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【お金の言葉 #061】一目均衡表ってなんやろ?

お金の言葉

■一目均衡表って?

まぐ
まぐ

チャッピー、一目均衡表(いちもくきんこうひょう)って聞いたことあるけど…なんかチャートがゴチャゴチャしてて意味わからん(笑)

チャッピー
チャッピー

たしかに見た目はごちゃついとるな(笑)
でもな、これは日本発祥のテクニカル指標で、一目山人(いちもくさんじん)さんっていうペンネームの人が考えたんや。
「相場の均衡が“一目で”わかるように」ってことで一目均衡表を作り上げたんや。完成までなんと7年もかけたらしいで!

まぐ
まぐ

ええ〜、7年!?めっちゃ情熱注いでるやん!

チャッピー
チャッピー

せやねん。当時の新聞連載でこの指標を紹介して、そこから広まったんや。
今でも世界中のトレーダーが使ってるってすごいやろ?

まぐ
まぐ

ほんまやな…。
日本生まれの指標が世界で使われてるって、ちょっと誇らしいわ!
でもどこを見たらええのかわからへん…。

■5本の線ってなんなん?

チャッピー
チャッピー

一目均衡表には、5つの線があるんや(日足の場合)👇

  • 転換線(9日間の中間値)
  • 基準線(26日間の中間値)
  • 先行スパン1(転換線と基準線の平均を26日先に描く)
  • 先行スパン2(52日間の中間値を26日先に描く)
  • 遅行スパン(当日の終値を26日前に描く)
まぐ
まぐ

数字いっぱい出てきたけど…全部日数が入ってるな。
これまで見てきた指標にはないパターンや。

チャッピー
チャッピー

せや!「時間」も重視してるのが一目均衡表の特徴や。
ちなみに、「先行スパン1」と「先行スパン2」でできるゾーンを「雲(くも)」って呼ぶで。

■雲ってどう見るの?

まぐ
まぐ

その「雲」って何を意味してるん?

チャッピー
チャッピー

雲はな、“価格の分厚い壁”みたいなもんや。

  • ローソク足が雲の上にある → 上昇トレンド
  • ローソク足が雲の下にある → 下降トレンド
  • ローソク足が雲の中 → 方向感がない・もみ合い

やから、「雲を突き抜けた!」ってときが転換のサインになることがあるんや。

まぐ
まぐ

なるほど!雲の位置でざっくりトレンド見れるんやな。

■雲の“厚み”が意味ある?

まぐ
まぐ

そういや、雲がぶ厚いときと薄いときあるけど、あれって意味あるん?

チャッピー
チャッピー

あるある!雲が分厚い → 抵抗が強いってことや。
上昇トレンド中に分厚い雲を下抜けようとしたけど止められた…みたいな場面、よくあるで。
逆に雲が薄いと、トレンドが簡単に転換することもある。

まぐ
まぐ

ちょっとまとめてもらえる?

チャッピー
チャッピー

雲はな、ローソク足が雲の下にいるときは、雲が上値の壁=抵抗線になるし、
雲の上にいるときは、雲が下値の支え=サポートラインになるんや。
つまり、こういう感じや👇

  • 上昇中で雲の上にいるとき:「下がっても雲で反発しやすい」=サポートライン(下値の支え)
  • 下降中で雲の下にいるとき:「上がっても雲で止まりやすい」=抵抗線(上値の壁)

それに、雲が分厚いほど跳ね返されやすいし、雲が薄いと抜けやすいってイメージで考えたらええで!

■線のクロスも重要?

まぐ
まぐ

一目均衡表でも移動平均線のクロスみたいに、なんかサインってあるん?

チャッピー
チャッピー

あるで!たとえば👇

  • 転換線が基準線を上抜け → 買いシグナル
  • 下抜け → 売りシグナル

それに、遅行スパンって線が、ローソク足を上抜けるか下抜けるかも注目ポイントや!

まぐ
まぐ

シグナルが何個もあるから、ちょっと複雑やな…。

チャッピー
チャッピー

せやけど、そのぶんダマシも減るって考えたらええで!

■三役好転って?

まぐ
まぐ

一目均衡表で「三役好転(さんやくこうてん)」ってのも聞くけど、今まで説明してくれた事?

