■内部留保ってなんなん?

チャッピー、「内部留保」ってたまにニュースとかで聞くけど、なんか悪者みたいに言われてへん?

たしかに、よく「企業は内部留保をため込みすぎや!」とかって言われとるな〜。
でも実際は、内部留保=悪ってわけでは全然ないんやで。

そうなん?
そもそも内部留保ってなんのことなん?

ざっくり言うと、会社が稼いだ利益のうち、株主に配当せずに“会社の中に残しておくお金”のことやな。

総還元性向が高い会社は「たくさん返してる」ってことやったけど、
内部留保は「返さずに残してるほう」ってことか。

そうそう、まさに“裏側の考え方”やな!
■内部留保って悪いことなん?

でも、返してくれへんって聞くと「株主軽視ちゃうの?」って思ってまうんやけど…

気持ちはわかるけどな、内部留保って別に“ため込み”たいわけやないんよ。
ちゃんと目的があって残してるお金なんや。

目的…?
■内部留保はなにに使われるん?

たとえばやな:
- 設備投資(新しい機械や工場つくる)
- M&A(他の会社を買う)
- 研究開発(新商品を作るため)
- 借金の返済
- 景気が悪くなったときの備え
こういうもんに使われることが多いねん。

なるほどな〜。
“未来のための投資”とか、“万が一のための備え”って考えると悪いことちゃうな。

その通り!
「ちゃんと使い道があって残してるかどうか」がポイントやで。
■ためこみすぎるとどうなん?

でも実際、内部留保がすごく多い企業って「なんで出さへんねん!」って言われてるやん?

せやな。それは“ためこみっぱなしで使い道も説明しない”からやな。
- いつまで経っても還元が少ない
- 成長投資もしてない
- お金を眠らせてるだけ
こんな状態やと、「それ株主に返してや!」って声が出てくるんよ。

たしかに、それは納得やな。

内部留保=悪じゃなくて、「使い道が見えへんこと」が問題ってことやね。
■たとえ話:家計で考えてみよう

なんか例え話で整理できんかな〜。

おっしゃ、家計でたとえるとこうや!
- ボーナスで10万円もらったとする
- 家族にプレゼント(配当)で2万円
- 残り8万円を全部ためこむのが“内部留保”

なるほどな。
でもそれで将来の旅行代とか子どもの教育費に使うんならええけど、
何に使うかも言わずにタンスに入れてるだけやったら、文句も出るわな(笑)

せやねん。「ためる=悪」ちゃうけど、「何に使うん?」って疑問にちゃんと答えてほしいってことやな!
▼まとめ
- 内部留保とは、会社が稼いだ利益のうち、配当などで返さずに会社の中に残したお金
- 設備投資や研究開発、借金返済、不景気への備えなどに使われる
- 総還元性向の“裏側”にある考え方で、「返さない=悪」ではない
- 問題なのは、「使い道を示さず、ためこみっぱなしにしてる」状態
- 大事なのは、還元と成長投資のバランス+透明性のある説明
まぐのメモ
内部留保って聞くと、なんか「ためこんでてケチ」みたいなイメージがあったけど、
実際は“未来のために取っておくお金”って考えると、めっちゃ健全なことなんやなって思った。
もちろん、配当として返してくれるのもありがたいけど、
会社がちゃんと投資して成長してくれることも、長期的には株主の利益につながるんやな。
「ためこみすぎ=悪」じゃなくて、「使い道が見えへんとアカン」ってことを理解しときたい。
投資するときは、内部留保の大きさだけやなくて、それが“どう使われてるか”にも目を向けていきたいで!