■単元未満株って?

チャッピー、自分は高配当株をちょこちょこ買ってるんやけど、だいたい1株ずつ買ってんねん。
あれって「単元未満株」って言うんやんな?

そうやで。
1株とか10株とか、100株に満たない単位で売買できる仕組みやで。
1株単位で株をコツコツ買えるってスタイルやな!
少額からでも投資を始められるで。
■単元って?

単元未満株ってことは単元に足りてない株ってことやんな?
そもそも単元ってなんなん?

「単元」ってのは、株の売買での基本のまとまりやな。
日本の株はだいたい100株=1単元って決まってて、それが基本の売買単位になってるんよ。
通常の株式売買では「100株単位で買ってね」ってことやな。

なんで100株って決まってるん?

昔は会社によって1株、10株、100株、1000株とバラバラやってんけど、個人でも買いやすいように制度が整えられて、今はどの上場企業も100株に統一されてんねん。
2007年ごろからそういう流れが進んできて、2018年から100株で完全統一されたわ。
今はもうそれが当たり前やな。
■単元で買うと

でもそれって一株3,000円の株を買おうと思ったら100株で30万円かかるってことやんな?
しがないサラリーマンはそんなにまとめて買えへんで。

そこで登場するのが「単元未満株」ってわけやな。
最近は多くの証券会社で1株から買える単元未満株のサービスがあるで。
■単元未満株投資のメリット

単元未満株投資のメリットってどんなんがあるん?

いっぱいあるで!代表的なんはこんな感じや👇
① 少額から投資できる
1株ずつ買えるから、数千円とか1万円以下でもスタートできる。
「高配当株買いたいけど100株やと高すぎる…」ってときにもピッタリやな。
② 分散投資がしやすい
いろんな銘柄にちょこちょこ分けて買えるから、資金が少なくても分散しやすいんや。
例えば、30万円で30銘柄を1万円ずつ買って、セクターのバランスも調整できるで。
③ 景気敏感株とディフェンシブ株のバランスもとりやすい
まぐさんみたいに、高配当株の中でも「景気敏感株:ディフェンシブ株」を意識する人にはええ武器やで。
比率を自分で細かく調整できるからな。
④ 精神的ハードルが低い
「とりあえず1株だけ」って買えるから、最初の一歩が踏み出しやすいんよ。
いきなり30万円出すより、3,000円で始めるほうが気楽やん?
⑤ 配当もちゃんと出る
1株だけ持ってても、配当はちゃんともらえるで!
もちろん金額は小さいけど、「配当をもらう体験」ってけっこう嬉しいもんやで。

メリットめっちゃあるやん!

こんな感じで、単元未満株は「少額から投資したい」「分散したい」「気軽にやりたい」って人にピッタリやねん!
■デメリットは?

世の中いいことばっかりのことはないよな。
単元未満株投資のデメリットもあるんやろ?

そら、ええところもあれば気をつけたいところもあるわな。こんなんやで👇
① 売買タイミングが限定される
単元未満株って、リアルタイムで売買できへん場合が多いんよ。
注文を出しても、実際に約定するのは証券会社によって「1日1回」とか「決まった時間(前場、後場の寄り付き時、引け時とか)だけ」って感じになっとる。
だから、確実に思ってる値段で売買できるってわけじゃないんよ。
むしろ「この値段で売買したい!」が通らへんと思っててちょうどいいくらいや。
② 取引手数料が割高なこともある
証券会社によっては、1株あたりの売買やと手数料が割高になりがち。
「少額やのにコスト重っ!」ってなることもあるから、手数料体系はよう見といた方がええで。
③ 株主優待がもらえへんことがある
株主優待って「100株以上の保有が条件」とかやから、1株やと対象外ってパターンが多い。
優待狙いなら、ちゃんと条件をチェックやな。
④ 注文しても約定しないこともある
単元未満株は、通常の「板取引」じゃないから、細かい価格での売買は難しい。
成行注文で出してるのに約定しない場合もあるって注意書きがでてるな。
⑤ 名義が証券会社名になることがある(名義書換不可)
「株主総会の通知が来えへん」「議決権がない」みたいなデメリットもある。
配当はもらえるけど株主総会の通知は来ないってことや。
まぁ長期配当目的ならあんまり気にせんでもええかもやけどな。

単元未満株での取引である以上は、ある程度はしょうがない感じのデメリットやな。

つまり、単元未満株は「少額&分散に強い」けど、「自由度・機能面では制限あり」ってことやな。
特に「いつでも売れるとは限らん」って点は、初心者でもしっかり覚えといた方がええで!
■どの証券会社で単元未満株が買える?