チャッピー
チャッピー

おっ、ええとこ突くな!
その通り「三役好転」っちゅうのは、一目均衡表で出る強い買いサインのことやで。
その「三役」っていうのはこの3つの条件を指すんや👇

三役好転の条件

項目内容サインの意味
① 転換線が基準線を上抜ける短期線が中期線を上回る上昇の兆し(短期的に強い)
② 遅行スパンがローソク足を上抜ける現在の価格が過去より高い相場に勢いがある
③ ローソク足が「雲」を上抜ける抵抗帯を突破した強い上昇トレンド入りの可能性
まぐ
まぐ

なるほど、3つの“役”がそろったら「好転」ってわけやな!

チャッピー
チャッピー

そうそう、それを“三役好転”って呼ぶんや。
逆に、下落サインが3つ重なった状態を「三役逆転(さんやくぎゃくてん)」って言うで。

■三役好転が出たら買いや!?

まぐ
まぐ

ってことは、三役好転が出たら買いってこと?

チャッピー
チャッピー

せやけど、ここが大事や。
「三役好転=絶対上がる」わけちゃうで!
たとえば…

  • すでに株価が上がりすぎてるタイミングで出ることもある
  • レンジ相場ではダマシも多い
  • 他の指標が逆方向を示してることもある

やから、「出たから買いや!」やなくて、トレンドの後押しや“補助材料”として見るのがええで!

■長期投資でも見といた方がええ?

まぐ
まぐ

長期投資やと一目均衡表って使いにくそうやけど、どうなん?

チャッピー
チャッピー

いやいや、週足や月足で雲を見てみると、「長期トレンドの地合い確認」にはちょうどええんや。
「今って地合い強いか?下落トレンド終わりか?」とか、エントリータイミングの目安にもなるで!

■一目均衡表だけで判断していいん?

まぐ
まぐ

なんか線もいっぱいあるし、これだけ見て売買決めても大丈夫なんかな?

チャッピー
チャッピー

気持ちはわからんではないけど、一目均衡表だけで判断するのは危険やで!
たしかに「雲を抜けたら買いや!」とか「三役好転やからチャンス!」みたいなサインはあるけど、相場ってのは単純やないからな。

まぐ
まぐ

たしかに…他の指標とかニュースとかも見んとあかんよな?

チャッピー
チャッピー

その通り!
RSIやMACD、移動平均線とかの他のテクニカル指標、あとは出来高とか企業の業績、金利の動向とかも総合的に見てこそ、ええ判断ができるんや。
一目均衡表もあくまで「補助的なサインのひとつ」やと思って使うのがええで!

■まとめ

  • 一目均衡表(いちもくきんこうひょう)=日本発祥のテクニカル指標で、相場のトレンド・勢い・タイミングを“ひと目で”判断するために作られた。
  • 5本の線(転換線・基準線・先行スパン1/2・遅行スパン)で構成
  • 「先行スパン1と2の間」が“雲”=将来のサポートライン・レジスタンスラインとして機能しやすく、相場の“ねじれ”や“厚み”が注目ポイント
  • 雲の上→上昇、下→下降、雲の中→もみ合い
  • 線のクロスや遅行スパンもシグナルに
  • 雲の厚みが「反発しやすさ」の目安になる
  • トレンド判断に使えるサインの一つが三役好転
    • 転換線が基準線を上抜ける(ゴールデンクロス的な動き)
    • 遅行スパンがローソク足を上抜ける
    • 現在の価格が雲より上にある
  • 逆に三役逆転(売りサイン)もある
  • 週足・月足で“相場の地合い”を見るのに便利
  • だましのシグナルもあるので、一目均衡表「だけ」で判断するのは危険

まぐのメモ

一目均衡表って、最初は“線多すぎ!”って思ったけど、意味が分かってくると意外とおもろいな。

特に“雲”の存在感がすごくて、サポートやレジスタンス(抵抗線)として使えるってのは実感あるわ。

“先行スパン”が未来に描かれてるのもユニークやし、“相場のバランス(均衡)”をひと目で見ようっていう発想が日本人らしいと思った。

あと、三役好転(転換線↑基準線、遅行スパン↑ローソク足、ローソク足↑雲)って名前がカッコよくてつい信じたくなるけど、他の指標とあわせて確認するのがやっぱり大事やな。

見た目が派手な分、“だまし”や“出遅れサイン”にも注意せなあかん。

一目均衡表で週足・月足の雲で地合いを見る。でも一目均衡表だけで判断せず、RSIやMACD、移動平均線とかとセットで見る意識を持って使っていきたい!

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