。
買うためではなく、読むために見る、という位置づけです。





持ってへんのに、なんで毎週見てるん?





金利が動いた週にいちばん大きく反応するからや。
グロース250が大きく下げてる週は、相場全体で何かが変わってることが多い。
自分の銘柄が動いてへんときでも、外で何が起きてるかの目印になる。
まとめ|受け取る側とは正反対の指数
グロース250は、これから伸びることを見込まれた会社の指数です。
利益がまだ出ていない会社も含まれ、配当を出す会社は多くありません。
戻ってくるお金は、株価が上がったときの値上がり益だけになります。
この記事のまとめ
・グロース250=東証グロース市場の上位250銘柄で算出する指数
・2023年11月にマザーズ指数から改称
・グロース市場は「これから伸びる見込み」を条件にした市場
・配当を出す会社は多くない(成長に回している段階だから)
・金利が上がると売られやすい
・2000年のバブル崩壊で9割以上下げている
・ここでは持っていない。
目的が噛み合わないため
まぐのメモ
グロース250は、こっちがやってることのほぼ正反対にある指数や。
受け取るために持ってるのに、配当を出さへん会社の集まりを買う理由がない。
それだけの話やから、良し悪しの評価はしてへん。
配当を出さへんこと自体は、悪いことやないと思ってる。
稼いだ分を次の投資に回してる段階なら、そのほうが筋が通ってる。
問題になるのは、受け取るつもりで買うたのに配当が無かったときや。
買う前に「どっちを取りにいくんか」を決めとけば、そこはずれへん。
そのうえで、この指数は見てはいる。
金利が動いた週にいちばん大きく反応するからな。
グロース250が大きく下げてる週は、相場全体で何かが変わってることが多い。
買うためやなくて、読むために見てる。
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よくある質問(FAQ)
Q1. グロース250と日経平均、どちらに投資すべきですか?
どちらか、という選び方やないと思う。
測ってるものが違うし、戻ってくるお金の形も違うからな。
値上がりを取りにいくならグロース250は選択肢やけど、受け取ることを目的にしてるなら噛み合わへん。
ここでは後者やから、どっちも持ってへん。
Q2. グロース250は今が割安ですか?
高いか安いかは、ここでは書かへんことにしてる。
書いた時点の水準やから、読んだときにはもう変わってるからな。
「過去の高値から大きく下げてる=割安」という言い方も、そのまま受け取らんほうがええと思う。
下げたままの状態が何年も続くことは普通にある。
Q3. グロース市場の会社は配当を出さないのですか?
出さへん会社が多い、というのが正確なとこやな。
利益が出てへん会社もあるし、出てても次の投資に回すからや。
もちろん出してる会社もある。
ただ、市場全体の性格として配当を期待して入るところやない。
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