■iDeCo(イデコ)って

チャッピー、iDeCoってよく聞くけど、なんか老後の制度って印象やん?
おれは60歳まで引き出されへんのがネックで使ってないねんけど、制度としてはええと思うんよな。

せやねん!iDeCoは一言で言えば「自分で作る年金制度」やねん。
■ iDeCoの基本

- 毎月お金を積み立てて、60歳以降に年金or一時金で受け取る
- その間の運用益は非課税
- 掛金は全額所得控除されるから、節税にも◎
- 受取時は退職所得控除等が使えて優遇(非課税ではない)

自分年金専用ののNISAみたいなもんなんやな。
でも受取時に課税されるからちょっと違うけど
■ iDeCoが使える人と掛金の上限(2025年度改正後)

iDeCoの掛金上限は、職業や年金制度の加入状況によって異なるから注意してや。
2025年度の改正で以下のように引き上げられてるで
区分 | 月額上限 | 年額上限 | 備考 |
---|---|---|---|
自営業者・フリーランス・学生 | 75,000円 | 900,000円 | 国民年金基金の掛金と合算で上限 |
会社員(企業年金なし) | 62,000円 | 744,000円 | 企業年金がない場合 |
会社員(企業年金あり) | 62,000円 | 744,000円 | 企業年金や企業型DCの掛金額を差し引いた範囲内で上限 |
公務員 | 54,000円 | 648,000円 | 企業年金等の掛金を差し引いた範囲内で上限 |
専業主婦(主夫) | 23,000円 | 276,000円 | 第3号被保険者。上限は変更なし |
※会社員や公務員で企業年金(企業型DCやDB)がある場合は、その掛金額を差し引いた分がiDeCoで拠出できる上限となります。
※自営業者やフリーランスは、国民年金基金の掛金とiDeCoの合計で上限が決まります。

めちゃパターン分けされてるから、もしiDeCoを始めようと思ったら自分はその時どこの条件に当てはまるか、そもそもできるのかを含めてチェックしないとあかんな。
■ 企業型DCとの違いって?

うちの会社で企業型DCってのを導入してるんやけど、iDeCoとは別なん?
内容 | iDeCo(個人型DC) | 企業型DC(企業型確定拠出年金) |
---|---|---|
誰が入る? | 個人が任意で加入 | 会社が導入し、社員が加入 |
掛金を出すのは? | 自分自身 | 会社(+マッチング拠出で本人も可能な場合あり) |
掛金の上限 | 職業や企業年金の有無で変動 | 会社が制度設計(最大55,000円) |
投資の指示 | 自分で運用先を選ぶ | 社員が自分で選ぶ(同じ) |
引き出せるのは? | 原則60歳から | 原則60歳から(同じ) |
節税効果 | 所得控除・運用益非課税・受取時も控除あり | 所得控除なし(会社負担)・運用益非課税・受取時控除あり |
メリット | 節税できる・誰でも使える | 会社が積立してくれる・自動で貯まる |
デメリット | 自腹・60歳まで引き出せない | 転職時に移換手続きが必要・制度が会社次第 |

企業型DCは会社が準備した証券会社でしかできへんから、選べる投資商品が微妙なこともあるで。いい商品があるか確認してから始めてもいいかも。
iDeCoもどこの証券会社で始めるかで取り扱っている投資商品が違うから、いつもおすすめしているSBI証券、楽天証券で始めるのがいいで!

iDeCoと企業型DCとは名前と細かいところは違うけど、大枠では似たようなもんって認識で良さそうやな!
■ iDeCoとNISAの違いざっくり

最後にiDeCoとNISAとの違いもみてみよう!
項目 | iDeCo | NISA |
---|---|---|
引き出せる時期 | 60歳まで引き出せない | いつでもOK |
節税効果 | 所得控除・運用益非課税 | 運用益非課税のみ |
対象商品 | 一部の投資信託・定期預金など | 金融庁が選んだ投資信託 |
利用目的 | 老後資金 | 資産形成(中長期) |

やっぱり60歳まで引き出されへんのはiDeCoのネックやな。
あと受取時の課税は無視できへんな。
でも手元にあったらついお金を使ってしまうから、簡単に引き出されへんくらいがちょうどいいとも考えられるか!
▼まとめ
- iDeCoは「節税しながら老後資金をつくれる」制度
- 掛金の上限や加入可否は職業・企業制度によって違う
- 企業型DCがあるとiDeCoが使えないこともある
- 60歳まで引き出せない点には注意!
- 受取時は優遇はされるけど非課税ではない
まぐのメモ
iDeCoは「老後資金をつくるための節税制度」って覚えといたらええかもな。
- ・毎月の掛金が所得控除される=税金が安くなる
- ・運用益も非課税やけど、60歳まで引き出せない
- ・職業や企業制度によって掛金の上限が違う
個人で積立するぶんにはNISAの方が自由度高いけど、老後のためにガチッと貯めときたい人にはiDeCoもアリやと思うで!