どこの証券会社での単元未満株で買えばいいん?

基本的にはSBI証券か楽天証券がオススメやで!
これからガッツリ単元未満株を買っていこうとするならやっぱり手数料が安くて対象銘柄が多いSBI証券がオススメやな!
証券会社 | サービス名 | 注文方法・特徴 | 手数料・コスト | 積立 |
---|---|---|---|---|
SBI証券 | S株 | 成行注文。リアルタイム約定は不可 | 無料(手数料・スプレッドなし) | 積立可 |
楽天証券 | かぶミニ | リアルタイム/寄付取引、指値可能 | 無料(但しスプレッドあり 0.22%~) | 積立可 |
■NISA枠でも単元未満株は買える?

単元未満株ってNISA枠でも買えるん?

証券会社によって対応は違うけど、最近は単元未満株でもNISA対応が進んでるで。
SBI証券と楽天証券なら両方NISAの成長投資枠で買えるで!

NISA枠が余ってるなら積極的に使っていってもいいかもな。

NISAの非課税メリットを活かしながら、単元未満株でコツコツ投資できるのはめっちゃ強いで。
たとえば👇
- 「NISA枠はあるけど一気に100株買う資金はない」
- 「NISAを使いつつ複数銘柄に分散したい」
って人には1株ずつ積み上げていく戦略がほんまに現実的やと思うわ。
■NISAで単元未満株を買ったとき、配当も非課税になる?

NISAで単元未満株を買ったら、その配当も非課税になるん?

なるで!
NISA口座で買った株の配当金は原則「非課税」や。ただし、注意点がひとつあるんや。

え、なに?

それが「受取方法を“比例配分方式”にしておくこと」や。
比例配分方式ってのは、配当金を証券口座に直接入れてもらう方式のことやねん。
これを設定してないと、せっかくNISAで買っても配当金に課税されてまうんよ。

そんな落とし穴が…。

せやから、NISA口座を使うときは👇この2点をチェックしとくのが鉄則や!
- 配当金の受け取り方法が「比例配分方式」になってるか
- (なってなければ)証券会社のマイページから変更手続きすること
SBI証券も楽天証券も、マイページの「配当金の受け取り方法」から簡単に変更できるで。

了解や!ちゃんと設定してるか見直してみるわ!

NISA口座の非課税メリットをフル活用するなら、ここが抜けたらもったいないで〜!
■目指せ100株

自分は長期で配当狙いやし、優待や売買タイミングより「少額でコツコツ積む」ってスタイルやから、単元未満株での投資は合ってるな。

そういう目的やったら、単元未満株はめっちゃ相性ええと思うで。

よし!キリがいいから100株目指してコツコツ買おうか!
バランスは意識しながらやけど。
■まとめ
- 単元未満株とは、通常100株単位で買う株を「1株」から買える仕組み。
- 少額での投資や分散投資に向いていて、初心者にもハードルが低い。
- 1株でも配当はもらえるけど、株主優待や議決権などは対象外になることが多い。
- リアルタイムでの売買や指値注文ができないケースが多く、自由度には制限あり。
- SBI証券や楽天証券など、大手ネット証券なら単元未満株サービスが充実。
- NISA枠でも単元未満株は購入OK! 配当も非課税になる(※比例配分方式の設定が必要)
- 自分の目的に合った証券会社を選んで、少しずつ積み上げていくのがコツ!
まぐのメモ
自分は単元未満株でちょこちょこ高配当株を買ってるけど、
・資金が少なくてもいろんな銘柄に分けて買えるし
・セクターのバランスとか景気敏感株との比率も自分で調整できる
・数千円から買えるから精神的にもラク
っていう感じで、めっちゃ実感してるメリットが多いわ。
もちろん、株主優待がなかったり、思ったタイミングで売買できへんこともあるけど、
長期で配当目的なら全然気にならんし、「まず1株」っていうスタートが切りやすいのがほんまええなって思う。
最初は少しずつでも、コツコツ買ってたら気がつけば100株。
「優待もらえるようになった!」みたいな目標にもなるし、積立投資にも活かせるで!
NISAとの相性もええから、これからも活用していきたいな!
一緒に頑張っていこか!